2022.08.18

暑い夏は、涼しく知的にツーリング!おすすめミュージアム5選!~九州沖縄編~

例年通りの猛暑が続いていますが、夏の日差しが堪らないときは屋内で過ごせるミュージアムや資料館などを巡るのもおすすめです。歴史や地形など、フィールドワークに生かせる情報を学ぶのも良し、芸術に触れるのも良し、いつものツーリングとは少し違う楽しみかたをしてみませんか。 第1回は坂口さんから九州沖縄エリアのおすすめ5スポットを紹介です

著・坂口まさえ

【紹介スポットMAP】


 

1.九州鉄道記念館(福岡県)【九州の鉄道の歴史を学んで体験】


明治24年に建設された旧九州鉄道本社の赤煉瓦ビルを修復して造られた鉄道記念館。九州の鉄道の歴史を実物の車両展示や資料、模型などで学ぶことができ、運転シミュレーターでは門司港駅からのリアルな路線風景の中で運転体験ができる。小規模ながらも充実の展示に充分楽しめる。九州育ちの私にとっては懐かしい車両が多く、ヘッドマークや切符、制服などの展示に心躍りました。 ツーリングマップル索引➡九州沖縄1B-3/中国四国63J-1

鉄道記念館エントランス。蒸気機関車がお出迎え

九州人にとっては懐かしの車両

ヘッドマークやジオラマなども展示

車両内部も見学できます

2.中冨記念くすり博物館(佐賀県)【命の尊さや健康への願いを学ぶ】


「くすり」の歴史と文化に触れることのできる博物館。 「くすり」の製造法や道具の歴史、珍重な生薬の展示や配置売薬に関する資料など展示がとても分かりやすく、予想以上に充実していて楽しめました。屋外には約350種の薬用植物を集めた薬木薬草園を併設しており、散策もおすすめです。 ツーリングマップル索引➡九州沖縄11I-4

昔の薬屋を再現

薬の広告

昔ながらの薬の製造過程

人気商品を模倣した類似品の展示も

海外の薬屋を再現したコーナー

3.無窮洞(むきゅうどう)(長崎県)【その事実に驚かされる戦争の足跡を見学】


第二次世界大戦中に国民学校の教師と小学生たちが学校の裏山に掘った巨大な防空壕で、1943年から終戦まで約2年間で堀り進められた。内部は幅約5m、奥行き約20m、生徒600人が避難できたというほどの大きさがあり、本当に子供たちが!と驚くばかり。防空壕の中は避難中でも授業や生活ができるように、教室、トイレや炊事場、食料倉庫、さらには天皇の写真を奉ずる御真影部屋まで設けてあって、戦時下の世相を知ることもできました。タイミングが良ければ、ボランティアガイドが案内してくれます。 ツーリングマップル索引➡九州沖縄15L-6

無窮洞の入口

中はこんなにも広い空間

炊事場…とにかく、その規模に驚かされます

4.進撃の巨人 in HITA ミュージアム(大分県)【「進撃の巨人」はじまりの地を知る】


道の駅「水辺の郷おおやま」にある人気漫画『進撃の巨人』のミュージアム。貴重な原画作品や動画をはじめ、諌山創先生の幼少期や青春期の作品などを多数展示。入場は無料で館内の撮影が自由なのも嬉しい♪ 随時展示品は入れ替えや追加品があるそうなので、何回来ても楽しめます! ミュージアム以外にも、『進撃の巨人』関連の銅像やパネルなどが日田市内の主要な観光地にあるので、進撃の巨人スポット巡りは原作やアニメを知らずとも楽しめるのでおすすめですよ。 ツーリングマップル索引➡九州沖縄18K-1

ミュージアムのエントランス

諌山創先生の日田で過ごした頃の作品なども展示

仕事場も再現。とりあえず雰囲気を体験

大山ダム(ツーリングマップル九州沖縄18J-1)にはエレンたちの銅像が!

5.宮崎県立西都原(さいとばる)考古博物館(宮崎県)【人が育んだ歴史を学ぶ】


国指定特別史跡西都原古墳群のすぐ横にあり、宮崎県や南九州、東アジアを射程に入れた考古学の世界を紹介している博物館。ストーリーに沿った謎解きを展開する「考古博物館」と、様々な情報を検証する「考古学研究所」で構成され、古墳の中がどうなっているのか実物大の模型や土器などが展示してあり、分かりやすく学ぶ事ができたり、土器に触れたりもできます。学んだ後で見る古墳はまた違った視点で見られるはず!古墳グッズも楽しませてくれました。 ツーリングマップル索引➡九州沖縄49K-1

博物館のエントランス

博物館の展望所から。一帯は古墳だらけ

古墳の内部を見られる鬼の窟古墳も是非!

古墳グッズもお土産に♪

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