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2024.03.13
【ツーリングマップル九州沖縄2024年度版】取材車両インプレッション~ハスクバーナ・モーターサイクルズ Svartpilen 401~
2024年度版のツーリングマップル九州沖縄(2024年3月14日発売)の表紙撮影&実走取材で使用した車両を紹介します。 ※掲載の情報は2024年3月現在のものです
1.車両インプレッション 2.車両紹介
メーカー公式サイト、取材担当者による取材で使用したグッズのインプレッションは下記リンクからどうぞ▶
1.車両インプレッション
2023年の実走取材で使用したハスクバーナ・モーターサイクルズの SVARTPILEN 401(スヴァルトピレン401)。取材車両としていくつか候補がある中でこの車両を選んだのは、何と言ってもこの独創的な車両スタイル! 2023年のモーターサイクルショーで展示されていたのを見て、どんな乗り心地?ツーリングには向いてるの?というさまざまな興味で取材車両として調整してもらったのでした。 取材初日、港で出迎えて、まずは荷物を搭載。タンクの上は平面なので、タンクバックの装着は問題なし。リアは補助ベルトを使って固定。リュックを背負って走ると、ちょうど荷物の上にリュクが乗って肩にかかる重さを軽減してくれたので、私にとってはベストなタンク、シート、荷物の位置関係となりました。 まずはテスト走行も兼ねて、港周辺をウロウロ。この車両にはイージーシフト(クラッチを握らずにシフトチェンジが可能な機能)が付いていて、この機能を使ったことがなかったので、その操作性も兼ねて試乗。ですが、長年しみ込んだクラッチ操作…このクラッチを握らないシフトチェンジ操作にギクシャクして早速エンスト。とくにシフトアップには慣れずに、シフトダウンには使っても、シフトアップにはあまり使わずじまいの機能となってしまいました。
コンパクトな車体なので、どこでも行ける気軽さ。箱石峠にて
荷物搭載時はこんな感じ
走行については、高速回転時の伸びの良さに加えてトルク感もあって高速道路やオフロードでも安定した走りを楽しめました。また、重量が152kgという軽量なので、取り回しが楽ないっぽう、ローギアでアクセルを開けるとフロントが浮いてしまうような感覚の加速があるので、同排気量の国産車と比べるとややクセがある感じですが、この小柄な車体に有り余るほどのパワーを持っているバイクだなぁ~と思いつつ、2、3日乗っていると、そんなことも気にならないほど慣れてしまいました。 そのほか、足付きに関してはシート高は835mmと高めですが、165cmの私だとがかかとが2~3cmほど浮くくらい。しかし、車体が軽い分、少しよろけても支えられるので高さへの不安は全然なく快適なツーリングを楽しめました。 個性的なデザインと走りを楽しみたい方には是非、オススメです♪
タンクからシートへの美しいフォルム
シンプルなメーターまわり。数字は大きめですが文字が細め
フロントサスペンションにはWP製の倒立フォーク(φ43mm)を装着
2.車両紹介
▶ Svartpilen 401 独創的なデザインのボディにコンパクトな373ccのシングルエンジンを搭載。ブロックパターンのタイヤにスポークホイールの組み合わせのネイキッドモデル。アジャスタブルサスペンション、クラッチレスでシフトアップとダウンが可能なイージーシフトも装備されている。 ※画像の車両、およびメーカー希望小売価格、スペックは2023年モデルです メーカー希望小売価格=799000円 シート高835mm/車両重量152Kg(燃料含まず) 総排気量=373cc/燃料タンク容量=約9.5L/最高出力=32kW(44PS) / 9000rpm