
GEAR
2025.08.31
バイク用シートバッグおすすめブランド9選 大容量・防水でツーリングをもっと快適に
ツーリングを楽しむライダーにとって、バイク用シートバッグは欠かせないアイテムです。財布や雨具を入れるだけの小型サイズから、テントや寝袋まで積載できる大容量タイプまで幅広く展開されています。 しかし種類が多すぎて「どのサイズを選べばいいのか」「防水は必要なのか」と迷う方も多いはず。ここでは初心者にもわかりやすいシートバッグの選び方と、信頼できるバイク用シートバッグを展開するブランドの代表モデルを紹介します。
バイク用シートバッグの選び方のポイント
シートバッグは見た目や容量だけでなく、使い勝手や信頼性も選ぶ上で大切です。ここでは初心者から中級ライダーまで役立つ6つのポイントを整理しました。 1.容量はツーリングスタイルに合わせる 2.防水性能で安心感をプラス 3.取り付け方法と安定感を重視する 4.荷物の出し入れしやすさ 5.拡張性と組み合わせ 6.ブランドの信頼性

1.容量はツーリングスタイルに合わせる
・日帰りツーリング(10〜20L程度) 財布やスマホ、レインウェアといった最低限の荷物に適したサイズ。街乗りやショートツーリングでも使いやすい。 ・1〜2泊ツーリング(30〜40L程度) 着替えや洗面道具、宿泊に必要な荷物が収まる容量。ホテルやペンション泊にちょうど良い。 ・キャンプ・長期ツーリング(50L以上) テントや寝袋、調理器具まで積載可能。60〜80Lクラスなら重心や安定感も意識する必要があります。 初心者は「どれくらいの荷物を積むのか」をイメージして選ぶと失敗が少なく、中級者は「容量とバイクとのバランス」を意識するとより快適です。

2.防水性能で安心感をプラス
突然の雨はツーリングの大敵です。 ・完全防水タイプ ターポリン素材やロールトップ式で、長時間の雨でも安心。 ・インナー防水バッグ付き 軽量で普段使いやすく、必要なときだけ防水性を発揮。 初心者は「雨でも荷物が濡れない安心感」を重視し、中級者は「防水性と軽さ・取り回しやすさのバランス」を考えると選びやすくなります。

3.取り付け方法と安定感を重視する
リアシートに確実に固定できなければ、走行中に不安定になり危険です。 ・ベルト・バックル式 もっとも一般的で信頼性が高い。 ・ブランド独自の固定システム 素早く取り付けでき、荷崩れを防ぐ設計。 ・補強フレームや滑り止め付き 重量物でも型崩れしにくい。 初心者は「取り付けのしやすさ」、中級者は「長時間走行でも緩まない安定性」に注目して選びましょう。

4.荷物の出し入れしやすさ
ツーリング中に欲しいものをサッと取り出せるかどうかは快適さに直結します。 ・サイドオープン式 バッグを外さずに荷物を出し入れできる。 ・大きな開口部 マットや寝袋など大型ギアも積載しやすい。 ポケットや仕切り付き:小物を整理でき、バッグ内で探し物をする手間を減らせます。

5.拡張性と組み合わせ
ツーリング先で荷物が増えるのはよくあること。そんな時に便利なのが拡張機能です。 ・容量可変ファスナー付き 必要に応じて容量を広げられる。 ・サイドバッグとのセットアップ 積載力を大幅にアップできる。 ・バッグ上面にマットや寝袋を固定できる仕様 大型装備を効率的に積載可能。

6.ブランドの信頼性
性能やデザインだけでなく、ブランドの信頼性も重要です。 ・国産ブランド(タナックス、ゴールドウインなど) 日本のツーリング文化に即した機能性に定評あり。 ・海外ブランド(エンデュリスタン、SWモーテックなど) 過酷な環境で実績を積み重ねてきた耐久性が魅力。

信頼できるバイク用シートバッグと相性の良い選び方
ここからは主要9ブランドを深掘りし、「なぜ選ばれるのか」「どんなライダーに向いているのか」を具体化します。商品カタログではなく、ブランド選びの指針として活用してください。
タナックス(TANAX) ツーリングの定番となるバイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 日本ブランドの定番。ツーリングバッグといえばタナックス、と言われるほどラインナップが豊富で、シートバッグの代名詞的存在です。サイドオープンや追加コード、荷崩れしにくい設計など、現場の不満を丁寧につぶす改良が積み重なっています。説明書や付属品が親切で、初めてでも取り付けやすいのが強みです。 【こんなライダーにおすすめ】 はじめてバイク用シートバッグを買う初心者/迷ったら失敗したくない人/汎用性の高い定番を長く使いたい人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 容量は余裕めに。付属ベルトを正しく取り回せば安定感が出ます。サイドから出し入れできる構成にすると休憩時のストレスが激減します。

