2022.12.16

【2022-23年版】キャンプツーリングにおすすめのテント23選

キャンプギアのメインとなるのがテント。ツーリング用のテントと言えば、以前はドーム型テントやAフレーム型のテントが主流だったが、最近ではモノポールテントやトンネル(かまぼこ)型テント、さらにはパップテント(軍幕)を使うキャンパーも増え、ツーリングキャンプのスタイルも多彩になってきた。 また、テント生地の素材もフライシートにはコットンやT/C(ポリエステルとコットン混紡)を使ったテントが増えているのも最近の特徴だ。コットンやT/Cは風合いがよく一般的な素材のポリエステルに比べ火に強く結露しにくいが、重くて収納時もややかさばる。また雨に濡れるとさらに重くなって乾燥にも時間がかかるのが難点だ。 今回のコラムでは編集部オススメのテントを、基本的なテントの選び方の説明とあわせて紹介していこう。

著・ツーリングマップル編集部

<CHECK1>ソロキャンプでも2~3人用テントを


テントのカタログに表示されている対応人数は、基本的にその人数分のシュラフを敷ける広さを示すもの。1人用のテントであれば寝袋をひとつ敷けるだけの広さと考えて欲しい。 ヘルメットやバッグを室内に入れる場合は、ソロ使用なら2~3人用テント、デュオ使用なら3~4人用テントを選ぼう。スペースに余裕があれば、テント泊でも快適に過ごすことができる。

ソロでも2人用テント ならテント内に荷物 も置けて余裕の広さ

<CHECK2>広い前室があれば快適度アップ


インナーテントとフライシートの出入口の間にある前室は広い方が使い勝手がいい。さらに言えば前室用のフレームがあって高さが確保されていれば理想的だ。 前室が広ければ雨の日でもそこで煮炊きができるし、濡れた雨具を干すこともできる。就寝時や長時間の外出時にはテーブルやチェアなどキャンプ道具をたたまずに、そのまましまうこともできる。 また、出入口を全開にしてキャノピー(ひさし)を張り出せば開放的なリビングスペースになる。ただし、キャノピー用のポールは別売りの場合があるので、購入時に確かめよう。

前室が広くて 高さもあれば圧 迫感も少なく、 雨の日にター プがなくても安 心だ

キャノピーを張 り出せば広いリ ビングスペース でくつろげる

<CHECK3>インナーシートとグランドシートも一緒に揃えよう


地面に敷くグランドシート(フットプリント)はインナーテントのボトムの保護と汚れを防ぐ効果がある。インナーシートおよびマットは地面からの冷気を防ぎ、地面の凸凹も吸収してくれる。グランドシートがインナーテントのボトムからはみ出していると、降雨時にボトムとの間に雨水が溜まることがあるので、ボトムと同じサイズかやや小さいサイズであることがポイント。いずれにしても純正品を揃えれば安心だ。

テント内は一番下にインナーシート、その上にブランケット、さらにマットを敷く

グランドシートはテントのボトムからはみ出さないように

編集部厳選!ツーリングキャンプにおすすめのテント23選


それでは、バイクへの積載や居住性能をポイントにセレクトしたテントをご紹介します

ムーンライトテント2/モンベル【ライダーに人気のロングセラーモデル】


A型フレームテントを代表するムーンライトテントの2人用。1979年の発売以来、ツーリングキャンパーに根強い人気のロングセラーで、2020年のモデルチェンジでは大幅に軽量化され居住性もアップ、ますます快適に。 ■使用サイズ:W150×D380×H117cm ■インナー:W150×D220×H110cm ■収納サイズ:本体φ17×35cm/フレームφ11×44cm ■重量:2.46kg ■耐水圧:フロア2000mm/フライ1500mm

