2023.11.17

【道の終わりまでGO!】終点でステキなことが待っているスポット~関東甲信越編~ 

旅先で見つけた新しい道。地図で見ると行き止まりだけれど、終点には何があるのだろう、と興味をひかれることはありませんか。ここではそんなスポットを5つ選んでご紹介。第7回は関東甲信越編をお届けします。

著・中村聡一郎(フィネス)

オススメはココ!


1.爪木崎【静岡県】 2.つくたべかん【山梨県】 3.鳥居峠【群馬県】 4.半月山展望台【栃木県】 5.大雄山最乗寺【神奈川県】

1.爪木崎【静岡県】


アクセスルート

伊豆半島の南部、下田市の東にあるのが須崎半島。国道135号から県道116号、一般道を走ると、海の風景が広がり、ここで道は終わり。駐車場の先に見えるのが灯台が建つ爪木崎。俵磯で見られる見事な柱状節理の断崖も必見。12月から1月頃には水仙やアロエの花が美しく咲きほこる。 ツーリングマップル➡関東甲信越 P.13 H-5/中部北陸 P.34 H-5

爪木崎は恋人の聖地にもなっている

冬の風物詩、水仙。12月~1月が見ごろ

岬に建つ爪木埼灯台。その向こうには伊豆七島の姿が。

12月に咲くアロエの花もまた美しい

海岸で見られる箱が積み上がったような柱状節理の岩も爪木崎の見どころ

2.つくたべかん【山梨県】


アクセスルート

甲府盆地から富士川が流れ出すあたりが富士川町。町内の南部を流れる大柳川沿いの県道407号でたどり着くのが十谷地区で、ここに郷土料理「みみ」が味わえる「つくたべかん」がある。農具の箕に似せたという、三角形の麺で、ほうとうのように具だくさん。そろそろ終わりの時期だが、大柳川渓谷の紅葉見学もおすすめで、遊歩道沿いの個性的な吊橋も必見。 ツーリングマップル➡関東甲信越 P.23 G-6/中部北陸 P.53 G-6

麺は簑の形、野菜などたっぷりの具材と煮込まれていて美味しい

3.天神島【神奈川県】


アクセスルート

神奈川県東部、東京湾の入り口にある三浦半島。その西岸の佐島漁港近くにあるのが天神島で、橋で渡ることができる。ここには天神島臨海自然教育園があり、首都圏近郊と思えない魅力的な自然環境が残されている。海岸には砂浜と個性的な様相を見せる岩場があり、ハマユウの北限地にもなっている。海には笠島が浮かび、遠く江の島も眺めながら散策が楽しめる。天神島ビジターセンターにも寄ってみよう。 ツーリングマップル➡関東甲信越 P.20 G-1

岩場が広がる海岸から見る笠島。その向こうに江の島も見える

首都圏近郊と思えないほど美しい海

4.半月山展望台【栃木県】


アクセスルート

奥日光の入口に広がる中禅寺湖。二荒山神社大鳥居が立つ交差点を南へ曲がり、湖畔から山へと分け入る県道250号へ。走りが楽しいワインディングロードの終点は半月山の駐車場。そこから足尾方面の好展望が楽しめるが、ぜひ半月山展望台まで足をのばしてみよう。急峻な登山道を20分ほど歩くのでなかなかハードな行程だが、行くだけの価値は十分にある展望スポットだ。 ツーリングマップル➡関東甲信越 P.72 C-4

半月山展望台からは男体山と中禅寺湖、そして寺ヶ崎を一望に。紅葉時期はとくに人気のスポット

鉱害の歴史を体感できる足尾方面の山の眺め

まだ先に続きそうな道の終点。この先は未成区間になっている

1.大雄山最乗寺【神奈川県】


アクセスルート

東名高速道路大井松田ICから県道78号を西へ走ると南足柄市。市の中心部からさらに狩川を渡って道を西へ進むと、やがて周囲は鬱蒼とした森になる。その中を登り詰めた先にあるのが天狗伝説が伝わる大雄山最乗寺。広い境内には小川や庭園もあり、境内のパワースポットを巡るスタンプラリーも行なっている。 ツーリングマップル➡関東甲信越 P.18 D-5/中部北陸 P.44 D-5

境内の奥にある御真殿

御真殿のそばには世界一の大きさと言われる巨大下駄が

最奥の長い階段を登ると奥の院がある