画像:Amazon
ゴールドウイン モーターサイクル(GOLDWIN MOTORCYCLE) 素材工学とデザインを両立したバイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 アウトドアウェアで有名ですが、ツーリングバッグやシートバッグも展開。特にデザイン性と素材技術を活かした製品が多いです。ウェア開発で培った素材・パターン設計の知見を、バイク用バッグにも展開。型崩れしにくい骨格と上品なデザインで、街乗り〜ロングまで見た目と実用を両立します。担いだときのフィット感や持ち運びやすさも秀逸です。 【こんなライダーにおすすめ】 機能だけでなく見た目も重視する人/オンロード中心で都市〜郊外をスマートに走りたい人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 日帰り〜1泊の荷物が多い人は容量可変タイプが便利。通勤やタウンユースと兼用する人にも好相性です。

画像:Amazon
ヘンリービギンズ(Henly Begins) 実用性とコスパに優れたバイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 デイトナ発の実用派。街乗り〜ツーリング用まで幅広くカバーしています。積みやすいスクエア形状、盗難対策ファスナー、滑り止め底面など“痒いところに手が届く”仕様が豊富。価格と機能のバランスがよく、はじめての積載カスタムにも最適です。 【こんなライダーにおすすめ】 予算を抑えつつ信頼できる機能が欲しい人/通勤+ツーリングの両立をしたい人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 まずはベーシック容量から。拡張ファスナーや外部固定ポイントで後から積載力を足せる設計を選ぶと長く使えます。

画像:Amazon
モンベル(mont-bell) アウトドア品質を活かした防水バイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 本来はアウトドアブランドですが、バイク用ラインもあり、防水・軽量のシートバッグを販売。防水・軽量・耐久のアウトドア基準。ウェルダーやロールトップなど雨に強い作りと、無駄を省いた設計でタフに使えます。シンプルゆえに汎用ストラップとの相性が良く、バイクを替えても流用しやすいのも利点です。 【こんなライダーにおすすめ】 雨天走行が多い/ミニマル装備で旅を軽くしたい/キャンプや登山道具と兼用したい人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 ロールトップは過不足で高さを調整できるのが利点。固定は面で支えるように2〜3点で均等に締めると安定します。

画像:Amazon
ラフアンドロードスポーツ 日本のツーリング事情に最適化されたバイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 国内ツーリング事情を踏まえたバイク用品総合ブランド。国内路面・気候・車種事情に合わせた“実走設計”。セミハードやスクエアなど形状のバリエーションが広く、補強板や天面ラッシュポイントなど積み増しを前提にした工夫が効いています。耐久性と整備性のバランスも良好。 【こんなライダーにおすすめ】 週末の中距離〜長距離を走る人/道具をきちんと整理して積みたい几帳面タイプ。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 箱形は仕分けがしやすい反面、幅や高さが出やすい。車体サイズとのバランスと、マフラーとのクリアランスを要チェック。

画像:Amazon
エンデュリスタン(ENDURISTAN) ハードユースに耐える完全防水バイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 スイス発。世界的に有名なアドベンチャー系ブランドで、防水・防塵のシートバッグを展開しています。多層ラミネートと溶着を中心としたタフな完全防水設計。赤い内装で視認性が高く、泥・砂・雨に強い。ストラップやバックルが強靭で、荒れた路面やダート走行でも心強い存在です。 【こんなライダーにおすすめ】 林道・未舗装路・長距離アドベンチャー/天候や路面を選ばず走る人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 容量は必要最小限+α。重い荷物は低く・前寄りに、軽い寝袋などは天面固定に回すと走行安定性が上がります。