クロノスキャビン2/モンベル【キャノピーポール付属で快適リビング】


人気のクロノスドームに前室を拡張したモデル。前室はサブフレームにより140cmの高さを確保。さらに付属の165cmのポール2本でキャノピーを張り出せば開放的なリビングスペースになる。 ■使用サイズ:W230×D375×H140cm ■インナーサイズ:W230×D130×H120cm ■収納サイズ:本体φ20×50cm/フレームφ5×46cm ■重量:4.3kg ■耐水圧:フロア2000mm/フライ1500mm

ドームルーム/デイトナ アウトドアサプライ【コンパクトなサイズが魅力のソロテント】


2022年発売の新モデル。キャンプ好きのスタッフが開発したというテントで、デイトナのオリジナル製品になる。1人用テントで、高さがある室内は広々としている。荷物置きに便利な前・後室があり、収納もコンパクト。耐水性の高いグランドシートも付属している。 ■使用サイズ:W×D300×H115cm ■インナーサイズ:W210×D130×Hcm ■収納サイズ:本体43.5×18cm ■重量:3.9kg ■耐水圧:3000mm

引用:Amazon

ツーリングドーム エアー / ST+/コールマン【高い遮光性と通気性で日中も涼しく過ごせる】


ソロキャンに人気のモデルが、改良されて快適性がアップ。日光の透過を防いでテント内の温度上昇を抑えるダークルームテクノロジーのフライシートに、ワイドエアメッシュとサークルベンチレーションシステムの高い通気性で、暑い時期でも過ごしやすい。2~3人用のLX+もある。 ■使用サイズ:W210×D 265×H110cm ■インナーサイズ:W210×D120×H100cm ■収納サイズ:φ19×49cm ■重量:4.3kg ■耐水圧:フロア1500mm/フライ3000mm

引用:Amazon

サーカスST DX+/テンマクデザイン【サイトで目立つモノポールテント】


人気のサーカスTC DXシリーズが一部仕様を変更してDX+に変更された。遮光性が高く涼しく過ごせ、片方の入口は付属のポールで立ち上がり、雨天時の出入りに便利。スライダーがトリプルになっている。別売りでメッシュのインナーがある。 ■使用サイズ:W442×D420×H280cm ■収納サイズ:φ27×63cm ■重量:12.3kg ■耐水圧:

引用:Amazon

テンゲルスタンダード/テンマクデザイン【キャノピーを広げればタープ要らず】


前室は高さ150cmの快適空間を確保。さらにキャノピーポール(別売り)を使ってキャノピーを張り出せば開放的なリビングスペースになる。インナーテントも圧迫感はなくゆったり過ごせる。アルミポール採用の軽量バージョンのテンゲルスタンダードライトもラインナップしてる。 ■使用サイズ:W225×D310×H150cm ■インナーサイズ:W220×D140×H128cm ■収納サイズ:φ16×45cm ■重量:4.46kg ■耐水圧:フロア1500mm/フライ1500mm

オーロラリッジ2P/ニーモ【美しいフォルムで圧迫感も軽減】


オーロラストーム2Pがカラー変更に伴って名称を変更。特徴的なスクエアデザインを採用し、設営も簡単。ハブの付いたメインフレームとリッジフレームにより、サイドウォールはほぼ垂直に立ち上がり、広い居住空間を実現。フットプリントが標準装備。 ■使用サイズ:W224×D284×H112cm ■インナーサイズ:W224×D132×H103cm ■収納サイズ:φ18×53cm ■重量:2.35kg ■耐水圧:フロア1200mm/フライ1200mm

引用:Amazon

エリクサー2/MSR【高い耐久性と居住性が魅力】


MSRのバックパッキングテントシリーズではもっとも居住性の高いモデル。魚座型のフレームの天井部に短いフレームを追加することで快適な居住性を実現。厚手の生地を使っているので耐久性も高い。 ■使用サイズ:W213×D279cm ■インナーサイズ:W213×D127×H102 ■収納サイズ:φ17×51c m ■重量:2 .7 7 k g ■耐水圧:フロア3000mm/フライ1500mm

