【ベストシーズン到来！】初夏に走りたい、おすすめロード5選～関東甲信越編～　

ちょうど良い気温に日も長い初夏の時期はオートバイツーリングに絶好のシーズン。残雪、新緑、美景も魅力ですね。そんな時期におすすめの道を紹介するコラム、今回は関東甲信越編です。

著・中村聡一郎（フィネス）／撮影・中村聡一郎（フィネス）、巣山悟

オススメはココ！

１．志賀草津道路【群馬県／長野県】２．県道28号【新潟県】３．国道473号～県道77号【静岡県】４．ウエスタンライン【山梨県】５．県道361号【埼玉県】

１．志賀草津道路【ツーリングマップル関東甲信越 P.122】

群馬県と長野県を結ぶ日本を代表する最高に気持ちよいスカイライン。秋の紅葉も素晴らしいけれど、新緑と残雪の山並みが見られる初夏のシーズンもぜひ走ってみよう。国道最高地点の碑を見学したら、スカイレーターで横手山の山頂へ。360度、ぐるりと見わたせる絶景が待っている。草津白根山の火山活動の状況で、交通規制の可能性もあるので、最新情報の確認を忘れずに。

草津温泉街を見下ろす展望地からの絶景

渋峠の少し草津側にある日本国道最高地点の碑（ツーリングマップル関東甲信越 P.122 D-5／中部北陸 P.94 L-6）。日本国道最高地点到達証明書は渋峠ホテルで販売

スカイレーターやゴンドラリフトで横手山山頂へ登れば北アルプスも望む好展望を満喫できる

➡リンク:渋峠ホテル（公式WEBサイト）

➡リンク:横手山・渋峠スキー場（公式WEBサイト）

２．県道28号【ツーリングマップル関東甲信越 P.79 H-2～P.87 K-5】

新潟県中部、魚沼地域を流れる魚野川の東岸を走る道で、国道291号と組みあわせて国道17号の抜け道にも使えるルート。道の周囲は秋には一面金色の風景になる水田地帯。初夏の時期は田の水面に八海山をはじめとした山並みが写る景観に心が癒やされる。人気のツーリングロード、魚沼スカイラインや、小出から国道252号で八十里越えなどと組みあわせて走るのもおすすめ。

水田に張られた水に映る八海山

藤原神社の境内にある雷電様の水（ツーリングマップル関東甲信越 P.87 L-6）。これも魚沼の自然の恵み

静寂の森に包まれる古刹、雲洞庵（ツーリングマップル関東甲信越 P.79 J-1）

銘酒「八海山」で有名な八海醸造の魚沼の里（ツーリングマップル関東甲信越 P.87 K-5）。巨大な雪の塊が見られる、天然の冷蔵庫の雪室（雪中貯蔵庫）見学ツアーもぜひ（画像引用:まっぷるトラベル）

5月22日に全線開通して魚沼スカイラインにも足をのばしてみよう

➡リンク:雲洞庵（公式WEBサイト）

➡リンク:魚沼の里（公式WEBサイト）

３．国道473号～県道77号【ツーリングマップル関東甲信越 P.5 K-6～P.8 K-2】

静岡中部、大井川流域の春の川根路を金谷から北へ。茶畑の緑がまぶしい初夏は、新茶の季節。道の駅フォーレなかかわね茶茗舘でいただけるお茶セットは、美味しいお茶を飲めて、美味しい入れかたも学べるお得な体験ができる。千頭からは県道77号で寸又峡へ。人気の夢の吊り橋を渡って、秘境の温泉でのんびり、まったり。また、大井川の上流を目指して、長島ダムから井川湖、そして畑薙第二ダムまで走り繋ぐのもおすすめで、沿道にある井川大橋ではドキドキ体験を。

そこかしこで緑に輝く茶畑を見られる川根路

道の駅フォーレなかかわね茶茗舘（ツーリングマップル関東甲信越 P.8 K-5／中部北陸 P.29 K-5）のお茶セットで新茶をぜひ

未だに一部区間が不通の大井川鐵道のSLは金谷から川根温泉笹間渡駅で運行されている

島田金谷ICすぐそばにあるKADODE OOIGAWA（ツーリングマップル関東甲信越 P.5 K-6／中部北陸 P.21 K-6）。買物から食事まで充実の施設

KADODE OOIGAWAの向かい側にある門出駅。大井川鐵道を走っていたSLのC11を復元展示

➡リンク:道の駅フォーレなかかわね茶茗舘（公式WEBサイト）

４．ウエスタンライン【ツーリングマップル関東甲信越 P.23 H-2～I-5】

甲府盆地の西側を走る広域農道のウエスタンライン。いくつもの水鏡が並んでいるような中野の棚田からの眺めはじつに爽快で、天気が良ければ富士山も見える。芦安から富士川町まで走ったら、県道413号で平林地区へ足をのばしてみよう。手打ち蕎麦が味わえる、みさき耕舎のあたりからの初夏の里山の景観がじつにのどかだ。

盆地へ続く斜面に並ぶ中野の棚田。この日は残念ながら富士山は見えなかった

ループ橋の白根桃花橋から甲府盆地を見下ろす。その向こうには富士山

みさき耕舎の手打ち蕎麦（ツーリングマップル関東甲信越 P.23 H-4／中部北陸 P.53 H-4）。里山を見下ろすロケーションの良い場所にある

➡リンク:みさき耕舎（富士川町WEBサイト）

５．県道361号【ツーリングマップル関東甲信越 P.47 F-2～G-3】

埼玉県の西部、釜伏峠と秩父高原牧場を結ぶ尾根沿いの道。これから夏に向けて、新緑に包まれる二本木峠、人気の花スポット、天空のポピーを楽しみながら走ることができる。秩父高原牧場のあたりは東側に景観が開けていて、人気のソフトクリームを味わいながら、眺望を満喫。定峰峠を経由して、2023年に全線通行可能になった奥武蔵グリーンラインまで足をのばしてよう。