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2024.12.02
【インプレッション】アライ CT-Z / 56design QUARTER PARKAほか ツーリングマップル東北版 実走取材グッズ紹介
ツーリングマップルでは、メーカーのご協力のもと、エリア担当者が注目して選んだ車両やグッズを、使わせていただいています。1日、2日試しただけじゃ分からない、長期、長距離使用のインプレッション記事をぜひご参考に。 まずは各エリアの実走取材で使用した用品のインプレをお届けしていきます。今回は東北編です。 ※掲載の情報は2024年11月現在のものです
▶使用グッズ一覧
1.アライヘルメット 1-1.CT-Z(フラットブラック) 2.56design 2-1.QUARTER PARKA 2-2.EDWIN Collab 3D FIT DENIM 2-3.56design x SPIDI SLASH GLOVES 2-4.FIFTY-SIX LEATHER RIDING SHOES
1-1.[アライヘルメット]CT-Z(フラットブラック)
2023年度版、2024年度版につづいて2025年度版のヘルメットも「アライヘルメット」のCTーZだ。カラーはブラックからホワイトそして艶消しブラックに変わっている。この渋いブラックがVストローム250SXの華やいだイエローとぴったりのマッチングで絶妙の色の取り合わせだ。 2021年の東北道での事故では路面にたたきつけられて、10回転したが、その時、しっかりと自分の頭を守ってくれたのがCTーZ。信じられないくらいだが、頭には何らダメージはなかった。その安全性には全幅の信頼を置いているので、CT-Zはぼくにとってはツーリングの守護神のようなものなのである。
慣れ親しんでいるCT-Zなのでフィット感がすごくいい。「さー、行くぞ!」と気分も高揚してくる
「CT」は「cruise touring」の略。その名前からして、動きを止めない「回遊魚カソリ」のツーリング・ユースには最適だ
ベンチレーションのおかげで猛暑のツーリングも楽になる。実走取材の期間中の暑さは半端ではなかった
2-1.[56design]QUARTER PARKA
「56design」のフードつきのジャケットはとにかくお洒落だ。11月10日のスズキ本社で開催された第10回目の「Vストロームミーティング」には56designのジャケット、パンツ、ブーツという格好で参加した。会場では二輪車新聞編集長のH氏に出会ったが、H氏の最初の一言は 「カソリさん、お洒落になりましたね」 この一言が「QUARTER PARKA」を見事に言い表している。 実走取材でも、その後のSSTRの会場でも、Vストローム250SXを走らせての台湾ツーリングでも、同じように 「カソリさん、お洒落ですね」 と言われた。台湾のライダーには 「東京のどの店に行けば買えますか」 と聞かれたほどだ。
お洒落な「QUARTER PARKA」。青字の「FITYーSIX」が強烈なインパクトを与える
ベンチレーションは全部で5ヵ所。真夏の実走取材でも、このベンチレーションには助けられた。通風口から入ってくる風は気持ちいい
この「FITYーSIX」の部分はファスナーでタンクに傷をつけないため。細かいところまで気を使っている。それと同時に目立つデザインになっている
フードにも「FITYーSIX」。ウエアの背中の「LIFE WITH MOTORCYCLES」には作り手のバイクに対する情熱が感じられる
2-2.[56design]EDWIN Collab 3D FIT DENIM
デニムのバイク用パンツを着用するのは初めてのことなので、最初は不安もあった。しかし履きなれていくうちに安心感に変わっていった。56designとEDWINのコラボのパンツはしっかりとした生地で、タフな使い方にも十分に耐えられる。7月1日にスタートした実走取材などで、現在までVストローム250SXで2万キロ走っているが、耐久性には問題なし。それどころかいまだに新品同様に見えるのは驚きだ。通常のデニムパンツ同様、使えば使うほど履き心地はよくなっている。もうしばらく使って、その耐久性を確かめたい。
「EDWIN Cllab 3D FIT DENIM」は2万キロ走っても、いまだ健在。
2-3.[56design]56design x SPIDI SLASH GLOVES
お洒落な56designだけあって、このグローブも洒落ている。ブラックとレッドの配色はみごと。その間のグレーの帯には黄文字で「LIFE WITH MOTORCYCLES」が入っている。「バイクとの暮らしを、よりよいものに」56designのブランドコンセプトだ。 しっかりとした作りにプロテクターも入っているので転倒時には手を守ってくれるであろう。ただ少し気になったのはベルクロ ストラップ。Vストローム250SXの2万キロ走行の時点で、ややテープがくっつきにくくなっていると感じた。
「56design × SPIDI SLASH GLOVES」は3シーズン用のお洒落なグローブ
2-4.[56design]FIFTY-SIX LEATHER RIDING SHOES
この「FIFTYーSIX LEATHER SHOES」はスグレモノだ。何がいいかというと、着脱がじつに簡単。履くときはダイヤル式のボタンを押して10回ぐらい回せばしっかりと紐が閉まる。脱ぐときはボタンを引き上げるだけでいい。ギアのチェンジペダルが当たる部分は厚く補強されているが、どれほどの耐久力があるのかもう少し走って見極めたい。フラットソールだが、ツルツル滑るほどではない。ウエア同様、ブーツもお洒落だ。
「FIFTYーSIX LEATHER SHOES」は洒落ている
「FIFTYーSIX LEATHER SHOES」の着脱は簡単。このボタン操作ひとつでできる