2023.06.27

ツーリングマップル取材担当者が選ぶ巨岩奇岩百選~関東甲信越編~

ツーリングマップル2023年度版から、取材担当者が選ぶ日本各地の奇岩巨岩百選を掲載しています。その中から各エリアの10選をピックアップしてご紹介!今回は関東甲信越編です。

著・フィネス

【紹介スポット】


1.殺生石【栃木県】 2.丸岩【群馬県】 3.男根岩【群馬県】 4.榛名神社【群馬県】 5.白髭大岩【東京都】 6.神戸岩【東京都】 7.夫婦岩【千葉県】 8.しし岩【長野県】 9.黒曜石【長野県】 10.人面岩【新潟県】

1.殺生石【栃木県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.90 F-5/東北 P.8 F-5

那須湯本温泉最奥に硫化水素の匂いが立ちこめる、荒涼とした一帯が広がっている。そこにあるのが「殺生石」で九尾の狐の伝説が伝わるミステリースポット。その石が数年前に二つに割れて話題になったが、2022年の取材時もそのままの姿だった。

2.丸岩【群馬県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.46 I-2/中部北陸 P.74 I-2

国道299号と国道462号の交差点から東へ進むと、神流川の河原にごろんと転がっている巨大な岩が見えてくる。周囲50m、高さ15mの丸岩で、岩肌には木々や苔が繁茂していて、いったいいつからここに座しているのだろうと想像が膨らむ。

3.男根岩【群馬県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.62 I-4

榛名湖へ登る県道33号沿いにある岩。名前の通りのお姿で、道路からもしっかりと目立っていて、思わずバイクを停めてまじまじと眺めてしまった。自然の造形の不思議さを感じられる奇岩だ。

4.榛名神社【群馬県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.62 I-5

榛名山の山麓に祀られた古社。険しい参道を登った先の本殿は、ご神体の御姿岩と一体になっていてその光景がじつに印象的。巨岩に囲まれた双龍門の眺めもじつに素晴らしい。

5.白髭大岩【東京都】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.38 D-5/中部北陸 P.65 D-5

国道411号の側を通る、奥多摩むかし道(旧青梅街道)沿いにある白鬚神社。本殿にのしかかるように存在する巨大な岩が白鬚大岩。人工的に切断したような平坦な断面は、これが断層の露頭ということを教えてくれる。

6.神戸岩【東京都】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.38 E-6/中部北陸 P.65 E-6

檜原村の最奥部、渓谷を進んでいると戸のように左右に分れた高さ100mの巨大な一枚岩がそびえる。繁茂した木々に隠れて岩壁は上部しか見えていない。しかし、下の渓谷沿いの歩道では、荒々しい岩盤を間近に見ることができる。

7.夫婦岩【千葉県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.30 G-5

いすみ市の海岸にそびえる巨大な岩と横に佇む岩の二つ。太平洋の荒波が打ちつける海岸線にあり、すぐ側までバイクで入れるので岩を背景にバイクの写真が撮れる。もともとは一つの岩だったそうで、広がる大海原との対比が素晴らしい。

8.しし岩【長野県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.45 I-7/中部北陸 P.73 I-7

八ヶ岳の展望で人気の平沢峠の側にある。岩塊の中に紛れているので、想像力を働かせてよーく探してみよう。周辺の岩場は峠の駐車場よりも展望が開けているので、より八ヶ岳の眺めを楽しみたいならこちらがおすすめ。晴れた日には南アルプスも見える。

9.黒曜石【長野県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.122 G-4

明治大学黒曜石研究センターの敷地に置かれている巨大な黒曜石。隣には黒曜石についてのさまざまな展示が見られる黒耀石体験ミュージアムがある。北側の山上には鷹山遺跡があり、地面でキラキラと光る黒曜石を見ることができて、遺跡内の星くそ館では黒曜石の採掘の様子をプロジェクションマッピングで体感できる。

10.人面岩【新潟県】


ツーリングマップル➡関東甲信越 P.113 D-3

佐渡島の真野湾の海岸にある奇石で正式な名前は立岩。名前の通り、人の顔に見える岩で、見つめていると動き出したり、話しはじめたりするのではという気持ちになってくる。鼻に見える部分があって、どこかモアイ像に似ていると評判。

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