ツーリングマップル2022年度版の取材・撮影で使用した車輌＆ウェア＆用品類【東北編】

今年のツーリングマップル東北の表紙撮影＆実走取材で使用した車輌＆ウェア＆用品類を紹介します。 ※掲載の情報は2021年12月現在のものです

著・賀曽利隆・フィネス／撮影・巣山悟

【車輌インプレッション】スズキジクサーSF250

2022年版東北実走取材の相棒はスズキのジクサーSF250だ。すごく気に入ったのはカラーリング。マシンの澄み切った青色が東北の抜けるような青空に映えてそれは綺麗だった。ブルーの車体を横断して描かれた「SUZUKI」のロゴが格好いい。東北の山野を走りながら一瞬、レーサーでコースを走っているかのような気分を味わった。見た目には前傾姿勢がきつそうだったが、実際にまたがり、乗ってみると、それほどの前傾ではなく、ロングツーリングにもまったく問題ないライディングのポジションだ。足つき性がいいので、巣山カメラマンとの表紙撮影は楽だった。というのは1枚の走行シーンを撮るのに何度か繰り返して走るが、そのたびごとのUターンがしやすかったのだ。ライトが明るいので、ナイトランは楽しくなるほど。ライトを上向きにすると、路肩の反射板が光って飛行場の滑走路を走っているかのようだ。今回は全行程8500キロの「東北一周」だったが、このジクサーSF250では「サンフランシスコ→ニューヨーク」の「アメリカ横断」をしたくなった。

スズキジクサーSF250

250ccのフルカウルスポーツモデルで、搭載しているパワーユニットは、軽量でコンパクトな新開発の油冷SEPエンジン。ワンプッシュで始動可能なスズキイージースタートシステムや、新設計のLEDヘッドライト＆LEDリアコンビネーションランプも装備している。＜主な仕様＞メーカー希望小売価格=48万1800円全長2010×全幅740×全高1035mm／シート高800mm／車両重量=158kg 総排気量=249cc／燃料タンク容量=12ℓ／最高出力＝19kW（26PS）／9000rpm

見た目ほどの前傾姿勢ではないので長距離も問題なし！

ブルーの車体を横断して描かれた「SUZUKI」のロゴが恰好いい！

明るいヘッドライトでナイトランも楽だった！

極太のマフラーがド迫力！

軽量で多機能なインストルメントパネルはフル液晶ディスプレイ

➡スズキ（公式WEBサイト）

【ヘルメットインプレッション】アライヘルメット VZ-RAM（NAKASUGA 21）

2022年版東北実走取材のヘルメットは、アライのVZｰRam（NAKASUGA21）。このデザインが超すごいのだ。前側には大きな目玉が2つ。これはSP忠男一門のシンボルではないか。今年のSSTR（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）のトークショーで鈴木忠男さんと一緒になったとき、忠さんには「カソリさん、いつからウチのチームに入ったの!?」と言われた。後側には豹が描かれている。じつに見事な出来栄え。この守護神のおかげで、「東北一周8500キロ」を無事に走り切ることができた。

➡アライヘルメット VZ-RAM（NAKASUGA 21）Amazon

アライヘルメット VZ-RAM NAKASUGA 21（NAKASUGA 21）

安全を追求した滑らかなフォルムをVASシステム採用で実現したオープンフェイスモデル。大型のディフューザーやエアダクト、エコピュアー内装採用など快適装備も充実している。

みなさん、見てください。これが全日本史上最強レーシングライダー中須賀選手のレプリカ、VZ-RAMのグラフィックモデル、NAKASUGA21ですよ～。

前側には一度見たら忘れない大きな目玉が2つ！

後側には豹の守護神。これはもう芸術品だ！

➡アライヘルメット（公式WEBサイト）

➡アライヘルメット VZ-RAM（NAKASUGA 21）Amazon

【ウェアインプレッション】風魔プラスワンツーリングマスタージャケット／ツーリングマスターパンツ

ウエアは風魔プラスワンのツーリングマスタージャケットとツーリングマスターパンツ。慣れ親しんだ風魔の製品なので、ぴったり体にフィットする。振り返ってみると、1984年～1985年の「南米一周」で初めて風魔プラスワンのウエアを使用したが、それ以来、40年近く使っている。 2021年バージョンにはジャケットとパンツの両方に、サンライズ・サンセットを表す「SSTR」のロゴが入っている。ぼくは毎年、SSTRには参加（参戦）しているので、ちょっぴり誇らしい気分になる。

風魔プラスワンツーリングマスタージャケット／ツーリングマスターパンツ

3レイヤー防水透湿素材で、急な天候変化にも安心の3シーズンモデルのジャケットとパンツ。いずれもライディングを妨げない立体裁断で着心地も快適。ジャケットは肩、肘、背中にパッドを標準装備。上腕内側と背中にベンチレーション、裾下部にはストームガートを設けている。パンツは膝にパッドを標準装備で、腰部に市販のパッドを装着できるフラップもついている。膝まで大きく開く開口部でブーツでの脱ぎ履きも楽にできる。