2022.08.23

暑い夏は、涼しく知的にツーリング!おすすめミュージアム5選!~関東甲信越編~

例年通りの猛暑が続いていますが、夏の日差しが堪らないときは屋内で過ごせるミュージアムや資料館などを巡るのもおすすめです。歴史や地形など、フィールドワークに生かせる情報を学ぶのも良し、芸術に触れるのも良し、いつものツーリングとは少し違う楽しみかたをしてみませんか。 第2回はフィネスさんから関東甲信越エリアのおすすめ5スポットを紹介です

著・フィネス

【紹介スポットMAP】


 

1.日鉱記念館(茨城県)【充実の展示を堪能できる】


JX金属グループや日立鉱山の歴史を学べると聞いて訪れた資料館。かつての鉱山跡にあるので、屋外には竪坑も残っている。模擬坑道をはじめ充実の展示内容に、鉱山資料館には実際に使われていた機械類がズラリと並ぶ。想像以上のスケールでじつに楽しい時間を過ごせた。 ツーリングマップル索引➡関東甲信越74M-7

入館料無料とは思えない充実した展示内容(引用:まっぷるトラベルガイド)

2.史跡 佐渡金山(新潟県) 【日本有数の鉱山史跡を見学】


佐渡島ツーリングでは外せないスポット。江戸時代に採掘された宗太夫坑では、動いたり、しゃべったりする人形達が往時の様子をご案内。なかでも休息所のおじさんの会話は必聴だ。そして、有名な道遊の割戸を間近に見られる道遊坑では、坑内で使われていた機関車やトロッコなどが見学できる。ほかにガイドツアーもあるが、こちらは未体験なので、機会があれば参加してみたい。 ツーリングマップル索引➡関東甲信越114C-7

操業当時の坑道を見学できる道遊坑コースでは道遊の割戸直下の日本最大の金採掘跡も見学できる(引用:まっぷるトラベルガイド)

江戸時代の露天掘り跡、道遊の割戸。人力のみで採掘されたと言うことにただただ驚くばかり

相川市街に残る北沢浮遊選鉱場跡。周辺にも鉱山関係の遺構が多く残っている

3.関宿城博物館(千葉県)【関東平野の治水の歴史を学ぶ】


千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」の鼻の先、江戸川と利根川が別れる場所に立つ博物館。江戸時代から行なわれてきた利根川などの河川改修の歴史を紹介するコーナーでは、今見ている川の流れがどのように作り替えられてきたのかをじっくりと学ぶことができる。2階には関宿藩の歴史を展示、そして、最上階は利根川や江戸川を眼下に見下ろす展望室になっているので、改修前の姿をイメージしながら景色を楽しむことができた。 ツーリングマップル索引➡関東甲信越48L-2

利根川で水運を担った高瀬船の模型も展示されている(引用:まっぷるトラベルガイド)

4回の展望室から利根川と江戸川の分岐点を望む

城の資料館のように見える外観は関宿城を再現

4.足尾銅山観光(栃木県)【トロッコ電車で鉱山見学】


備前楯山の内部に掘られた坑道の一部を見学できる観光施設で、トロッコ電車乗車から始まるのが何よりの魅力。薄暗い坑内に列車から降りたら、採掘の様子が再現された坑道を歩いて見学して地上へ。銅山見学の前後には、古河足尾歴史館も必見だ。 ツーリングマップル索引➡関東甲信越72B-7

人形などの展示で鉱山の歴史を紹介

トロッコ電車で地下世界へ

5.川根本町資料館やまびこ【大井川の水運を知る】


あまり期待はせずに訪れてみたが、実際はなかなかの展示内容で驚いた資料館。とくに、奥大井の水運や林業の歴史に関する展示は、興味をひかれるものばかりで、時間を忘れてじっくりと見学してしまった。最上階は展望室になっている。 ツーリングマップル索引➡関東甲信越9A-2/中部北陸30A-2

休憩を兼ねて立ち寄ってみるのもおすすめ

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