
Touring
2025.03.24
2025春の北海道おすすめツーリングコース【1泊2日編】
もうすぐ春ですね。冬の間は乗れなかったけれど、そろそろオートバイで旅に出られるかなとソワソワ、ワクワクしていませんか?そこで、今年のツーリングシーズンスタートにおすすめの「春を感じられる」コースを、ツーリングマップル 各エリア取材担当者から紹介していただきます。 今回は北海道の「2025春のおすすめルート」1泊2日編です。
「北海道花紀行」コース
北海道の春は、ゴールデンウィークから始まります。春と言っても、冬装備が必要なほど風が冷たい日があり、峠では雪がちらつくこともあります。防寒対策はしっかりしましょう。本州では木々が青々としてくる時季ですが、北海道では、鮮やかな春の花の色彩旅を楽しめます。 芝桜やチューリップを巡る今回のコース、晴れた日には素敵なカットが撮影できます。芝桜やチューリップの見頃は5月上~下旬ですが、その年の気候によって開花時期は変動するため、天気予報と開花情報をチェックしてから出かけましょう。

芝桜に囲まれている「滝上芝桜公園」

さまざまな色彩のチューリップが折り重なる「かみゆうべつチューリップ公園」
コース概要
START:旭川紋別自動車道「浮島IC」 ➡ツーリングマップル北海道 P.41 B-1 GOAL:ひがしもこと芝桜公園 ➡ツーリングマップル北海道 P.43 B-3 浮島ICから国道273号で、オホーツク海を目指します。芝桜で有名な滝上町「滝上芝桜公園」に立ち寄って紋別へ。さらに、遠軽町と北見市に立ち寄り、道東の大空町の「ひがしもこと芝桜公園」までのルートです。芝桜→チューリップ→芝桜と花三昧の旅を満喫しましょう。 花見スポットのほかにも、おすすめスポットは目白押し。『ツーリングマップル北海道』もチェックして、興味をひかれた店や温泉があれば訪ねてみてください。北見市街地以外は車の流れも順調で、ストレス無く走れますよ。

1.「滝上芝桜公園」斜面一面がピンク色に染まる感動的光景!
旭川紋別自動車道の「浮島IC」から、国道273号で「滝上芝桜公園」[ツーリングマップル北海道 P.81 C-5]を目指します。ここは10万平メートルの芝桜が咲き、国内でも有数の大群落。1人の町民が植え始めた、みかん箱1箱分の苗が始まりというのも驚きです。ピンク色の芝桜ソフトクリームもおすすめ! 滝上芝桜公園からほど近い「香りの里ハーブガーデン」[ツーリングマップル北海道 P.81 D-4]もおすすめです。食事ができる軽食コーナーがあり、こちらではさわやかなハッカソフトが食べられますよ。

「滝上芝桜公園」。注意したいのが、ガソリンの残量。滝上町までガソリンスタンドが無いので、手前の「上川層雲峡IC」で降りて、満タンに給油しておくなどの対策を

「香りの里ハーブガーデン」は300種類のハーブなどの草花が植えられている。ハッカソフトがおすすめ!
2.オホーツク海沿岸の人気エリアへ
紋別市に入ると青々としたオホーツク海が現れます。道の駅「オホーツク紋別」[ツーリングマップル北海道 P.81 D-3]周辺には時間をかけて楽しめる施設が充実しています。 保護したアザラシと触れ合える「オホーツク とっかりセンター」[ツーリングマップル北海道 P.81 C-3]や道内初の4Dシアターがある「氷海展望塔 オホーツクタワー」[ツーリングマップル北海道 P.81 C-5]、そして大人気定番の「巨大カニ爪モニュメント」[ツーリングマップル北海道 P.81 D-3]があります。

紋別港の「出塚水産」では、注文を受けて揚げてくれるかまぼこが美味い!

