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2024.12.20
【インプレッション】SHOEI HORNET ADV/KUSHITANI アーカナトラックジャケットほか/Henlybegins DH-725 ツーリングマップル北海道版 実走取材グッズ紹介
ツーリングマップルでは、メーカーのご協力のもと、エリア担当者が注目して選んだ車両やグッズを、使わせていただいています。1日、2日試しただけじゃ分からない、長期、長距離使用のインプレッション記事をぜひご参考に。 まずは各エリアの実走取材で使用した用品のインプレをお届けしていきます。今回は北海道編です。 ※掲載の情報は2024年11月現在のものです
▶使用グッズ一覧
1.SHOEI 1-1.HORNET ADV INVIGORATE(BLUE/RED) 2.クシタニ 2-1.K-1314 アーカナトラックジャケット 2-2.M-1348 ムーブオフロードジャージ3 2-3.K-2425 エアーライドワークボトムス 2-4.M-5371 ムーブオフロードグローブ2 2-5.K-6302 ADONE SHOES 2-6.K-3600 WAIST BAG 2-7.K-3591 TANK BAG 2-8.K-3607 REAR BAG 3.Henlybegins 3-1.DH-725
1-1.HORNET ADV INVIGORATE(BLUE/RED)
第一印象、まずはカッコいい!落ち着いたブルーとレッドラインが引き締まったデザイン。バイク、ウェアのカラーを意識してセレクトしたが、アドベンチャー感が上手くマッチングしたと思っている。個人的に自分のツーリングスタイルやアドベンチャーバイクとのコーディネイトでは最適なヘルメットだ。 自分はメガネを使用しているが、異なる硬さのウレタンパッドのチークパッドがメガネフレームのこめかみへの負荷を防いでくれている。これはメガネ着用ライダーには嬉しい装備だ。 ブレスガードが付属品で付いているので、口元のベンチレーション、シールドに装着するPINLOCK EVO lensとあわせて、シールドの曇りに悩ませられることは無かった。
シールドはPINLOCK® EVO lensが取り付け可能
ゴーグル対応設計のアイポート。シールドを全開にした状態でもゴーグルを装着できる
7カ所のアウトレットホールからヘルメット内の熱気を排出、夏季のライディング時に快適なベンチレーションシステムを装備
V-460バイザーは日除け効果を維持しつつ、走行風を効率的に後方に流し、バイザー特有の空気抵抗を低減。ヘリメットの反り返りがしづらしくなり、高速走行移動も負担が少なくなっている。工具無しで取り外しができる
以前まで採用していたスクリューを廃止し、ワンタッチでシールドを着脱できるCSN-1シールドベースを採用。今まで、慣れるまで、あれ?どうやってはずすんだったかな?と悩む必要が無くなった
2-1.[クシタニ]K-1314 アーカナトラックジャケット
これまでの表紙撮影用にセレクトしたウェアの中で一番、街乗りでも着用できるジャケットをセレクトしてみた。 今回の表紙撮影バイクは「HONDA NX400」で、アドベンチャー系に分類されるが、フットワークの良さやデザイン的にも街乗りでも映えるバイクだと考えて選んだ。ただ、北海道というロケーションのため、自然的なシーンばかり撮影することになってしまったが。 しかし、NX400とのコラボレーションは大正解。夏の爽やかなシーンにナチュラルに映るウェアがマッチングした。肉厚な綿タッチの素材と、立体カッティングで着心地感が気持ち良く、胸部分のベンチレーションがジャケット内の空気を排出してくれる。バイクに乗っていない普段の生活でも違和感なく着られるジャケットだ。
カジュアルなデザインのジャケット
クシタニカフェのシンボル・ウィングマークをプリント
肩にはさりげなくレザーワッペンのあしらい
腰には夜間の視野性を高めるリフレクター
2-2.[クシタニ]M-1348 ムーブオフロードジャージ3
今回、インナーウェアに夏の暑い日、ナチュラルなジャケットとは反して、ライダーアピールの強いデザインとカラーリングのジャージを選択し、ジャケットを脱いだ後ライダーであるとアピールすることに。 だからどうした?ということではあるが、過酷な条件下でも耐えうる丈夫な素材と、速乾性と快適な着用感が堪らなく実用的であった。移動先で洗濯しても翌朝には乾いてくれるので、常に清潔感を保つことができた。
しっかりとした素材で作られているので、真夏ならこのジャージだけで走るのも良いかも。カラフルなデザインで視認性も高い
2-3.[クシタニ]K-2425 エアーライドワークボトムス
北海道の夏も随分と暑い日が増えて、バイクを降りてからの行動時や走行中にはバイクのエンジン熱が気になることが多くなってメッシュパンツが必要になってきた。 さまざまなスタイルのトップスにあわせやすいシンプルなデザインのメッシュワークデザインパンツ。ゆったりとした造りで汗をかいても履き脱ぎがしやすくて楽だった。股にはストレッチニット、腰部には大型ラッセルメッシュを採し、運動性を向上している。
スラブ柄のエンボスデザインを採用したメッシュ生地。ところどころに付けられたレッドのステッチがデザインのアクセントに
裾はファスナーで幅を調節可能
プロテクターは標準装備で位置調整のフラップも装備
ポケットは物の出し入れがしやすい造り
2-4.[クシタニ]M-5371 ムーブオフロードグローブ2
ナックルプロテクターを装備したサマーモデルのショート丈のグローブ。 操作性を重視した素材を使用し、柔らかくてすぐにフィット。これ大事。ホワイトモデルをセレクトしたが、バイク、ヘルメット、ウェアとのカラーコーディネイト、これまたバッチグー!
