TOURING
2024.12.06
「デイトナ茶ミーティング」&カソリと走るワンデイツーリング
2024年9月28日、「デイトナ茶ミーティング」が実施されました! 茶ミーティングとは、毎年新茶の季節の5月に、オートバイ用品メーカーのデイトナさんが、自社の敷地を舞台に開催してきた人気イベント。4年ぶりの開催となった2023年に引き続き、今年も我々「ツーリングマップル」のブースを出展させていただくこととなりました。 メンバーは前年と同じく、ツーリングマップル編集長のマスキさん、そして旅の相棒をVストローム250からVストローム250SXへ乗り換えたカソリさんの3人。もちろん、そのまま帰るのはもったいない!ということで翌24日には、森、掛川周辺のワンデイツーリングも楽しみましたよ。 そんな、充実の2日間の様子をお届けします。
【マップ】
今回の立ち寄りスポットはこちら
【天気は下り坂でも、いくぜ~森町へ】
9月27日(金曜日) イベント開催地でもあり、今宵の宿泊地でもある静岡県森町へ出発する。 しかし、ノリノリで静岡へ向かうハズだったのに、天気があやしい...。どうやら台風崩れの低気圧が接近しているらしく、静岡県には「警報級の」大雨予報が出ていた。 「どうも去年からイベント前日の天候に恵まれないなぁ…」 と、空模様と交通状況を気にしながら西へ進む。ところがラッキーなことに、この予報は良いほうに外れてくれた。結局ほとんど雨に降られることはなく、静岡県まで来た。 時間に余裕があるし、この天気なら寄り道しないと損だなと、島田金谷ICで新東名高速を降りた。そしてICを出てすぐの場所にある「KADODE OIGAWA」に立ち寄って、通過するSLを見ながら食べるSLソフトで気分上々。続いて粟ヶ岳山麓の、茶畑を走る農道を快走してツーリング気分アゲアゲで森町に到着した。 かつて長野と静岡を結ぶ「秋葉街道」の宿場だった森町は、遠州の小京都とも呼ばれる歴史を感じる町並みだ。今日から2日間宿泊する「ゲストハウス森と町」はそんな秋葉街道沿いにある宿。宿泊受付を済ませて、日が沈みかけた18時前にマスキさん、カソリさんとスーパーピアゴで合流した。ここで食材の買い出しをして、ゲストハウスに戻ったら明日に向けての前夜祭。さぁ、イベントは頑張るぜ~。
KADODE OIGAWAと繋がる大井川鐵道の門出駅、A STATION KIOSKでSLソフトDXを。真っ黒!!
農道の周囲には、見渡す限りに茶畑が広がっている
大きな「茶」の文字が描かれた粟ヶ岳。粟ヶ岳ビューポイントには『ゆるキャン△ SEASON2』と掛川市コラボのフォトパネルも
ピアゴで二人を待ちながらパシャリ。明日の天気はどうかなと思っていたが、夕焼けがちょっと見えて、少し安心
こちらがマスキさん渾身の新作手ぬぐい、イベントでは売りまくるぜ~~!
【茶ミーティングは大盛況、ツーリングマップルブースも賑やかな一日に】
9月28日(土曜日) 迎えたイベント当日。天気は曇りでなんとか持ちこたえてくれているかな、という状況。 意気揚々と会場に乗り込み、ブースに「ツーリングマップル」から、今年の新作手ぬぐいと新デザインのTシャツなどなどを並べて皆さまをお出迎えする準備。そしてツーリングマップルブースといえば、「カソリの相棒」ですね。7月からの2カ月ですでに1万5000キロ走っている"新相棒"のVストローム250SXをブース前に展示した。 それらの準備が終わるか終わらないかというところで、開場時間となり、多くのお客さんが会場内に。ブースにも次々とお客さんが足を止めてくれた。新作グッズも人気だったが、昨年から販売している旧国名地図の手ぬぐいも大人気。それらに興味を持った方々や、カソリさんに会いに来た人、そしてツーリングマップル愛用者の方々と、午前中はなかなかの賑わい。 昼ごろに雨がザーッと降ったものの、午後のステージイベント開始とともに雨も上がり、ひと安心。そして、盛大なじゃんけん大会でイベント終了。あっという間の1日。事前の大雨予報のせいで予想よりはお客さんも少なかったものの、大盛況だった。デイトナさんはじめ各ブースの皆さん、出演者の皆さん、おつかれさまでした。 ※茶ミーティング2024のWEBサイトでは当日の様子がわかるフォトギャラリーが公開されています
今年はデイトナ本社に常設されたテストコースが会場に
自立式タープが並ぶ中で、開放的で異彩を放っていたツーリングマップルブース(笑)。カソリさんの新相棒もいっしょにお客様をお出迎え
さぁ、準備万端ですよ、手ぬぐい、Tシャツ、そしてステッカーも新作が登場
ヨエロスンに取材されるお二方。マスキさんは番組と何やら密約を結んでいたようですが…果たして…(大丈夫なんですか?)
