
Touring
2025.03.31
2025春の北海道おすすめツーリングコース【日帰り編】
もうすぐ春ですね。冬の間は乗れなかったけれど、そろそろオートバイで旅に出られるかなとソワソワ、ワクワクしていませんか?そこで、今年のツーリングシーズンスタートにおすすめの「春を感じられる」コースを、ツーリングマップル 各エリア取材担当者から紹介していただきます。 今回は北海道の「2025春のおすすめルート」日帰り編です。
「函館周辺をまったり周遊」コース
広い北海道。長距離を走ってたくさんのスポットを回るのも悪くないですが、ひとつの地域をゆっくり巡る旅も楽しいものです。そんな旅に特におすすめなのが函館周辺。バイクで走るだけではなく、いったん降りて、函館市電に乗って車窓から街を眺める、なんてのも良いものです。 今回は「日帰り編」と銘打ってはいますが、個人的に函館観光は2~3日はとってほしいです。国内トップクラスの観光地なので、ゆっくり旅と言いながらも、見どころは満載。時間に余裕を持ってスケジュールをたてましょう。今回はあえて、函館定番グルメの「ラッキーピエロ」、「ハセガワストアのやきとり弁当」は紹介していません(笑)

桜色に染まる春の「五稜郭公園」

函館市電1日乗車券
コース概要
START:函館フェリーターミナル(津軽海峡フェリー)/青函フェリーターミナル(青函フェリー) ➡ツーリングマップル北海道 P.61 B-3 GOAL:函館IC ➡ツーリングマップル北海道 P.61 C-1 函館のフェリーターミナルから始まる、桜巡りの旅です。やはり外せない「五稜郭公園」を始め、GW頃の函館周辺はちょうど桜の開花時期となっています。しかし、近年は早咲きの桜もあるので、開花情報を調べて予定をたてましょう。実は「ツーリングマップルに掲載したいけど、これ以上地図に書き込めない…!」という情報はたくさんあります。今回はそんな歯がゆい思いをして掲載を見送った、未掲載のポイントも紹介しますよ。

北海道の南端に位置する函館市は、フェリー航路で本州と繋がる、本州からの玄関口

1.北海道最速の桜の開花で春を先取り
青森からフェリーで函館港に上陸したら、まずは北斗市へ。北斗市の「法亀寺」や「松前藩戸切地(へきりち)陣屋跡」は、観光客は少なく、地元の人達がゆっくり桜を楽しんでいるスポットです。

北斗市「法亀寺」のしだれ桜。樹齢300年と言われている

北斗市の日本で最初の西洋式星形城郭「松前藩 戸切地(へきりち)陣屋跡」。そこへ繋がる正面大通りの桜並木は桜のトンネル
それから函館市街を望む「城岱(しろたい)スカイライン」へ。ワインディングを堪能したら、函館中心部を目指し「五稜郭タワー」へ昇ります。タワー前に無料の駐輪場があるのがありがたいですね。何度見ても素敵、春は特に美しい、星型城郭「五稜郭跡(五稜郭公園)」を眼下に見下ろしてみましょう。 函館周辺には実は桜の名所が多く、穴場的なポイントも沢山あります。函館市「石崎地主海(いしざきじぬしかい)神社」の参道は、松前のヤエザクラを植樹したもので、ピンク色の桜のトンネルができますが、函館市街の多くの桜より開花は遅めです。

「五稜郭公園」の桜並木

桜と「五稜郭タワー」(画像提供:北海道観光機構)

五稜郭公園を見下ろす
2.函館グルメって奥が深いんです!!
国指定の特別史跡である「五稜郭公園」の後は、函館グルメを堪能します。函館には定番グルメが多く、どうしてもそちらに目が行きがちです。しかも「ラッキーピエロ」などは店舗ごとのオリジナルメニューがあるので、ついつい制覇したくなってしまいますよね(苦笑)。そのせいで新規開拓が後回しになってしまい、ほかのグルメ取材が進まないのも歯がゆいところ。 さて、函館グルメの代表格といえば「塩ラーメン」ですが、それ以外にも蕎麦、海鮮丼、回転寿司、アイス、スイーツなど沢山の人気店が多く存在しているので、やっぱり連泊で食べ歩きをするのがおすすめです。1日じゃ足りないというのにはこういう理由もあります。

「函館朝市」[ツーリングマップル北海道 P.61 G-1]のイチオシは「茶夢」のイカソーメン。お通しの皿数も凄い!

函館市「鶏白湯そば 星(あかり)」の「鶏白湯」

函館市「HAKOYA」のランチメニュー「日替わり丼」

十割蕎麦で人気の北斗市「北匠庵」[ツーリングマップル北海道 P.3 G-3]の「えび10(てん)ど〜ん」
3.実は函館は道内屈指の温泉天国!
函館周辺は日帰り温泉も充実した地域です。函館と言えば「湯の川温泉」が有名ですが、市内には温泉銭湯も多く点在しています。早朝から営業しているところもあるので、朝早くフェリーで函館に上陸して、まず温泉に入浴するというのもオススメですよ~。

函館市「西ききょう温泉」[ツーリングマップル北海道 P.61 B-2]の露天風呂はヒューム管を利用。5時から営業

北斗市「七重浜の湯」[ツーリングマップル北海道 P.61 A-2]の露天風呂から函館湾越に函館山を眺望。5時から営業

函館市営の温泉銭湯「谷地頭温泉」[ツーリングマップル北海道 P.61 F-3]。鉄分を含んだ茶褐色の湯。6時から営業
函館周遊をした後は、余裕があれば函館ICより函館新道を北上し、大沼公園方面へ足をのばしてみるのもオススメです。 「大沼公園」や「道の駅YOU・遊・もり」で、穴場の桜スポットを探したり、「鹿部温泉」や「濁川温泉」など、道南の温泉巡りを組み合わせてみましょう。

道の駅YOU・遊・もり(引用:まっぷるウェブ)