2022.10.28

秋にこそ訪れたい道の駅~東北編~

あちらこちらで秋の深まりを感じる今日この頃。秋の味覚や景観が楽しめたり、秋ツーリングの拠点にうってつけだったり、そんなこの時期にぜひ訪れてみたい道の駅をご紹介します。 第1回は東北担当の賀曽利隆さんのおすすめを紹介です。 ※2022年10月31日 一部画像を変更しました

著・賀曽利隆

【紹介道の駅MAP】


 

【道の駅しもごう】福島県南会津郡下郷町


東北の玄関口である白河から、甲子道路(R289)で甲子峠を越え、奥会津の下郷町に入ったところにある「道の駅しもごう」。 ここは奥会津の紅葉連山を一望できる道の駅だ。R289の「駒止峠」周辺の「駒止峠連山」や、R400の「舟鼻峠」近くの「舟鼻山」、さらにはR400の「博士峠」北の「博士山」も見える。峠と絡めて山を見られるのがすごくいい。紅葉の山並みを眺めながら、会津名物「会津地鶏親子丼」を食べよう。 ツーリングマップル索引➡東北8D-2/関東甲信越90D-2

R289沿いにある「道の駅しもごう」

道の駅から見える、奥会津の連山の案内板

道の駅しもごうの名物の一つ「ブルーベリーソフト」もおすすめ

こちらは会津名物「会津地鶏親子丼」

R289はワインディングの快走路だ!

道の駅しもごうと併せて「秋」を楽しめる周辺スポット


道の駅しもごうからR289で約30km先にある白河市では、南湖公園(ツーリングマップル東北9A-5/関東甲信越91A-5)できれいな紅葉が見られる。 湖畔の茶店で名物の「南湖だんご」を食べながら紅葉狩りをしよう。南湖越しに那須連峰の雪山も見られる。 白河からR289で甲子峠へ進む。阿武隈川の源流沿いに、甲子温泉の一軒宿「大黒屋」(ツーリングマップル東北8F-3/関東甲信越90F-3)があるが、ここの混浴大岩風呂の湯はすごくいい。甲子峠周辺の紅葉も見事だ。 下郷から県道131号→県道346号→R400で行く舟鼻峠周辺の紅葉も素晴らしい。奥会津ではあちらこちらで紅葉狩りを楽しめる。

白河の南湖公園の紅葉

南湖公園の「南湖だんご」

甲子(かし)温泉「大黒屋」の混浴大岩風呂

R289の旧道から見る阿武隈川源流の紅葉

R400の舟鼻峠近くの紅葉

【道の駅たかのす】秋田県北秋田市


秋田県北秋田市、八幡平や男鹿半島などへの中継地点に位置する「道の駅たかのす」。R7とR105の交差点近くにある。 秋になると無性に鍋を食べたくなるが、ここでは「比内地鶏きりたんぽ鍋」を食べられる。汁をたっぷり吸った、熱々の「きりたんぽ」は最高!「世界一の大太鼓」も圧巻だ。 ツーリングマップル索引➡東北83F-6

R7とR105の交差点近くの「道の駅たかのす」

名物「比内地鶏きりたんぽ鍋」。秋旅では鍋を食べたくなる

汁をたっぷり吸った熱々の「きりたんぽ」

道の駅 たかのすの「大太鼓の館」を見学。ここでは世界一の大太鼓を見る

これが世界一の大太鼓。直径3.7m、重さが3.5t近く。7月14・15日に行われる綴子神社の祭りで使われる

【道の駅たじま】福島県南会津郡南会津町


3本の国道が重複する「山王峠」を越えて奥会津に入ると、すぐに出会うのが「道の駅たじま」だ。 ここで人気の品は、名物「会津地鶏」の焼きとりや生卵にゆでたまご。この季節だと「天然なめこ」を売っているが、これもまたいかにも秋を感じさせる。 ツーリングマップル索引➡東北7J-6/関東甲信越89J-6

道の駅 たじまの会津地鶏の「焼きとり」※販売は日曜のみ

会津地鶏の「焼きとり」を食べる

会津地鶏の生卵とゆでたまごも売っている

「天然なめこ」を販売中。天然ものは大きい

山王峠越えのR121の紅葉

【道の駅鳥海 ふらっと】山形県飽海郡遊佐町


鳥海山の麓、遊佐町にある「道の駅鳥海 ふらっと」。日本海のすぐそばでもあるので、海の幸にも山の幸にも恵まれた道の駅だ。 紅葉を愛でるなら道の駅鳥海から、R345→県道366号で鳥海山麓の升田へ。ここには名瀑の「玉簾の滝」(ツーリングマップル東北49H-3)がある。紅葉の岩肌を流れ落ちる高さ63mの大滝は見事。升田から入っていく奥山林道から手代林道の紅葉もまたすばらしい。 ツーリングマップル索引➡東北49C-1

「道の駅鳥海 ふらっと」

鳥海山麓の名瀑「玉簾の滝」

山形県側の奥山林道を行く

秋田県側の手代林道を行く

秋田県側の大清水園地から見る鳥海山