画像:Amazon
SWモーテック(SW-MOTECH) システム積載を可能にするドイツ設計のバイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 ドイツ発。シートバッグも含め、システム化された積載ソリューションを展開。車種専用キャリアやクイックリリースなど“システム前提”の発想が強み。バッグ単体だけでなく、サイド・トップ・タンクを連携させた積載プランが組みやすく、見た目も端正。欧州ツアラーとの親和性が高いです。 【こんなライダーにおすすめ】 見た目の統一感まで含めて積載を設計したい人/欧州車やフルカウルで美しく積みたい人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 将来の拡張(サイド追加など)を見据え、まずはベースとなる固定方式を決めるとムダがありません。

画像:Amazon
イガヤ(IGAYA) 剛性と耐久性を重視した国産バイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 堅牢で無骨なシートバッグを展開する国産ブランド。厚手ナイロンと補強板で“形が崩れない”ことにこだわる設計。過剰な装飾を避け、道具としての信頼性を最優先。重い荷物を積んでもヨレにくいので、毎回しっかり詰め込む使い方に向きます。 【こんなライダーにおすすめ】 ロングツーリングで荷物が多い/道具感のある無骨なギアが好みの人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 底面の設置面積を活かして“面で支える”固定を。重量物は底・前側へ、軽量物は上・後ろへが基本です。

画像:Amazon
コミネ(KOMINE) 安全性とコスパを両立する大容量バイク用シートバッグ
【ブランドの特徴】 プロテクターで有名ですが、シートバッグも展開。プロテクターの知見から来る“安定・視認・耐久”の設計。補強フレームで型崩れしにくく、リフレクター配置など安全面の配慮も。価格を抑えつつ大容量を狙えるラインが多いのも魅力です。 【こんなライダーにおすすめ】 コスパ重視で大容量が欲しい/夜間走行や通勤でも使いたい人。 【相性の良い使い方・選び方のコツ】 容量を欲張り過ぎず、まずは必要十分なサイズから。荷物が増えるシーズンだけ外付け固定ポイントを活用。

画像:Amazon
バイク用シートバッグでよくある疑問と解決ポイント
「どの容量を選べばいいのか」「防水タイプは必須なのか」など、シートバッグ選びには多くの疑問がつきものです。ここでは、ライダーからよく寄せられる質問をまとめて、わかりやすく解説していきます。購入前の不安を解消する参考にしてください。 Q1. 日帰りツーリングにちょうどいい容量は? A.10〜20Lくらいが目安です。財布やスマホ、レインウェアなど必要最低限の荷物を持ち運ぶのに十分なサイズです。 Q2. 防水シートバッグって本当に必要? A.雨の日も走るなら安心感が違います。完全防水タイプならどんな天候でも安心。普段は軽く使いたい人は、インナー防水バッグ付きがおすすめです。 Q3. 初めて買うならどのブランドがいい? A.タナックスやヘンリービギンズのような国産ブランドは取り付けがわかりやすく、初めてでも失敗しにくいですよ。 Q4. 大容量バッグを選ぶときの注意点は? A.荷物を高い位置に積みすぎると走行が不安定になることも。重いものは底や前側に、軽いものは上に置くのがコツです。 Q5. シートバッグとトップケース、どっちが便利? A.シートバッグは容量調整がしやすく、外したり追加したり柔軟に使えます。トップケースは防犯性や耐久性で優秀。ライフスタイルに合わせて選ぶと失敗がありません。 Q6. バイクとの相性はどうやって見るの? A.バッグの幅や高さが、バイクのシートやマフラーに干渉しないかをチェック。特にスポーツタイプはバッグが大きすぎるとバランスを崩しやすいので注意です。 Q7. 高速道路でも安定して走れる? A.きちんと固定していれば問題ありません。ただし大容量バッグは風の影響を受けやすいので、荷物はできるだけ低い位置にまとめて積むと安心です。 Q8. バッグのメンテナンスはどうする? A.ターポリン素材は水でさっと流せてメンテナンスは簡単です。布系はブラシで汚れを落としたり、防水スプレーをかけると長持ちします。

バイク用シートバッグで快適にツーリングを楽しもう
シートバッグを選ぶときは「容量」「防水性」「固定方法」「出し入れやすさ」といった基本性能を押さえることが重要です。そこに加えてブランドごとの思想や信頼性に目を向けると、自分に合ったバッグが見つかります。 タナックスやゴールドウインのような国産ブランドは初心者に安心感を、エンデュリスタンやSWモーテックといった海外ブランドは耐久性や個性的な設計で中級者以上の満足度を高めます。 自分のツーリングスタイルに最適なシートバッグを選び、快適で安全なバイクライフを楽しんでください。