リモート2/MSR【過酷な天候にも耐える山岳テント】


弾力性が高く屈曲性と耐久性を備えたサイクロンポールを採用。クロスフレームの交点にさらに1本フレームを交差させ、より広い居住空間と高い強度を確保。前室は台形状で大きな荷物も収容できる。 ■使用サイズ:W221×D323cm ■インナーサイズ:W221×D140×H112cm ■収納サイズ:φ17×51cm ■重量:3.16kg ■耐水圧:フロア10000mm/フライ1500mm

VS-22A/ダンロップ【信頼性の高いタフな山岳テント】


耐久性重視で設営も簡単なオールシーズン使えるテント。前後に入口と前室スペースがあり、通気性も抜群。山岳テントのノウハウを取り入れているので、軽量コンパクトでツーリングにもおすすめだ。 ■使用サイズ:W205×D240×H100cm ■インナーサイズ:W205×D120×H100cm ■収納サイズ:本体φ15×25cm/フレームφ9.5× 43cm ■重量:2.1kg

オップランド2PU/ノルディスク【広い前室で耐候性も抜群】


3本フレームのシンプル構造で設営が簡単なトンネル型テント。高さは抑えられているので風には強い。前後に大きなベンチレーションがあり通気性もよく、前室が広く荷物の置き場所には困らない。 ■使用サイズ:W430×D165×H110cm ■インナーサイズ:W220×D145×H100cm ■収納サイズ:φ20×50cm ■重量:3.4kg ■耐水圧:フロア8000mm/フライ3000mm

ランドブリーズ Pro.1/スノーピーク【オールシーズン快適な上級モデル】


スノーピークのロングセラー、ランドブリーズシリーズの最小モデル。魚座型フレームで居住スペースは1人で使うには十分な広さ。メッシュ開口部も大きく通気性は抜群。連泊におすすめのテントだ。 ■使用サイズ:W240×D265×H140cm ■インナーサイズ:W225×D165×H130cm ■収納サイズ:61×19×23cm ■重量:6.1kg ■耐水圧:フロア10000mmミニマム/フライ1800mmミニマム

ブラックテイル2ホテル/ビッグアグネス【前後2か所の入口と広い前室が便利】


インナーテントのフロア面積3.1㎡に対し、前後室の面積は合わせて3.4㎡と十分な広さを確保。出入口は前後2か所あり、インナーテントはハーフメッシュなので通気性は抜群だ。 ■使用サイズ:W360×D229×H107cm ■インナーサイズ:W132×D229×H107cm ■収納サイズ:φ18×53cm ■重量:2.7kg ■耐水圧:フロア1500mm/フライ1500mm

タッソ/ogawa【変幻自在のモノポールテント】


メインポールの伸縮と両サイドのファスナー開閉で、六角形から八角形までさまざまな張り方ができ、バイクの収納も可能だ。別売りの張り出しポールを使えば多彩なレイアウトが楽しめる。 ■使用サイズ:六角形時W370×H250cm/七角形時W430×H220cm/八角形時W480×H195cm ■収納サイズ:22×22×74cm ■重量:6.8kg ■耐水圧:1800mm

カミナドーム2/ファイントラック【軽量でありながら耐久性も秀逸】


優れた強度と耐久性、高次元の軽量性を兼ね備えた山岳テント。1人での使用なら十分な居住空間も確保できる。設営も簡単なクロスフレームで収納もコンパクト、ハードなツーリングキャンプにも最適だ。 ■使用サイズ:W212×D190×H105cm ■インナーサイズ:W212×D130×H105 ■収納サイズ:本体17×8×27cm/フレーム39cm ■重量:1.46kg ■耐水圧:フロア1800mm/フライ1600mm

カミナ モノポール2/ファイントラック【重量1kg以下、独特のモノポールテント】


超軽量でありながら、十分な耐風性、耐候性と居住性を両立したハードユース仕様のモノポールテント。シングルウォールと1本フレームの構成で抜群のコンパクト性を誇り、小さいながら前室もある。 ■使用サイズ:W210×D120(+前室50cm)×H103cm ■収納サイズ:本体6×17×25cm/フレーム39cm ■重量:0.99kg ■耐水圧:フロア1800mm/ウォール1000mm

