2021.08.06

『HOKKAIDER BASE(ホッカイダー・ベース)』物語 Vol.3

7月1日にオープンしたツーリングマップル北海道を長年にわたり担当している小原さんの店「HOKKAIDER BASE」。 第1回、第2回のコラムでは前身の「タイム・トンネル」との出会い、そして新たに「HOKKAIDER BASE」としてオープンすることになった経緯を語ってもらいました。 今回はオープンに向けてのこれまでの道のりを語ってもらいます。

著・小原信好

OPENに向けて、片付け編


おかげさまで、予定より1年遅れましたが、2021年7月1日に北海道旅人情報基地「HOKKAIDER BASE(ホッカイダーベース)」がオープンしました。さっそく、沢山の方達に来店してもらっています。 ありがとうございます! 2021年8月以降のスケジュールです。よろしくお願いいたします! 開店予定日:8月7〜15日、9月18〜20日、9月23〜26日 営業時間:9:00〜15:00

2019年10月10日に「カフェ・タイムトンネル」を引き継ぎ、「HOKKAIDER BASE」がスタートした。 まず、最初にやる事は「片付け」である。20年間の営業を終えた店舗には、沢山の備品がまだ残っていた。タイムトンネルのクミママが頑張って掃除は続けていたが、店一軒分を一人で片付けるのは本当に厳しい。そこで、残っていた備品を、再利用、破棄、と私が分別することにした。とはいえ、自分だけでは無理なのはわかっていたので、「お助け隊」を募集することにした。 報酬は昼食か夕食のみ。でも沢山の人達が参加してくれた。感謝しかない。 雪が降る前に、と2019年11月3日に「第1回・お助け隊」を募集。敷地内には、大型の機材なども残っていて、自分だけで動かせなかったが、マンパワーで除雪機などをリサイクル屋の軽トラックに積み込む。個人的に「コレ、残そうかなぁ」と悩んでいると「ホントに使いますか?」とみんなに即答を求められ、「破棄します!」と返答すると、あっという間に片付けられた。そうして、途方に暮れていた「片付け」であったが、みるみる破棄する物の山ができていった。「片付け」は「捨てる勇気」であると実感したのだ。

2019年10月10日「カフェ・タイムトンネル」引渡しの日。クミママと記念写真

マンパワー炸裂!でも、平均年齢が高いからしんどい(苦笑)

「第1回・お助け隊」と参加して頂いた皆さん

スーパーハウス、キャンピングカーなども撤去した

敷地や建物内の備品が片付いて、空間が生まれると、次は掃除にとりかかった。2020年6月のプレオープンに向けて、細かな片付けと掃除をするため、2020年2月11日に「第2回・お助け隊」、2月16日に「第3回・お助け隊」を募集。20年分のホコリと汚れを除去していく。天井の梁部分の危険な場所もやっていただいた。

不要品が片付いて、スッキリした店内

天井が高いから大変!

第2回・お助け隊の皆さん

第3回・お助け隊の皆さん

作業の途中の昼食、終わった後の夕食など、実はその時間が楽しかったりする。お店づくり、家づくりは、その過程が楽しいと聞いていたが、確かにそうだった。一緒に作業して、変化していくお店を見て、みんなで満足感を共有する。 「オープンが楽しみだね」 その言葉がありがたかった ほかにも、お助け隊に個々で参加してくれている人もいた。本当にありがとうございました! 「片付け」が一段落すると、次は、建物のリノベーションが始まる。第4回は、その過程を紹介する予定だ。

「第1回・お助け隊」打ち上げの飲み会!楽しかった!

雪景色となった2020年2月6日。これ以降、工事が進むにつれて「カフェ・タイムトンネル」から「HOKKAIDER BASE」に変貌していく

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