2021.12.24

ツーリングマップル2022年度版の取材・撮影で使用した車輌&ウェア&用品類【関西編】

今年のツーリングマップル関西の表紙撮影&実走取材で使用した車輌&ウェア&用品類を紹介します。 ※掲載の情報は2021年12月現在のものです

著・滝野沢優子・フィネス/ 撮影・治武靖明

【車輌インプレッション】KAWASAKI MEGURO K3


何と言っても風景を映し出す銀鏡塗装のタンクがイケてる!黒いバイクは撮影が難しいと常々言っている治武カメラマンも、これは写真映えすると、絶賛。 乗ってみた感想は、W800もそうだったが、MEGURO K3もWシリーズのスペシャルバージョンということで、同様に乗りやすい&疲れない。広めのハンドルのおかげか、ライディングポジションも見た目より無理がなく、厚めのシートで長距離でもお尻が痛くならなかった。 取り回しの時も車体重量があまり気にならないし、Uターンもへっちゃら。リアシート下のフレームにフックもあって、荷物を積みやすいのはツーリング派にはうれしい。 また、グリップヒーターが標準装備で、 「今日はやけにグリップが熱いなー」 と思ったら、知らないうちにスイッチオンしていた、ということもあった。 燃費は22~25km/l、タンク容量は15lなので、航続距離はもう少しあってもいいかな。 今回の取材では、昔メグロに乗ったことがあるというご年配の方や20代の若い人からも何度となく声を掛けられて、あちこちで「カッコイイ!」と言われて気分もアゲアゲ。ライダーがもっとスリムで髪の長い美女だったら、絵になったのでしょうが…。MEGURO K3さん、ごめんねごめんねー。

KAWASAKI MEGURO K3


W800をベースに、往年の名車「メグロ」を再現したコメモラティブモデル。安全な運転をサポートしてくれる、アシスト&スリッパー®クラッチ、ABSユニットを搭載していて、ETC2.0車載器とグリップヒーターも標準装備している。 <主な仕様> メーカー希望小売価格=132万円 全長2190×全幅925×全高1130mm/シート高790mm/車両重量=227kg 総排気量=773cc/燃料タンク容量=15ℓ/最高出力=38kW(52PS)/6500rpm

クラシカルなスタイルでブラックのボディに銀鏡塗装タンク、各部のクロムメッキパーツの組み合わせがじつに美しい

タンクのエンブレムはアルミの立体成型。熟練した職人が手作業で5色に塗り分けたこだわりのパーツ

赤く縁取ったベベルギヤカバーのリングが印象的なパワーユニットは空冷のバーチカルツイン

スピードメーターとタコメーターが独立している二眼タイプのメーター。各種インジケーター、液晶パネルも装備

身長160㎝(足長め)の私でも足付きは問題なしでした

【ヘルメット、ウェアインプレッション】アライヘルメット VZ RAM/ゴールドウイン Roadbook Jacket他


ヘルメットは頭を包み込むフィット感がバツグンで心地よく、軽量だから長時間被っていても疲れないし、エアスルーで蒸れ知らず。モダングレーのカラーも、クラシックなMEGUROにぴったりだった。 ウェア類はゴールドウインでした。 ジャケットは見た目よりも着用感が軽く、体にフィットしすぎないので動きやすい。腕のエアインテークや背中のベンチレーションのおかげで残暑厳しい中でも快適だった。デザインがシンプルなので、どんなバイクにもマッチするし、流行に左右されないのもいいかな。プロテクターが目立たないので街着としても違和感なし。防水性もあり、ちょっとくらいの雨ならレインウエアいらずでした。 パンツは伸縮性のある生地でライディング時も、バイクから離れて歩く時もストレスフリー。膝のプロテクターの出し入れも脇のジッパーでラクラク。プロテクターの取り外し、普通のパンツだとけっこう面倒なのでこれはありがたいシステムでした。ジャケット同様、アウトドアウエアやタウンユースにも重宝する。 シューズは軽くてとにかく履き心地がバツグン。インナーのクッション性がいいのか、バイクを降りて歩くときも跳ねるような軽快な感覚。足首までしっかりホールドされていて安全性もバッチリ。そのまま軽登山にも行けちゃう!? グローブは柔らかいヤギ革で、手にフィットする感覚が心地よく着脱もしやすい。スマホ対応なのもありがたい。アンチバイブレーションはあまり実感はできなかったが、ロングセラーなのが納得できる逸品。

アライヘルメット VZ-RAM(モダングレー)


安全を追求した滑らかなフォルムをVASシステム採用で実現したオープンフェイスモデル。大型のディフューザーやエアダクト、エコピュアー内装採用など快適装備も充実している。

VAS-Zシールドシステム採用で従来よりもシールド取付け部分が下に下がり、ヘルメット側頭部は衝撃をかわしやすい滑らかなフォルムに

後側にはエアロスタビライザーと熱気を排出するサイドダクトを装備

ゴールドウイン GWM Roadbook Jacket(ネイビー)


2021年の秋冬シーズンから発売開始された新しいカテゴリー「HEAVY DUTYシリーズ」のジャケット。着用感や軽量性を重視したフード付きのジャケットで、別売りのインナーが取り付けできるから幅広いシーズンで着用ができる。肩、肘、背中、胸にプロテクターを標準装備している。

車種やシーンを選ばないデザインで、可動性の高いカッティング。表地には伸縮性に優れたPrimeflex素材、裏加工には防水透湿に優れたDERMIZAXを使用

フード付きで背中にはベンチレーション機能を装備している

上腕部にもエアーインテークが付いている

ゴールドウイン GWM Wind Block 6Pockets Pants(ストーンベージュ)


名前の通り、6カ所のポケットによる優れた収納力が特長のパンツ。表地に伸縮性に優れたPrimeflex素材を採用しているので足を動かしやすく、裏加工には防水透湿に優れたDERMIZAXを使用して防風効果も備えている。膝にプロテクターを標準装備。

バイクだけではなく普段使いやアウトドアシーンでも違和感なく穿けるシンプルなデザイン

生地はしなやかな素材でライディングの妨げにならない

膝のプロテクターを外部から脱着できるのが便利

ゴールドウイン アンチバイブレーションレザーショートグローブ(ブラック)


撥水加工が施されたゴートレザーを使用したグローブで、裏地はメッシュ素材。掌部にアンチバイブレーションパッドを装備している。スマートフォンの操作も可能。

脱着しやすいショート丈のグローブ

ゴールドウイン Gベクターライディングシューズ(キャメル)


Gベクターブーティー採用で、防水透湿性の高いハイカットタイプのライディングシューズ。町歩きでも違和感なく履けるカジュアルなデザインで、アッパーにはメッシュ素材を採用して蒸れを軽減。

両つま先には牛革のシフトガード、足首には結んだシューレースが車体などに引っかからないように収納できるシューレースホルダーを装備