トレッカー キャンプベースソロUV/キャプテンスタッグ【多彩なアレンジが楽しめるパップ風テント】


前後同デザインの採用で設営時に迷うことはない。吊り下げ式のインナーは四方から出入りができ、全面メッシュ付き。前後のキャノピーを張り出せば276×220cmの開放的なスクエアタープにもなる。 ■使用サイズ:W380×D190×H110cm ■インナーサイズ:W210×D90×H100cm ■収納サイズ:15×15×66cm ■重量:3.8kg ■耐水圧:フロア3000mm/フライ2000mm

Tradcanvasツーリングドゥーブル・SOLO-BA/ロゴス【キャノピーを張り出し前室にバイクを】


別売りのキャノピーポールがあれば、キャノピーの下にバイクを置けるスペースができる。雨の浸入や風の吹きこみを防ぐマッドスカートを全面に装備し、通気性にも優れているのでオールシーズン快適。 ■使用サイズ:W210×D290×H123cm ■インナーサイズ:W210×D100×H115cm ■収納サイズ:17×17×60cm ■重量:4.7kg ■耐水圧:フロア3000mm/フライ2000mm

ライダーズバイクインテント/DOD【ライダー向けワンタッチテント】


前室のキャノピーを張り出せば、リビングスペースにバイクが置ける。設営も撤収もワンタッチでできるから、ビギナーにおすすめ。インナーもフライもメッシュ付きの大型窓で通気性も抜群だ。 ■使用サイズ:W215×D260×H140cm ■インナーサイズ:W200×D125×H110cm ■収納サイズ:φ23×61.5cm ■重量:5.5kg ■耐水圧:フロア5000mm/フライ3000mm

ショウネンテント/DOD【進化したモノポールテント】


ゆったりくつろげる広い前室を備え、サイドや上部にベンチレーションがあるので換気効率も高い。インナーはメッシュで夏でも涼しく過ごせる。インナーを外してシェルターとしても利用可能だ。 ■使用サイズ:W220×D270×H180cm ■インナーサイズ:W205×D95×H160cm ■収納サイズ:18×18×48cm ■重量:3.2kg ■耐水圧:フロア3000mm/フライ1500mm

アンヤン2.02/ヒルバーグ【軽量で高強度を誇るコンパクトテント】


2本のフレームで設営も簡単なトンネル型テント。軽量でしかも耐風性も高い。インナーテントの入口は全面メッシュにもなり、リアウォールにも大きなベンチレーションがあるので通気性も抜群だ。 ■使用サイズ:W130×D325×H100cm ■インナーサイズ:W130×D220×H100cm ■収納サイズ:φ13×46cm ■重量:1.7kg ■耐水圧:フロア12000mm/フライ5000mm

ツーリングテント ALRP/タラスブルバ【オールメッシュのインナーで夏も快適】


魚座型フレームで広い居住スペースを確保している。インナーテントはオールメッシュで、フライシートの両サイドにはベンチレーションがあるので、通気性がよく夏でも快適に過ごせる。 ■使用サイズ:W250×D210×H90cm ■インナーサイズ:W210×D130×H85cm ■収納サイズ:18×18×55cm ■重量:2.6kg ■耐水圧:フロア3000mm/フライ3000mm

トレックライズ2 DXフライ仕様/アライテント【より広い前室を確保したDXフライ】


シンプルな構造で設営も簡単な3シーズンテントで、前室にフレームの入ったDXタイプのフライシートをセットしたモデル。大きなベンチレーターとメッシュ付きの入口で通気性は良好。 ■使用サイズ:W210×D220×H110cm ■インナーサイズ:W210×D150×H110cm ■収納サイズ:φ16×49cm ■重量:1.99kg ■耐水圧:フロア2000mm/フライ2000mm