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2024.07.12
【私の雨対策】ツーリング時こんなグッズ使ってます~関東甲信越担当:中村聡一郎(フィネス)の場合~
ツーリング中に雨に降られることが多くなる梅雨のシーズン。雨対策が悩ましいですが、ツーリングマップルの取材担当者はどんなグッズで長期取材中の雨に対処しているのでしょうか。 そこで、皆さんの雨対策をご紹介していきます。今回は関東甲信越担当の中村さんの雨対策グッズです。 ※紹介している商品は生産終了の場合もあります。ご注意ください
1.レインウェア
レインウェアはだいたい5年ぐらいで買い換えていて、とくにこだわりはないのですが、モーターサイクル用の商品を選ぶようにしています。選ぶポイントとしては、防水透湿素材をかならず選択しています。 現在使用しているレインウェアは、ワイズギアが発売しているサイバーテックスII ダブルガードレインスーツ。これを選んだのはまず、比較的手ごろな値段(実勢1万円台前半)だったこと。そして、パンツのウエスト部分に付いているウエストダブルガードやネックダブルガードなど、できるだけ水の浸入をできるだけ防ぐ工夫がされているな、と感じたのもポイントです。購入してから、あまり使っていないのですが、今のところ使い勝手や性能に不満は特にないです。
防水透湿素材のCYBER TEX IIを使ったレインウェア。収納もコンパクトです(画像引用:ワイズギア)
2.シューズ・ブーツ
バイクに乗り始めてから数年は、防水の登山靴に吐き口からの雨の侵入を防ぐスパッツを組みあわせて、かなり入念な雨対策をしていました。 その後、安全性や機能性の面からモーターサイクル用のシューズを使うようになってからは、靴が防水タイプではなかったので、ブーツカバーを併用したことがあります。しかし、普段乗っているオフロードバイクだと、ステップの尖った形状のせいで穴が開いて、あまり使っていないのに買い換えすることが多く、それでブーツカバーは使わなくなりました。 今はとくに雨対策はしていません。小雨程度であれば、多少水の浸入は気にせずに走っています。 ただ、やはり雨が激しくてずぶ濡れになるのは不快なので、対策に防水靴下を使ったことがありました。最初に使っていたゴアテックスを使ったものは防水性は高いが、ゴワゴワした生地で使用感が良くなくて、次に使ったのがシールスキンズの防水ソックス。これは靴下に近い感覚で履き具合は良かったのですが、長時間だと水が浸みてくる感じがあって使わなくなりました。それ以降、しばらく防水靴下も使っていなかったのですが、デイトナから最近発売されたものが気になって購入しました。まだ、ほとんど使っていないのですが、今年の取材では活躍してもらう予定です。
デイトナの防水ソックス。中間生地に透湿防水素材を使っている(画像引用:デイトナ)
3.グローブ
寒いシーズン以外は操作性や暑さを考慮して、防水タイプのグローブは使っていません。ただし、冬用グローブは防寒の観点からも防水タイプを使っています。 濡れても運転操作には問題がないので、とくに雨対策はしていないのですが、長時間の雨中走行の際は使い捨ての薄手のビニール手袋をインナーとして使用しています。とくに、濡れてグローブが着脱しにくくなることが一番大変なので、それの防止にもなって便利です。
使い捨て前提の商品なので耐久性は低いけれど価格は安い。品物によるが100枚入りで数百円程度。バッグの中で場所を取らずに収納できる
4.バッグ(荷物)
カメラ機材や着替えなどは、絶対に雨に濡らしたくないので、荷物類の雨対策はウェア以上にしっかりおこなっています。 荷物類については防水性のバッグを使う時以外はレインカバーなどを使っても、どうしても水の浸入は防げないので、濡らしたくない荷物は個別に対策しています。長年、愛用しているのがシートゥサミットのドライバッグ。着替えやカメラ機材など濡らしたくない物をここに入れてバッグの中へ収納しています。 財布などの小物は、チャック付きのフリーザーバッグに収納。大きいサイズならツーリングマップルR版も入ります。思ったよりも耐久性が高いので繰り返し使えるし、何より安い。
収納するものにあわせて容量の違うドライバッグを使い分けて雨対策
大きいサイズならツーリングマップルのR版も収納できる
【雨の日のツーリングについてひと言】
ここ数年、雨の降り方がすっかり変わりましたね。ゲリラ豪雨に遭遇することもしばしばです。 「春雨じゃ、濡れて行こう」 なんて、のんきに構えていると、身の危険を感じるほどのことになることも。先日も外環を走行していて、トンネルの入口では小雨だったのに、出口側では前が見えないほどの土砂降りで、あわててパーキングへ駆け込んだことがありました。なので、以前よりも行く先の空模様に気をつかって走ることが多くなってます。 一番の雨対策は、雨を避けることなのかもしれませんが、天候が急変した時はできるだけ速やかに安全な場所で雨をやり過ごす、ということは前よりも徹底するようにしています。 皆さまも雨が降りそうな日は情報をしっかりとあつめて、空模様に気を配りながら安全第一でツーリングを楽しんでください。
土砂降りの雨と強風の中、結局完走できなかった初めてのSSTR。この時は身も心もずぶ濡れに...
天候が不安定な日は雲や空模様の状況で判断も肝心