ハードなアウトドアスポーツやアクティビティにも最適なデザイン。速乾性に優れ、快適な着用感を実現
2-5.[クシタニ]K-6302 ADONE SHOES
ミドル丈の防水ライディングシューズ。アッパーパーツにエンボス加工を、ディンプルレザーや裏革をあしらい立体感のある仕上がりに。通常の路面に加えて、オフロードでも対応可能な性能に加えて、ダイヤルを回して締め付けるBOA®Mシリーズシステムは一度使うと、その便利さで、もうこれしかない!という選択肢になる。グローブとのコーディネイトで、ブーツもホワイトカラーをセレクト。ホワイトはかっこいいなぁ。という結論に至ったが、こまめに洗濯などメンテナスをする作業が増えることに。カッコいい!はまめさが大事なのである。
新品での履き出しではあるが、柔軟性のある硬さで、ギアチェンジも安心してすることができるフィット感
耐摩擦性・グリップ性、耐衝撃性に優れたビブラムソール『ADVENTURE TRAVEL』を採用。セメント製法で仕上げている
BOA®Mシリーズシステムにより簡単に均一なフィット感を得る事ができ、グローブをしたままでも微調整が可能
2-6.[クシタニ]K-3600 WAIST BAG
コンパクトかつ多機能なウエストバッグ。身体に当たる部分はソフトなメッシュ素材、脱着部は可動性のあるバックルを採用。容量は約3L。レインカバー付き。コインホルダーは別売りで装着可能。容量が増えるとアレやこれやと入れて重くなってしまい結局、腰への負担が増えてしまうので、私的にはこの大きさが財布、スマホ、カメラという三大旅アイテムを入れる最適サイズだった。
容量は約3L。カードサイズのユーティリティーポケットを左右に装備
2-7.[クシタニ]K-3591 TANK BAG
タンクへの取り付けは吸盤式のタンクバック。レインカバーが付属しているので、雨天時に容量を広げて、濡らしたくないウェストバッグを収納できたのが便利だった。上部にはメガネクリーナーや小銭など小物を入れておけるポケットがあり、内蔵のラバーコードでシートへの積載もできる。
容量は10.9~18.4Lの可変型でレインカバー、ショルダーストラップ付属。上面部にはスマートデバイスを収納できてフィルム越しに操作する事も可能
通常版のツーリングマップルを入れて使用ができるぞ!
2-8.[クシタニ]K-3607 REAR BAG
1泊のツーリングからロングツーリングまで対応できるサイズのリアバッグ。シート幅程度の大きさなので、サイドバッグの物の出し入れがしやすく、また、シルエットも大袈裟な印象がなく、スマートな外観が良い感じだ。大きめのトートバッグもスッポリ入ったので、フェリー乗船時や宿泊先での荷物の持ち運びに便利だった。
スリムなスタイルのシートバッグ。容量は25〜33.5L。ワンタッチで開閉できるフラップ式エントリーカバーを採用していてレインカバーも付属
左右のサイドポケットもすぐに取り出したい旅のアイテムを入れておくのに便利
3-1.[Henlybegins]DH-725
リアが上向きのスマートなデザイン。ステー無しで簡単に装着でき、ウィンカーに接触しにくく、タンデムも可能に。背面の凹みがハリ出しを防止し、タオルや工具類など入れるのに便利なアウターポケット付き。下部底部分にチャックがないため、全面開放しても荷物が飛び出てこない、きめ細かい気配り設計で使い勝手が良かった。
容量は片側16L。ウインカーに接触しにくいスラントデザイン
大きく広がるサイドオープンタイプでシートに荷物があっても旅アイテムの出し入れが容易