2022.10.28

鳥取県の名峰「大山麓」の紅葉スポットを巡る、サンライズ出雲と レンタルバイクでGO!<前編>

鳥取のランドマーク、大山は伯耆富士とも呼ばれる名峰。その山麓にはこれからの紅葉シーズンにぜひ行ってみたいツーリングコース&スポットが点在している。 今回は大山の西側エリアにあるそんな道&スポットをご紹介するために、レンタルバイクを利用してレポしてきました。米子へは夜行列車「サンライズ出雲」で鉄道旅も満喫です。

著・フィネス&昭文社(PR)

【物件MAP】


 

【取材1日目】


今回の取材の起終点は米子市。東京からの移動は空路か鉄道が選べるが、旅にアクセントをつけたいのと、一度乗車してみたかったので、夜行列車のサンライズ出雲での移動に決めた。JR東京駅発が21時50分、JR米子駅には翌日の9時に到着する約11時間の鉄道旅、しかも夜行列車は実に久しぶりだから、乗車前からワクワクしていた。 ラウンジで東京の夜景を眺めた後、ごろ寝の指定席に揺られて気がつけば夢の中。岡山到着のアナウンスで一度起床したが、再び横に。目が覚めるともう鳥取県で、水田越しに大きな山が見えていた。あれが大山かなと、見ているとしばらくしてJR米子駅に列車は到着。 改札を出る前に0番線へ。『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげる先生の故郷、境線への列車が発着するホームなので、オブジェなど『ゲゲゲの鬼太郎』の世界が広がっている。ちょうど、鬼太郎列車も停まっていた。それらを見学した後、レンタルバイクの受取り店へ向かった。

今日の宿はサンライズ出雲。岡山駅までは、四国の高松まで運転されているサンライズ瀬戸が併結されている

思ったよりもスペースがあったノビノビ座席。上半身のあたりには仕切りがあったのでそれほど隣は気にならず

東京駅を出てしばらくはラウンジカーで東京の夜景を見ながらくつろいだ。うっかりして東京タワーと反対側に座ってしまったが、ライトアップされた姿は見ることができた

岡山県に入って、瀬戸駅付近で日の出を見た

0番線で出発の時間を待つ鬼太郎列車。水木しげるロードがある境港駅から米子駅間で運転されている。ちなみに、境線の米子駅は「ねずみ男駅」の愛称名がつけられている ©水木プロ

今回の取材ではHonda Dream 米子での貸出・返却で、HondaGO BIKE RENTALを利用した。国道9号沿いの店舗へ到着したら、早速レンタルの手続き。店内で書類の確認や料金の支払いをした後に、借りる車両を見ながら使用時の注意点や取り扱いについての説明を聞いた。すべての手続きが終わったら、2日間のツーリングへ早速出発した。

今回利用した店舗はこちらのHonda Dream 米子

借りた車両はRebel 250。貸出し前に傷や汚れを確認、このあたりはレンタカーと共通ですね

Honda Dream 米子の米村店長と出発前に記念撮影

さぁ、大山西麓のツーリングへ出発です!

国道180号を南へ走り、日南町へ向かう。南部町の緑水湖を過ぎてなだらかな五輪峠を越えたら県道48号へ右折して最初の目的地の聖滝へ。しかし、入り口がわからなくて一度通り過ぎてしまった。 ここかな、という場所でバイクを停めると道端に滝への案内図があったので、それを頼りに森の中へ入る。実はあまり事前情報が入手できなかったので、歩道が荒れているかなと思っていた。しかし、実際は程よく整備された歩きやすい道が続き、森も適度に手入れされているのかじつにいい感じ。足下が岩場に変わった頃、目の前に滝が現れた。その姿は、大きさはさほどでも無いが、階段のように組み合わさった巨石の上を流れ落ちる水の流れはなかなかの見ごたえだった。

県道48号を走っていると目に飛び込んできた榎の巨木。聖滝への入口はこの少し先の橋のたもとに

縁結びの滝とも呼ばれている、聖滝

滝の正面に架かっている縁結び橋。少し揺れますが、橋上から滝を正面に見られる

昼食は道の駅「にちなん日野川の郷」へ。なんでも「レストランほっとす」のにちなんダムカレーが人気だと聞いたので、味わってみることにしたのだ。番号を呼ばれて料理を受け取ると、「え!」と思ったほどボリューム満点。たじろいでいる自分に、食堂の人は「見た目ほどでは無いですよ」とひと言。しかし、実食するとなかなかの食べ応えでした、ふ~。 道の駅「にちなん日野川の郷」 住所:日南町生山386/第2水曜休/営業時間:9:00~18:00、レストランは11:00~15:00(LO14:30)、土・日曜、祝日は10:00~18:00(LO17:30)/電話:0859-82-1707