番組の準レギュラーといってもいい賀曽利さんは、ヨエロスンのステージにも急遽お呼ばれして登壇
【ツーリングの朝は朝活Cafeからスタート】
9月29日(日曜日) イベント翌日の日曜日。ワンデイツーリングに出かけようということで、イベント後の打ち上げの席でコース相談していたものの、まだルートが決まっていない…。もっと、早く決めておかないと駄目でしょう、とお叱りの声が聞こえてきそうだが、カソリさん、マスキさんが起きてきたところで三者会談をした。 結果、磐田市のヤマハ発動機コミュニケーションプラザが、今日の「デイトナ朝活Cafe」開催場所だったので、そこをまずは目指すことにした。「朝活Cafe」は、デイトナが各市町村と協力して行なっている、早朝の午前8時~9時に特定の場所でコーヒーや朝食のキッチンカーなどが出展し、ステッカー配布などの特典もあるゆるめのミーティングイベントで、朝、ここに来ることで気持ちいい時間をツーリングに充てて、1日を有効活用できるというのがコンセプト。 さて、行先も決まったのでまずは森町のセブンイレブンで軽く朝食を取る。そこから中遠広域農道で南へ。道沿いには昨日イベントが開催されたデイトナ本社が見える。昔、この道を走っていて、突然現われた大きな社屋とテストコースを見て、 「ここにデイトナ本社があるんだ!」 と驚いたことを懐かしく思い出した。 午前9時過ぎにヤマハ発動機本社のすぐ側にあるコミュニケーションプラザに到着。キッチンカーでコーヒーを買って朝活Cafeでのひと時を過ごす。
こちらが今回宿泊した森町のゲストハウス森と町の別館(本館は休業中)。もともとはレコード店だった建物。そして、今日のツーリングにはCさんも合流、さっそくインタビュー?
茶ミーティングに負けないぐらい?多くのライダーが集まっていたヤマハ発動機コミュニケーションプラザでの朝活Cafe
coffeecalmlyのハンドドリップのコーヒーをいただくことに
朝活Cafe参加者へ配られたステッカー
コーヒーだけじゃもの足りない!と磐田市の米穀店が販売していたおにぎりもパクリ
せっかくなので、ヤマハ発動機コミュニケーションプラザも見学していきましょう。1階にはオートバイだけではなく、マリン製品や自転車などのヤマハ発動機製品を展示。その中にはトヨタ自動車と共同開発した名車「TOYOTA 2000GT」の姿もあって、こんな製品も造っていたんだと驚かされた。2階に上がるとヤマハの歴史を体感できる過去から現代までのヤマハのバイク展示がずらり。
水上バイクのシュミレーターにカソリさん挑戦!
