Report
2024.10.23
【インプレッション】ツーリングマップル関東甲信越版の実走取材で乗ってみた!~ロイヤルエンフィールド HUNTER 350~
ツーリングマップルでは、メーカーのご協力のもと、エリア担当者が注目して選んだ車両やグッズを、使わせていただいています。1日、2日試しただけじゃ分からない、長期、長距離使用のインプレッション記事をぜひご参考に。 まずは各エリアの実走取材で使用した車両のインプレをお届けしていきます。第1回は関東甲信越編です。 ※掲載の情報は2024年10月現在のものです ※2024年10月16日 キャプションを一部訂正並びにツーリングマップルの索引を追記しました
1.車両インプレッション 1-1.ファーストインプレッション 1-2.実走しての所感 1-3.装備について 1-4.総評 2.車両紹介
1-1.ファーストインプレッション
はじめに、今年の撮影、取材でこのバイクを選んだ理由ですが、とにかくデザインに惹かれた、のひと言ですね。発売された当時から、気になっていて、ぜひ乗ってみたいと思っていました。それに、ロイヤルエンフィールドのバイクは一度も乗車経験がなかったので、実際の乗り心地も興味津々でした。 いよいよ実車とのご対面で、最初に思ったのは想像したよりもコンパクトだな、ということ。跨がってみると身長180cmの大柄な私だと両足ともしっかり着きました。ハンドルは少し絞り気味なのか、やや窮屈な感じはあり。自分の体格だと、もう少しシートが高めなほうが良いかなと言う印象でした。
ショートホイールベースの車体にタイヤは前後とも17インチ
1-2.実走しての所感
パワーユニットは350ccの空冷単気筒エンジンなので、想像していたのは「ドコドコドコ」という乗り味でした。エンジンをかけると、想像通りのアイドリング音。ギアをいれて走り出してみると、「ドコドコドコ」でも「ドドドドド」でもなく、「トトトトトト」という感覚で、良い意味で想像を裏切られました。ギューンと加速するのではなく、太いトルク感でグイグイと前に行く感じは思ったとおり。 ガソリンタンクは13リッター。燃費は平均でリッター35km程度だったので、300kmぐらいで警告灯が点灯して給油しても、まだ3リッターほど残量があったので、航続距離に関しては十分な性能でした。
充分なトルク感を感じた空冷単気筒エンジン
タンクのグラフィックは「Dapper」と「 Rebel 」の2シリーズに分かれていてカラーは全6バリエーション。今回の表紙撮影で乗ったのは「Dapper White」。
1-3.装備について
メーターは速度がアナログ表示、そのほかの距離やシフトなどはデジタル表示。タコメーターは装備していないが、「ECO」マークが点灯するので、回転数の目安にしていた。電子デバイスはABSのみなので、見た目どおりに操作がシンプルで使いやすかった。また、速度計の見やすさも好印象を感じた。 装備としては、クラッチレバー側にUSBポート(Type-A)を標準装備しているので、スマートフォンなどへの給電ができる。
走行速度がじつに見やすかったメーター。タコメーターは搭載していないが「ECO」マークが回転数の目安に
クラッチレバーの付け根にUSBポート(Type-A)を標準装備。クラッチケーブルなどの干渉もなく使用できた
丸形のヘッドライトはハロゲン仕様だが明るさは問題なかった
1-4.総評
体格が大きな自分にはポジションについてはやや窮屈さを感じるところもありましたが、スムーズな乗り味、取り回しの良さ、何よりかっこ良いデザインがカバーしてくれました。 何より一番「良いな」と思ったのは燃費の良さ。取材では結構な距離を一日に走るので、給油は1日2回かなと予定したのですが、実際は夜に一回で済むのには驚かされました。燃料の残量を気にせずに走れるのは精神的に楽でしたね。 総じて、もっと乗り込んでみたいと思う1台でした。
東御市の御牧原にスクッと立つクルミの木(ツーリングマップル関東甲信越 P.53F-2/中部北陸 P.81F-2)。南側に開ける眺望が素晴らしい
2.車両紹介
▶ HUNTER 350 排気量349ccの空冷単気筒SOHCエンジンを搭載した、クラシカルなデザインのロードスター・モデル。タンクのカラーは6パターン用意されている。 メーカー希望小売価格=65万7800円(Rebel Black, Rebel Blue, Rebel Redは66万4400円) 全長2100mm×全幅800mm×全高1055mm/シート高790mm/車両重量181Kg 総排気量=349cc/燃料タンク容量=13L/最高出力=14.9kw/6100rpm
小川村から虫倉山の山腹を通る県道401号で長野市へ。撮影場所を探して脇道に入り、そこで出会った雄大な景観