2021.11.11

3000円でできる冬でもぽかぽかブルーシートテント!パスファインダー/【昭文社キャンプ部員のギア紹介Vol.4】

冬を間近にどんどん寒くなってくる今日この頃、キャンプブームと言えど、さすがにそろそろアウトドアはキツイなぁと思っている方も多いのではないでしょうか? それもそのはず、冬キャンともなると、防寒が最大最優先のポイントになりますから、当然荷物が多くなります。テントだってペラペラのものじゃ心もとないし、着るものは枚数も嵩も増えちゃいますよね。シュラフも低気温対応のお高いヤツが出来れば欲しいし・・・う~ん。 という時に、救世主となる!・・かどうか分かりませんが、幕内保温性抜群(しかも激安)のテントを昭文社キャンプ部のBOSSが紹介してくれました。Youtubeに動画もアップしていますので、こちらもご覧くださいませ!

著・編集部マスキ

 

今回のテントももちろん、おなじみのブルーシート!


以前、ブルーシートの男前テント「ステルス張り」をご紹介していますが、今回は入口をフルクローズできる「パスファインダー張り」の解説になります。 必要な道具は ■3.6×3.6mのブルーシート1枚 ■ポール×1本(できれば2本ほしい) ■長めのロープ×1本(4m程度あれば十分) ■ペグ×10本程度 あとはカスタム次第で足してください。冬キャンは現実的には地面からの冷気がきついと思うので、グラウンドシート的なものがあるとなお良いと思います。

BOSSによる解説スタート(詳しくは動画も参照ください)

なんだかんだでギア紹介も第4回。テント5つ目です。

必要な道具。

どうでもいいですがこの日、チャンネル開設以来10本目にして初めて晴天となりました。(どんだけ雨男!?)

ブルーシートの「パスファインダー張り」、いざ設営へ


では実際にたてていきます。 まずはブルーシート(以下ブルシ)を広げます。テント設営では当たり前のことかもしれませんが、入口をどの方向に持ってくるか、きちんと考えて広げましょう。それと、各ハトメの部分にはあらかじめ短いロープなどでリングを作り付けておきましょう。ペグダウンしたり、引っ張って固定したりするときに使うので。 シートを広げたら、後方(お尻側)の3点をペグダウンします。 次がやや特殊ですが、入口側の前方2か所にペグを打っておきます。ペグだけです。位置は仮打ちなのでさほど神経質になる必要はありません。あとで調整できます。

お尻側の3点

入口側の2点

ポールを立てたらテントの形が


次にポールを入口側シート、中央のハトメに差し込んで立ち上げます。この時ポイントとなるのが、ブルシ入口側の辺の端にあるハトメから出したロープの輪っかをポール下部につなげてポールの高さを調整すること。これによりフルクローズできる入口が作れます。 次に立てた入口ポールを、先に打ち込んでいたペグに通して固定します。

ポールを立てます

立てたポールの下部と、シートの端を合わせます

調整が出来たらロープで固定

仕上げの調整


あとは入口脇をペグダウンして確定させます。この時、幕内の床形状が長方形になるように位置を決めます。 その後、イカのエンペラのようにはみ出している部分を中に折り込んでしまえば、完成です!

目安となるのはお尻側のペグ

余った部分を放っておくと風でバタつく可能性があるので折り込んでおきましょう

で、完成!

補足:後部にもポールを投入すると、室内空間を拡張できます


この完成状態だと、横から見て三角形のテント。後部がやや窮屈に感じます。そこで、もう一本のポールで後ろを支えてやれば、だいぶ空間が広くなります。 この状態で、片側にコットを入れ、そのコットの上に小型のテントを置いたりすると、より暖かい空間が作れます。カンガルースタイルですね。またそれをしたとしても、未だ幾分空間にゆとりがあるので、荷物を入れるのも問題なくできますよ。 暖かく、手軽に、お安く作れるブルシのパスファインダー張り、皆さんもお試ししてみてはいかがでしょうか! 次はどんな張り方が登場するでしょうね。お楽しみに

後部に入れたポールにより、空間が拡張可能

コットを突っ込んでいます

さらにその上にテントを乗っけてます。若干窮屈ではありますが、身動きは取れるし、なによりあったかいんですよね

ブルシの張分けバリエーション、あとどれくらいあるんでしょうね

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