2025.04.04

2025春の九州・沖縄おすすめツーリングコース【日帰り編】

もうすぐ春ですね。冬の間は乗れなかったけれど、そろそろオートバイで旅に出られるかなとソワソワ、ワクワクしていませんか?そこで、今年のツーリングシーズンスタートにおすすめの「春を感じられる」コースを、ツーリングマップル 各エリア取材担当者から紹介していただきます。 今回は九州・沖縄の「2025春のおすすめルート」日帰り編です。

著・坂口まさえ

「とことん響灘 春&潮風かおるルート」


ツーリングマップルの新年度版が、今年も発売されますね。3月中旬から順次店頭に並ぶと思いますので、ぜひ手に取ってみてください! さて、比較的、降雪の少ない九州ですが、場所によってはまだまだ寒くて、天候も変わりやすいので、春風&潮風かおるちょっと暖かく穏やかな海岸沿いのルートを紹介。夏だと少し霞がちな風景も少しくっきり見えておすすめのシーズンです。

筑前大島を望む美しい神湊(こうのみなと)海水浴場

北九州港にて

門司赤煉瓦プレイス

コース概要


START:宗像大社 ➡ツーリングマップル九州沖縄 P.1 I-4 GOAL:JR門司港駅(鹿児島本線) ➡ツーリングマップル九州沖縄 P.2 J-1 今回紹介するのは、福岡県の北部の海岸線を巡るルート。宗像~芦屋の自然豊かなルートから北九州の工場地帯を抜け、九州の玄関口「門司港」へ。いろんな風景を一度に満喫できる、ちょっとよくばりなコース。

1.海岸線を走りつないで、宗像から遠見ヶ鼻へ


始まりは「宗像大社(むなかたたいしゃ)」[ツーリングマップル九州沖縄 P.1 I-4]から。ここは交通安全のお守りの発祥の地で、地元では交通安全の神様として人気の神社。ここで交通安全祈願をして出発です。

日本神話に登場する日本最古の神社のひとつ「宗像大社」。なにか荘厳な雰囲気が漂います

日本で初めて自動車専用のお守りを作った、宗像大社の交通安全守ステッカー。赤と青の2種類ある

神社から神湊方面へ、海岸線を走る県道300号で鐘ノ岬を目指す。岬に鎮座する織幡神社[ツーリングマップル九州沖縄 P.1 I-2]は境内からの展望がよく、沖ノ島の遥拝所もある。

「道の駅むなかた」からすぐ、釣川の河口と神湊の海

「道の駅むなかた」[ツーリングマップル九州沖縄 P.1 I-3]のいろいろな組み合わせができるご当地ソフトクリーム。画像はあまおう苺ミルクミックス

国道495沿いにある「和風レストランやひろ」[ツーリングマップル九州沖縄 P.1 I-3]の漁師丼、色々のっけ盛!

眺めの良い織幡神社。階段を頑張って上がればご褒美の絶景に出会える

織幡神社の神社ネコ。境内でまった~り

心地良いシーサイドラインの県道300号から国道495号へ走りつないで北九州市の遠見ヶ鼻へ。遠賀川を渡ると、海岸線には奇岩奇石のスポットが点在しているので、海岸沿いの道へ入るのがおすすめです。

芦屋町、遠賀川河口にある「厳島神社」[ツーリングマップル九州沖縄 P.2 A-1]。橋と鳥居の風景がなんかイイ感じ

千畳敷が広がる「洞山」[ツーリングマップル九州沖縄 P.2 A-1]。2つの島(堂山と洞山)が地続きになっていて干潮時は歩いて散策できる

灯台の立つ断崖の岩肌が印象的な「遠見ヶ鼻」[ツーリングマップル九州沖縄 P.2 B-1]。夕日の名所でもある

2.歴史と近代がコラボする北九州工業地帯へ!


遠見ヶ鼻から一路、若松方面へ。発電所前を過ぎると、穏やかな景色から急に工場地帯を感じる雰囲気に変わって、大型車両も多めに。ここで、少し寄り道して響灘臨海地区へ。響灘北緑地公園や軍艦防波堤など、ほかでは見られないここならではの風景に出会えます! 若松では市街地を一望する高塔山公園の展望台や、レトロな建物見学がおすすめです。

ただ目の前にあるのは海だけ!の「響灘北緑地公園」[ツーリングマップル九州沖縄 P.2 E-1]

北九州港にある軍艦防波堤(響灘沈艦護岸)。響灘の荒波から港湾を旧日本海軍の駆逐艦が守っている[ツーリングマップル九州沖縄 P.2 F-1]

洞海湾と若戸大橋を望む、渡船場近くの若松南海岸通り。旧古河鉱業若松ビルなどレトロな建物が並ぶ

高さ124メートルの高塔山(たかとうやま)の山頂にある「高塔山公園」[ツーリングマップル九州沖縄 P.2 E-1]。市街を一望する展望&夜景スポット。春は桜・ツツジ、初夏は、アジサイの名所

そして、赤い若戸大橋で洞海湾を越えると、賑やかな北九州市の中心地、小倉へと国道は続きます。

にぎやかな街中でひときわ存在感のある「小倉城」[ツーリングマップル九州沖縄 P.75 D-2]。3月下旬から4月上旬は桜まつり開催。天守閣と桜のコラボが楽しめる

夜はライトアップされる「小倉城」

3.九州の玄関口、門司港へ


JR小倉駅からは国道199号線で門司港を目指します。この道は交通量はあるものの、流れもよく、ところどころで海も見えるのでお気に入りです。赤煉瓦の建物が印象的なJR門司駅付近を過ぎると、より海が近く感じられる門司港地区へと入って行きます。

JR門司港駅を、いったん通り過ぎて、関門海峡を望む和布刈公園(めかりこうえん)[ツーリングマップル九州沖縄 P.1 C-1]へ。

そして、JR門司港駅[ツーリングマップル九州沖縄 P.1 B-3]へ戻ったら門司港レトロへ。JR門司港駅周辺地域に残る建造物を中心に、ホテル・商業施設などを大正レトロ調に整備した観光スポットで、グルメや夕景を楽しむのがおすすめです。