2022.05.24

"裏"ツーリングマップル!? -地図に載せきれない・載せられない取材ネタ- Vol.4 ツーリングマップルに掲載するには大きすぎる?ビッグスケールの「瀬戸内国際芸術祭」

ツーリングマップルでは、毎年各エリアの取材担当がバイクで実走取材を行っています。取材は春から秋にかけて合計で約30日間ほど行われ(準備期間を含めるともっと日数をかけています)、その中で、担当者はいろいろな情報を入手します。しかし実際に地図上に載る情報は、その中のごく一部にすぎません。ツーリングマップルは本なので、スペースに限りがありますし、すごくおススメなんだけどたくさんのお客さんが一度にくると対応できない施設や、いつやめるか分からないお店なども…。そんなさまざまな事情で紙面に載せられなかった情報を、今回”裏”ツーリングマップルとしてご紹介していきます。 今回は中国四国担当の博田さんから、誌面への掲載が難しい「大規模イベント」を紹介します。

著・博田巌

【スケールが大き過ぎて誌面で紹介できない「瀬戸内国際芸術祭」】


「海の復権」をテーマに2010年から3年に一度、おもに岡山県宇野港と香川県高松港から船で向かうことの出来る、12の島々で開催される「瀬戸内国際芸術祭」。 過去にも私のコラムで何度か紹介したことがあります。3年ごとの開催で、会場は広く分散し、またバイクでのツーリングには向かない小さな島々も多くて、なかなかツーリングマップルでは紹介しにくいイベントなのですが、5回目となる「瀬戸内国際芸術祭2022」が4月14日に開幕しました。今回は春(4月14日~5月18日)、夏(8月5日~9月4日)、秋(9月29日-11月6日)の分散開催です。

読むだけでも楽しい”瀬戸芸”公式ガイドブック

4月14日に開幕した瀬戸内国際芸術祭2022。周辺地域ではいたるところに開催を知らせるディスプレイが

前回の開催で印象に残った沙弥島会場の作品です

土庄港「太陽の贈り物」

「瀬戸内国際芸術祭」は12の島で開催しています


作品が展示されている12の島は下図の島々。どの航路を利用してどの島を回るか、予定を立てるのも楽しいですね。全制覇したいところですが、地元でない方には難しいかな…?

12の島々。瀬戸芸きっかけにのんびり島旅はどうですか

【芸術鑑賞とツーリングをセットで楽しむなら小豆島へ】


会場のひとつ、瀬戸内海で2番目に大きい小豆島は「瀬戸芸」作品巡りと瀬戸内の島ツーリングが楽しめる島です。見どころ満載の島なので、この機会にぜひ訪ねてみたいおススメスポットなのです。小豆島の作品は常設展示が多いので、開催期間外でもアートを楽しめるのが魅力です。 会場にもなっている宇野港・高松港からのフェリーの便数も多く「寒霞渓(かんかけい)」に「エンジェルロード」「二十四の瞳映画村」など見どころも多いですね。特産の醤油やもろみを使ったひしお丼やそうめんなど、島グルメも豊富、現代アート巡りと素敵な瀬戸内の島旅を楽しみましょう。私も公式ガイドブックを見ながらどこを巡ろうかその日を楽しみにしています。

オリーブ畑の中の愉快な立体作品「オリーブのリーゼント」

二十四の瞳映画村

小豆島オリーブ公園のギリシャ風車(ここは道の駅でもあります)

ひしお丼に小豆島そうめん。美味しい島グルメも楽しめる!

ツーリングマップルには情報が満載!


さてさて今回は、載せきれない情報のご紹介でしたが、もちろん”表”のツーリングマップルにも素敵な情報がたくさん載っていますよ! ぜひ2022年度版のツーリングマップル中国四国を使って記憶に残る本物の旅を見つけてくださいね!

左:通常版(税込¥2,200) 右:R版(税込¥3,300)