2023.08.16

【サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー2023】予想外の結末を迎えたアフターSSTR<前編>

無事、完走で終了した2023年のSSTR。今年は時間を取って、週末のイベントに賀曽利さんとの能登半島ツーリングと、アフターSSTRをゆっくり楽しんで帰路につく予定でした。しかし、賀曽利さんの決断で、事態は思わぬ方向に。まずは、予定通り終了した5月27日のレポートです。

著・フィネス/撮影・巣山悟・フィネス

【5月27日の訪問地】


 

【アフターSSTR1日目は快晴の千里浜なぎさドライブウェイから】


明けて5月27日。今日はSSTR2023の実質的最終日で明日は千里浜でのイベントのみ。ライダーが完走を目指して、太平洋岸の各地から走ってくるのは今日が最後の日になる。 私と舛木氏は賀曽利さんと合流して、月曜までアフターSSTRを楽しむが、残念ながら巣山氏は今日で帰路につく。その前に、千里浜なぎさドライブウェイを3人でもう一度走ろうと、再び今浜入口へ。 昨日とはうってかわって青空が広がる好天の浜を走れば、気分も最高。昨日の雨のせいか、砂が締まっていて実に走りやすい。千里浜で賀曽利さんと合流。そして帰路につく巣山氏を見送りました。

今浜入口のお約束の場所で記念撮影、空が青い、快晴です

まだ、人も少なくマイペースで砂浜の走行を満喫

賀曽利さんと合流、そして巣山氏はお疲れさまでした、帰路もご安全に

【賀曽利さんとショートツーリング】


午後のイベント開始まで、3人と3台のVストローム250でのショートツーリングへ出かけることになりました。まずは、賀曽利さんがぜひ紹介したいものがあるという氣多大社へ。 能登半島を代表する神社で能登国の一宮。参拝後に賀曽利さんが案内してくれたのは、境内の裏に広がる入らずの森。立入が禁止された神域で、原生林が広がるどこか神秘的なエリアです。 次の目的地に行こうと駐車場へ向かうと、境内の入口でお祓いを受けているバイクがいました。羽咋市のおもてなし協力店のおもてなしとして、SSTR参加ライダーは無料でお祓いをしてもらえるとのことで、我々もうやうやしく、バイクと揃ってお祓いしてもらいました。

氣多大社へ到着。縁結びの神様としても知られています

入らずの森へ向かう前に本殿を参拝

閉じられた参道の向こうに広がる原生林が入らずの森

氣多大社を後にして向かうのはとあるバイクショップで、賀曽利さんゆかりのある物が置かれているそうです。 着いたのは宝達志水町の国道159号沿いにある、きゃぷてん。あれ、ここは昨日の夜横を通った場所。夜だったので、全然気づかなかった。 案内されて店内へ入ると、新車や中古のオートバイがズラリと並んだスペースの一角に、賀曽利さんが以前乗っていたDR-Z400が鎮座しています。そして、2006年から20007年にかけての「300日3000湯」ツーリングで達成した「1年で最も多くの温泉地を訪れ入浴した」というギネス世界記録の登録書もここに。このバイク屋はいったい?

水田が広がるのどかなロケーションに建つバイク店。店長の中村さんと賀曽利さんは旧知の仲

賀曽利さんの記念館(?)はここが国内唯一?

これがギネス世界記録の登録書。たぶん誰もこの記録を抜けない、というか抜こうとしないのでは...

きゃぷてんを後にして、再び能登半島を国道249号、県道36号で北上します。志賀原子力発電所のあたりから、だんだんと砂浜が少なくなって、岩の多い荒々しい様相になっていきます。 そして、そそり立つ岩壁の上に出て少し走って到着したのが能登金剛の巌門。遊歩道を歩いて海岸に降りて巌門を見学。千里浜の穏やかな海岸線とは対照的な光景に感嘆していると、そろそろ千里浜へ戻らないといけない時間になりました。途中、道の駅ころ柿の里しかで休憩を入れて、浜へ戻ると、続々とライダーがゴールしていました。

岩の中へ吸いこまれていくと

その先には巌門が。海から見学できる遊覧船も運航されています

ころ柿の里しかで興味をひかれて購入した「いがらまんじゅう」。あんこの入ったまんじゅうに色のついたお米がまぶしてある郷土菓子。美味しかったです

【千里浜でライダーをお出迎え】


昨日とは打って変わって青空が広がる晴天。これは、素敵な夕日が見られるかも、と期待しながら、ステージでのイベントをチラ見しながらゴールしたライダーに手を振りつつ、日没を待ちました。 賀曽利さんのトークショーの後にはじゃんけん大会。ツーリングマップル7巻セットの番になったところで、舛木氏が呼ばれてステージ上へ。大盛り上がりの大熱戦(?)の結果、女性の方がみごと勝ち取りました!

ツーリングマップルのフラッグもライダーをお出迎え

さぁ、今日は夕日が見られるのか、見られないのか

イベントを行なっているステージの前をゴールしたライダーが通過していく

だんだんと日没の時間が近づいてきたがFINISHゲートをくぐってゴールするライダーの列が途切れることなく続いていく

日没の時間が近づいてきて、さぁ夕陽の時間です、とワクワクしながらその時を待っていたのですが、段々と空は雲が優勢に。結局、今日も夕陽を見ることはかないませんでした。やがて花火が上がり、一日が終わりました。 さて、明日は最終日のイベントに参加した後、2日目のアフターSSTRを楽しむ予定ですが、気がかりなのは天気予報です。実際はどうだったのか、後編に続く。

結局、水平線に落ちる夕日を見ることはかなわず...

実質、2023年のSSTRの終了を告げる花火が夜空に

夕食は八幡のすしべんで。ラーメンにトッピングされていたかまぼこに「UFO」

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