2022.07.19

夏を楽しむツーリングスポット5選~中部北陸編~

暑い夏、ツーリングにはちょっと向かない時期かも知れませんね。でも、この時期だからこそ訪れたい場所、季節の味覚、そして走りたい道があるんですよ。そこで、各エリアの取材担当者から夏ツーリングといえばココ!という情報を紹介してもらいます。 第4回は中部北陸担当の内田さんの「夏ならココ!」をお届けします!

著・内田一成

【紹介スポットMAP】


 

1.豊川稲荷(愛知県)【ちょっと身が引き締まる涼感?】


日本三代稲荷の一つに数えられる豊川稲荷。「お稲荷さん」らしく、境内奥には無数のお狐様を祀る狐塚が。不気味…というと失礼だが、どこか肌寒いような涼感が味わえるスポット。夕闇迫る頃に訪ねるのも、また一興かな? ツーリングマップル索引➡中部北陸20B-7

無数のお狐様とご対面。身が引き締まる…というか、ちょいすくむ(笑)

2.県道435号、御嶽山中腹から乗鞍岳遠望(岐阜県)【穴場的スカイラインで絶景を!】


日本を代表するスカイラインといえばビーナスラインが筆頭という感じだけれど、中部地方には、けっこう隠れた絶景スカイラインがある。開田高原から国道361号線を北上していく途中、御嶽山中腹の濁河温泉に向かう県道435号は、交通量も少なく、涼感満点だ。 ツーリングマップル索引➡中部北陸71E-6

天候に恵まれれば、正面に御嶽山、背後には乗鞍岳が姿を現す

3.飛騨古川(岐阜県)【高山より落ち着いた飛騨の小京都】


飛騨の小京都といえば高山の代名詞だけれど、個人的には観光地然とした雑踏とどこにでもあるような飲食店が並ぶ佇まいは願い下げ。それよりも、高山の北にある古川のほうが、落ち着いた佇まいを今に残していて、好感がもてる。水路を巡らせた古い町並みをゆっくり散策したいところ。 ツーリングマップル索引➡中部北陸78H-4

落ち着いた佇まいの市街を流れる水路には錦鯉が遊ぶ

4.石徹白(いとしろ)大杉(岐阜県)【泰澄大師ゆかりの巨木に会いに】


岐阜県と福井県の県境に位置する白山中居神社から細い林道を突き当たりまで進み、そこから徒歩20分ほど。かつて「美濃禅定道」と呼ばれた白山登山道の起点に、樹齢1000年を越える大杉がある。周囲を囲繞(いじょう)する佇まいに圧倒される。近年、気候変動のために衰弱が目立つようになってきたが、なんとか元気を取り戻してほしい。こういう巨木は、地球の健康のパロメーターだと思うから…。 ツーリングマップル索引➡中部北陸69G-4

衰えが目立つようになってきたが、威厳ある佇まいは健在

5.cafe cove(石川県)【波音をBGMに一杯のコーヒーを】


都会のカフェで修行した若い女性が、おばあちゃんの漁師小屋を受け継いでコーヒーロースターをはじめてから十数年。ひなびた漁村のそのまた寂しい浦だったところが、いまではとてもおしゃれなカフェに変身して、全国からファンを集めている。穏やかに波が打ち寄せる浜を眺めながら、丁寧にローストされたコーヒーを味わう至福をどうぞ。 ツーリングマップル索引➡中部北陸98I-1

手作りのスイーツも充実。穏やかな時間が流れる

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