保護されたアザラシとのふれあいができる「オホーツク とっかりセンター」(画像引用:まっぷるウェブ)

オホーツク海の360度の眺望が楽しめる「氷海展望塔 オホーツクタワー」(画像提供:北海道観光機構)

紋別港の「巨大カニ爪モニュメント」は、1983年開催の「流氷アートフェスティバル」というプロジェクトで製作された巨大オブジェ
国道242号沿いの「かみゆうべつチューリップ公園」[ツーリングマップル北海道 P.81 E-6]では、咲きほこるチューリップを堪能できます。奇抜なデザインの外観が目をひく、隣接の「ふるさと館JRY(屯田歴史博物館)」にもぜひ。「道の駅・かみゆーべつ温泉チューリップの湯」[ツーリングマップル北海道 P.81 F-5]では日帰り入浴でひと休みできます。

「かみゆうべつチューリップ公園」には200品種70万本のチューリップが咲き誇る

廃線となったJR名寄線・湧網線の「旧中湧別駅」が保存されている「上湧別記百年記念公園」
3.「花」スポット以外にも魅力的な立ち寄りスポットがいっぱい
湧別町から内陸に進路を変え、遠軽町へ。「瞰望岩(がんぼういわ)」[ツーリングマップル北海道 P.80 E-2]は、遠軽町内を一望できる巨大な岩の展望台ですが、なんと柵が無い!足下に要注意です。

奥に見える「瞰望岩」は高さ78メートル。アイヌ語で「シンカルシ=見晴らしの良い場所」という意味で、遠軽町の名の由来にもなっている
丸瀬布の「森林公園いこいの森」[ツーリングマップル北海道 P.47 H-5]では、北海道遺産でもあるSL「雨宮21号」が運行しています。向かい側には日帰り温泉「丸瀬布温泉やまびこ」[ツーリングマップル北海道 P.47 G-5]があります。ここから遠軽に戻って、北見市へバイクを走らせます。

「丸瀬布森林公園」の蒸気機関車「雨宮21号」は国内唯一の動態保存されている森林鉄道蒸気機関車。通常は土・日曜に運行
北見はオホーツク圏最大の都市。「焼肉の街」とも呼ばれていて、ツーリングマップル北海道にも書ききれないほど、グルメが充実しています。人気の回転寿司「トリトン」や清月のチーズケーキ「赤いサイロ」、山樹氷の豆菓子「ハッカ樹氷」などが有名です。もちろん宿も豊富です。

北見市の「ナックル」はライダーにも大人気のハンバーガー店。イベント出店で休業もあるので、WEBサイトで確認を
4.「ひがしもこと芝桜公園」北見市から大空町へ。芝桜の斜面がだんだんと近づいてくる情景を
北見市から美幌町を通って、「ひがしもこと芝桜公園」[ツーリングマップル北海道 P.43 E-3]へ。ここは標高差のある斜面に芝桜が咲きます。園内を見下ろす丘の頂上までは歩いて登れますが、有料遊覧車で登って、写真を撮りながらゆっくり降りてくるのがおすすめ。 東藻琴では「旧東藻琴温泉くすめ温泉民宿」が、2023年7月に源泉掛け流しの日帰り温泉「マルモ温泉」[ツーリングマップル北海道 P.44 I-4]として10年振りに復活しているのでぜひここで体を温めましょう。

「ひがしもこと芝公園」。山の頂上には「山津見神社」があって鳥居がピンク色

東藻琴の中心街にあるマルモ温泉
4.宿泊情報
最後に宿泊情報です。ピンク色に染まる、北の大地の春を楽しむツーリングルート。一泊してゆっくりのんびり春を味わってみてはいかがでしょうか。 【ホテルひがしもこと(道の駅 ノンキーランドひがしもこと)】 道の駅に併設された清潔な印象なホテル。館内に大浴場は無いが、周辺に日帰り湯の「ふれあいセンターフロックス」や「マルモ温泉」があります ➡ツーリングマップル北海道 P.44 I-4

道路を挟んでセイコーマートもある
【鉄っちゃんと鉄子の宿】 旧国鉄保養所を改築した鉄道資料館的な宿。隣接する「もとよし温泉」で日帰り入浴ができます ➡ツーリングマップル北海道 P.81 E-3

全室、石北本線のトレインビュー!