ここに来る途中で見た「菅沢ダム」を模したにちなんダムカレー(1100円)。トマトのうま味を感じる優しい味わいのカレー。たっぷりのつけ合わせ野菜はダム周辺の森をイメージ

日南町産米のご飯でダムの堤体を再現

直売所からレストランまで充実設備の道の駅。ショップでは名産のトマトを使ったいろいろな商品を販売

オートバイの駐輪場が屋根付きでうれしい限り

お腹もいっぱいになったところで、日南町のスポット訪問を再開。 次に向かったのは旧日野上小学校の校庭にある大銀杏。黄色く葉が色づく秋には多くの見物客でにぎわうという、じつに見応えのある巨木だ。旧校舎や体育館も昔の姿で残っていたので、学校だった頃の風景を想像しながら時間を忘れて見入ってしまった。

校庭にどっしりとそびえる大銀杏

秋は黄色に美しく色づく

県道8号で来た道を戻って、日南町の紅葉スポットで有名な石霞渓へ。日野川を渡って石見川沿いに進むと、巨石がむき出しの山肌が見えてきた。通天橋のあたりにバイクをとめて、周辺を散策。岩見川の流れに洗われている巨石が迫力満点だ。

紅葉の森と川にゴロゴロと転がる巨石の組み合わせが独特の景観を見せてくれる

通天橋のそばの公衆トイレ付近から見る渓谷

渓谷沿いの岩壁もなかなかの見応え

通天橋の公衆トイレ前に駐車スペースがある

この日、最後に訪問したのが日野町の龍王滝で、怖~い伝説が伝わると聞いていたので、ちょっとドキドキしながらの訪問。滝への入口は滝山公園の広い駐車場で、石畳の参道か公園内の歩道のどちらかで行くことができる。今回は石畳の参道を歩いてまずは瀧山神社で参拝。それから、神社のすぐ奥にある龍王滝へ。残念ながら、滝のすぐ側までは入ることができなかったが、木々の向こうに見える岩盤を流れ落ちる水の流れが印象的だった。

岩盤を流れ落ちる龍王滝。現在は滝の少し手前で通行止

入口周辺の滝山公園では見事な紅葉が見られる

【宿泊はキャンプ場でアウトドア体験】


南部町の緑水湖を見下ろす高台にある緑水湖オートキャンプ場。温水シャワーをはじめ、設備が整っているので、初心者でも手軽に利用できる。 こちらではオートバイでの利用者向けにレンタル品をお得に利用できる「バイカーズ限定お得プラン」が利用できる。 テント(スノーピーク アメニティドームL)、シュラフ(1個)のレンタル品セットに、テントサイトの使用料込みで8800円。利用人数は5人までで、シュラフは追加でレンタルが可能(1個880円)。

テントとシュラフのほか、テントマットとグランドシートも借りられる。テントは5人用だからグループでの利用でもゆったり

水道、野外炉、AC電源が設置されたサイト。バイクの乗入れも可能

場内からは大山も望むことができる

男女別の温水シャワーもあり

天候が心配された1日目だったが、雨には降られずに行程を終えることができた。今日、一番印象に残ったのは聖滝。滝も素敵だったが、そこまでの森がじつにいい雰囲気で、歩いているととても楽しい気分になった。 2日目は日野町から大山を巡る。さて、天気は持ってくれるのだろうか、大山が見られる好天を願いながら就寝した。

「とっとり大山めぐりデジタルスタンプラリー」に参加して紅ズワイガニをゲットしよう!(終了しました)


(終了しています) 今回ご紹介のエリアで開催中のデジタルスタンプラリー! 対象のスポットをめぐるときにスタンプを集めて、素敵な景品に応募しましょう。 【開催期間】 2022年10月28日(金)〜2023年1月31日(火)まで 【応募締め切り】 2023年1月31日(火) 【参加方法】 下記リンクよりアクセスしてください 【参加特典】 ★5スタンプゲット賞★  境港の紅ズワイガニ 1万円相当・・・3名様(抽選) ★3スタンプゲット賞★  大山ハム詰め合わせ 3千円相当・・・5名様(抽選) ★参加ありがとう賞★  まっぷる鳥取 電子版・・・1スタンプ獲得でもれなく全員に 大山山麓ツーリングにプラスワン要素を!

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