2021.04.22

「2021年版の取材を振り返って」Vol.11~九州沖縄編~

「2021年版の取材を振り返って」をテーマに、各著者が感じたことについて語ってもらうシリーズの第11回。今回は九州沖縄担当の坂口さんからのお話です。

著・坂口 まさえ

【表紙撮影のこと】


コロナな世の中、2021年度版も無事に出版されてホット一息です。 そんなツーリングマップル九州の取材は、準備期間が短かったものの2020年8月~9月下旬と、ほぼ例年と同じ時期にかけて行うことができました。今回はHONDAハンターカブ(CT-125)で初の原付二種!原付の旅はどんな旅になるのかな?ってワクワクの出発でした。 北九州(門司港)に到着したフェリーでは、一緒に乗船していたサイドカー付きのモンキーが可愛くて(ハートマーク)、モンキーのライダーはこのハンターカブも予約中で一緒にフェリーに乗っていたのも何か縁があるね~とお互いニッコリ♪ 九州上陸初日は別府で表紙撮影を予定していたので、すぐに別府へ向けて出発!現在は東回りの高速道路もつながり北九州~別府間もだいぶ時間が短縮されて便利になりましたが、原付なのでもちろん一般道のみ。高速より3倍以上もの時間をかけて雨の中をえっちらおっちら、カメラマンの治武さんと合流したときには雨も上がり、明礬(みょうばん)温泉の猫達も顔をだしてくれて笑顔のスタートとなりました。 2021年度版の表紙撮影は「明礬温泉」(ツーリングマップル九州沖縄14A-6)、別府市街を一望できる「十文字原展望台」(ツーリングマップル九州沖縄14A-6)からやまなみハイウェイで南下し、「長者原」(ツーリングマップ九州沖縄19F-5)、「黒川温泉街」(ツーリングマップル九州沖縄19D-6)。 日田から北九州へ北上し「小鹿田(おんた)焼きの里」(ツーリングマップル九州沖縄12I-3)、「平尾台」(ツーリングマップル九州沖縄2I-6/中国四国63I-6)、「門司港レトロ」(ツーリングマップル九州沖縄2J-1/中国四国63J-1)など、九州北東部を2泊3日かけて行いました。 門司港レトロでは撮影しているとタンデムライダーに「もしかして、ツーリングマップルの撮影ですか?なんかそれっぽい雰囲気のポーズ取っていたので」って声かけられて、ちょっぴり気恥ずかしくもあり嬉しくもあったのでした。 そして表紙撮影の最終日は関門海峡を望む和布刈公園で中四国担当の博田君と合流!この日から中四国の撮影を始めるようで、ちょうど九州と入替りのタイミングで実現した3人の再会でした。カメラマンの治武さん、博田くんの2人とはもう20年来の知合いで、バイクのレース出たり、海外行ったり、ツーリングなどなどいろんなこと一緒にやってきたけど、3人で顔合わせるのは本当に久しぶり。 でも、いつもと変わらず「あ、元気やった?変わらんね(笑)」と、旧友っていいなぁ~と思える一時の楽しい時間でした。 ココで博田くんと治武さんと別れて一人旅。ハンターカブでのソロツーリング始まり、始まり~。

新門司港で出会ったモンキー

和布刈公園にて、博田くん、カメラマンの治武さんと

【ハンターカブでの旅】


2020年8月は、まだまだコロナの感染拡大が広がっている状況で地方では首都圏からの旅行者の受入れがオープンで無いところもあり、事前に予約していた宿からキャンセル願いをいただいたり、予約できなかったり、はたまたこの時期すでに始まっていたGotoトラベル、東京は除外されていたので、その恩恵にもあやかれずだったので 1.大きな町や観光地はなるだけ避ける 2.宿泊はビジネスホテルで という、自分ルールを作っていざ出発! で、こんなご時世だし東京のナンバーだしなるだけ目立たないよーにって人里離れた山頂や人気のない岬を目指して走っていたのに…真っ赤でかっちょいーハンターカブを皆ほっといてはくれませんでした(笑) 平日の誰もいない針尾送信所(九州沖縄15J-6)の駐車場。バイクの横で地図を確認していたら、2台の大音量エンジンのバイクが横付け!降りてきて角刈りなやや強面のおいちゃん達に「いいバイクやね!」と声をかけられて思わず「ありがとうございますっ!」と。色々バイクについて聞かれた最後に「俺たち、ここの森にカブトムシ探しにきてるから、きいつけてな~」と森へ入っていきました。 道の駅の駐車場では日本一周が終わって奄美大島へ帰る途中のキャンピングカーで旅する夫婦から声をかけられハンターカブ談義。「奄美帰ったら、このバイク買う!」ってお互いの旅の無事を祈りました。 熊本では、ミカン畑の山中のちょっとした広場で休憩しているとマフラー大音量の軽自動車がやってきて、中からジャイアンとスネ夫のような二人組の若者が「バイクみかけてやってきた。ハンターカブでしょ。初めてみた~、カッケーー」とハンターカブの良さについてスネ夫君に熱く語るジャイアン君、最後に「このバイク人気あっから、盗難めちゃ気をつけた方がいいっすよ!」と再び来た方向へ車を走らせて行きました。 福岡では、ちょうどテレビ西日本の「WORLD FUKUOKA NEWS」(福岡のどうでもいい情報をワールドワイドな視点でお届けする番組)筑豊族や修羅の国を話題にした番組を見たばっかりの時、泣く子も黙る(噂)筑豊ナンバーのバイクに囲まれてドキドキ。ちょっとやんちゃな雰囲気のおっちゃん達でしたが、ハンターカブええなぁ~と、みんなで笑顔♪ そんなこんなで、ハンターカブってことで声かけてくれた人多数、いつも以上に声をかけれて、ハンターカブの注目度を体感する旅となりました♪

北九州市が作成した自虐的ポスター

ハンターカブの旅は楽しい!牧島にて

【取材・撮影協力】


車輌:CT125・ハンターカブ(ホンダモーターサイクルジャパン) ヘルメット:J・O(SHOEI) ウェア・グローブ・シューズ:エアーパーカ/コーデュラストレッチパンツ/ラバーナックルメッシュグローブ/008BOAWRAPエアーライディングシューズ バッグ:ヒップバッグ(L)/ラージシートバッグ.32

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