2021.03.12

「2021年度版の取材を振り返って」Vol.5~関東甲信越編~

「2021年版の取材を振り返って」をテーマに、各著者が感じたことについて語ってもらうシリーズの第5回。関東甲信越担当のフィネスさんからの話です。

著・フィネス

2020年の実走取材総括


東京、大阪でのモーターサイクルショー中止のあたりから、「2020年は想定外のことが起きるのでは」と感じはじめ、4月の緊急事態宣言。バイク通勤で閑散とした都内を走りながら、「今年の取材はどうなるんだろう?」と思っていたのですが、昭文社から翌春の出版が決まったとの連絡。実走取材への準備は例年より数ヶ月遅れての開始となりました。 毎年6月には、各エリアで使用する広報車や取材用品を選定して、7月頃から表紙撮影&実走取材スタートとなるところ、この年はすべての準備が終わったのがお盆に入る頃。それから慌ただしい関東甲信越版の実走取材が本格スタートになりました。

まずは日帰り範囲から実走取材スタート。三国峠(関東甲信越123H-5)を越えて山中湖へ

北軽井沢のEarth Smile Village(関東甲信越62B-6)をベースに北関東へ

夏の青空が気持ちよく広がったビーナスライン

横手山頂の満天ビューテラス(関東甲信越122D-4)からの絶景

まずは、表紙撮影の日程決め。思い切って秋に実行というのも考えましたが、2019年の台風のような自然災害が起きる可能性も考慮。確実に出来るうちにやっておこうと決め、8月下旬に決行しました。 2019年に雨で撮影できなかった山梨の塩山周辺からスタートして、雁坂峠から奥秩父、そして秩父市へ。翌日は秩父周辺から名栗をまわって、3日間継続する予定でしたが、天候が思わしくないためいったん仕切り直し。残り1日は箱根を予定していたのですが、青空が望めそうになかったので変更。沼津から大瀬崎、戸田を走って最後は西伊豆スカイラインで終了しました。

表紙撮影は甲府盆地の東山フルーツラインからスタート

2020年の表紙撮影行も巣山カメラマンは愛車のSR400で同行

この撮影をしているときが、表紙撮影期間中、一番暑かった~

道の駅「くるら戸田」(関東甲信越12B-2)で顔ハメチャレンジ、微妙に位置があってないかな?

表紙撮影が無事終わった後は、実走取材。スムーズに行くと思ったのですが、例年よりも平日の人出が多い。人気の観光地は平日でも混雑していて、高速道路も「あれ、平日なのに渋滞?」ということも。また、コロナ禍で休止や営業時間短縮のところもあり、なかなかどうして思うようには進まない実走取材でした。 結局、実走取材を終わらせたのは11月上旬。このあたりになるとコロナ禍では無く、時間との闘いに。16時を過ぎると日も傾くので、気になる場所や施設があっても立ち寄れず、なんとか優先順位を考えながらの取材行でした。それでも、どうしてもコメントのチェックが終わらなくて、でも、確認しないといけないコメントがあって、新潟で人家もまばらな真っ暗闇の3桁国道を走ったときは、走っていて本当に不安になりました。たまに見る人家の明かりはなんとも心強かったです。

いつもと変わらない美しい秋の景観が見られた鼻高展望花の丘

箱根に登場した新世紀エヴァンゲリオンをモチーフにした公衆トイレ、内部も必見ですよ

明智平展望台からの眺めが2020年に見た中で一番の絶景でした

こんな感じで、今回は2020年の取材シーズンを振りかえってみました。天候には恵まれましたが、それでもコロナ禍の影響でいけなかった場所や、確認できなかったことも多々ありました。さて、今年はどうなるでしょうか。

【取材・撮影協力】


車輌:Z900RS CAFE(カワサキモータースジャパン) ヘルメット:RAPIDE-NEO VISTA(アライヘルメット) ウェア・グローブ:MA-1Rメッシュジャケット/ライディングカーゴストレッチコットンヒートガードパンツ/ナックルガードグローブ(ラフアンドロードスポーツ) 靴:CR-X DRYSTAR® RIDING SHOE(岡田商事) バッグ:AQADRYサイドバッグ/AQADRYシートバッグ(ラフアンドロードスポーツ)

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