2022.09.06

暑い夏は、涼しく知的にツーリング!おすすめミュージアム5選!~北海道編~

例年通りの猛暑が続いていますが、夏の日差しが堪らないときは屋内で過ごせるミュージアムや資料館などを巡るのもおすすめです。歴史や地形など、フィールドワークに生かせる情報を学ぶのも良し、芸術に触れるのも良し、いつものツーリングとは少し違う楽しみかたをしてみませんか。 第6回は小原さんから北海道エリアのおすすめ5スポットを紹介です

著・小原信好

【紹介スポットMAP】


 

1.レトロスペース・坂会館(札幌市)【北海道昭和レトロの聖地】


道民なら誰でも知っている(?)「しおA字フライ」という名のビスケット。明治創業の北海道の老舗「坂ビスケット(坂栄養食品)」の商品で、65年以上のロングセラーをほこる商品だ。その坂ビスケットの工場内、売店横にあるのが、前社長がコレクションした、様々な昭和のアイテムを展示している私設博物館。昭和の生活用品からお色気グッズ(!)まで、その収集パワーには脱帽するばかり。 ツーリングマップル索引➡北海道23F-3

外観からしてすでにただならぬ雰囲気を醸し出している

昭和世代はもちろん、平成世代の若き旅人も楽しめるコレクションが満載!

しおA字フライ(引用:坂ビスケットWEBサイトより)

2.網走市立郷土博物館(網走市)【道内最古の博物館】


昭和11年(1936年)に開館した、「道内最古の」博物館。設計は北海道を代表する建築家・田上義也氏で、平成元年には国の登録有形文化財に登録された。オホーツク文化の資料を中心に展示しているが、やはり注目したいのは、建物の外観や、内部の螺旋階段、ステンドグラス、屋根などの造形美。戦前の洋風建築をたっぷりと楽しんでほしい。 ツーリングマップル索引➡北海道65G-1

中央のドームが特徴な雪国型造形の外観

建築好きなら是非とも訪れてみて

3.赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設(赤平市)【東洋一と謳われた立坑櫓を見学】


ここでは「旧住友赤平炭鉱立坑櫓」などの建屋内部を、元炭鉱マンのガイド付きで見学することができる貴重なツアーを開催している。常設展示場は入館無料だが、立坑櫓見学は有料で、午前と午後の2回行われる。見学時間は約90分。開館日など詳細はWEBサイトをチェックしよう。 ツーリングマップル索引➡北海道32G-1

ガイダンス施設より見る旧住友赤平炭鉱立坑櫓

閉山した当時のまま、時が止まっている建屋内部

4.THE DANSHAKU LOUNGE(七飯町)【「男爵いも」発祥の地】


「いも」をモチーフにした商品がズラリ!レストラン、テイクアウトコーナーでは男爵いもを使用したメニューが充実。アメリカから輸入した農耕具や家具、雑貨の他、日本初の蒸気自動車を店内に展示している。道の駅「なないろ・ななえ」に隣接。 ツーリングマップル索引➡北海道3F-2

いも型オブジェ型街灯。こういうのいいよね(笑)

洗練されたデザインの店内は「日本空間デザイン賞2019BEST100」に選出

5.稚内市北方記念館・開基百年記念塔(稚内市)【360度の大パノラマ展望の穴場絶景地】


稚内市、開基100年を記念し、昭和53年(1978年)に建設。海抜170mの丘に、80mのタワーが立つ。海抜240mに位置するガラス張りの展望台からは、礼文・利尻島、サロベツ原野、稚内市街、宗谷海峡、そしてサハリン(樺太)までをも眺望する。施設内にある「北方記念館」では、充実の樺太関係の資料で、稚内との交流の歴史、文化を学ぶことができる。 ツーリングマップル索引➡北海道65B-3

稚内公園の丘陵にそびえ立つ

見よ!この雄大な景色を!!