展示コーナーにはヤマハ発動機の歴史がわかる数々のオートバイを展示
【念願のスズキラーメン、そして太平洋へ】
さて、その後は、ヤマハ発動機本社のすぐ近くにあるスズキラーメンへ。実は我々、2023年のVストミーティングの翌日にも来たのだが、その日はあいにくの休業日で、食べられなかった。さて、今日は…? 良かった!営業してる!カソリさんも思わずにっこり。 美味しいラーメンを味わって、ふー、お腹もいっぱい、と思っていたら、カソリさんから 「海鮮も味わいたいね」 「え、ラーメン食べましたよね?」 思わず顔を見合わせる私とマスキさん。それならばと太平洋へGOとなった。
いざ店内へ、「スズキひと筋のカソリでーす」
ついに念願のラーメンを実食。やや濃いめの醤油豚骨ラーメン、おいしい一杯にカソリさんもご満足
【御前崎と言えば?そして牧之原で油田の歴史を学ぶ】
海の幸が食べられる店をツーリングマップルで調べて、目に入ったのが福田漁港(ふくでぎょこう)の渚の交流館。海鮮系を食べられるフードコートがあるので、そちらへ向かったが、何と今日はこちらの海鮮料理の店が臨時休業でした…。 まぁ、仕方ない、それも旅の楽しみだということで、海の幸はスパッとあきらめて、 「ならばソフトクリームを!ツーリングにはソフトクリームでしょう!」 と、手の平をくるっと返して方針転換。再びツーリングマップルでどこに向かうか思案のすえ、国道150号を東へ進み、御前崎市の「道の駅 風のマルシェ御前崎」へ。ここでは、御前崎名物のイチゴを使ったソフトクリームを食べられた(カソリさんが)。
渚の交流館には磐田市のイメージキャラクター、しっぺいと一緒に写真が撮れるフォトスポットも
土曜・日曜、祝日に公開されている津波避難タワーから見下ろす渚の交流館。ここ数年はSSTRの出発地としても人気
道の駅でカソリさんは、けずりいちごソフトクリームをチョイス。「御前崎といえばイチゴでしょう~」
ソフトクリームに満足した後は、今日の最後の目的地、「油田の里公園」へ。 「静岡に油田?」と思う人もいるしれない。牧之原市には、明治時代に太平洋岸唯一の油田、「相良油田」があったのです。そこに現在あるのが「油田の里公園」。近くには唯一現存している機械掘り井戸もあります。フムフムと資料や映像を見て油田の歴史を学び、ここで今日のツーリングは終了。 のはずだったのだが、 「相模牧之原ICまで一緒に走るから、その近くにあるグリンピア牧之原で解散にしても良いのでは?」 という話に。まだまだ旅が続くことになった。 「グリンピア牧之原」はお茶に関する体験やお土産、食事などを提供する施設。バスツアーで訪れる観光客も多い。ここに着いたらすぐ解散、の予定だったが、売店が気になったのでみんなで店内へ入る。すると、皆さん「お茶のジェラート」に興味津々。で、買ってしまう。さっきソフトクリーム食べたところなのに…。しかしこれがうまかった!!(その様子はツーリングマップルのYouTubeにアップされている) ジェラートを食べ終わったら、今度こそツーリング終了。もう少し走っても良かったかなとも思いましたが、イベントで疲れた体にはちょうど良い距離だったかな。
油田の里へ向かう途中、あらさわふる里公園の展望台へ。眺めを楽しんでいると睡魔が...芝生の上でカソリ寝です
油田の里公園内にある復元された手堀井戸の小屋
油田の里公園そばの機械掘り井戸。今も石油の採掘が可能で、イベントで汲み上げることもあるそうです
7段階の味の濃さがあった抹茶ジェラート。「世界で一番濃い抹茶味」をうたっていたプレミアムをセレクト
今日のツーリングの〆は抹茶ジェラート。抹茶ってこんなに美味しかったの?と驚かされた一品でした!食レポにはマスキさんから厳しいツッコみが…(動画を見てみて下さい)
【後書き】
今年もツーリングマップブースへのご来店ありがとうございました。数日前から天候が心配な一日でしたが、予想よりは良かったでしょうか。ステージイベントがおこなわれない昼の時間だけ強く雨が降ったのは神がかっていましたね。 そして、昨年は宿から会場までの移動が思ったより大変だったので森町で宿泊しましたが町の雰囲気が良い感じでした。いつか、のんびり町歩きしてみたいです。 イベント翌日のツーリングは、当日の朝まではっきり決まらないという(いつもの?)状況でしたが、朝活Cafeから始まって賀曽利さん待望のスズキラーメン。海を見て、ソフトクリームを食べて、そして油田の歴史を学び、最後は絶品のジェラート。そんなに悪くはなかったかな、と思うのですが、カソリさん、マスキさんには満足いただけたのでしょうか、ドキドキ。機会があれば点数を教えてください。
【取材協力】ロイヤルエンフィールド
今回の静岡県森町への行程 とワンデイツーリングでの使用車両はロイヤルエンフィールドのHUNTER 350。2024年の実走取材で使用したのですが、タンクのグラフィックが実に印象的で、乗り味も良く、もう少し乗ってみたいな、と思ったので今回の企画でも使ってみました。 車両についてのインプレッションはリンク先の記事でどうぞ。