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2024.07.11
【考察】ツーリングライダーはなぜソフトクリームを食べるのか
こんにちは!バイクや地図に関するアレコレを考察するシリーズ。 ここまで2回に渡り、「日本のツーリングライダー人口」について考察してきました(まだ読んでない方は記事末尾の「関連記事」からどうぞ)。それに関しては引き続き考察を進めるつもりですが、いったんガラリとテーマを変えて、今日は「ライダーはなぜソフトクリームを食べるのか?」を考察していきたいと思います。
ツーリングマップルにもソフトクリームアイコンがあるんだぜ
今回のテーマ、実は案外、いろんなところでいろんな方が語っています。 その事実がすでに、ライダーとソフトクリームの相性の良さを表している、と言っても過言ではないわけで、もしかしたら語り尽くされたテーマなのかもしれませんね。 だからまあ、いまさら画期的な新説を説いてやろうってつもりもないんですが、個人的にもよくソフトクリーム食べちゃうし、何より、ツーリングマップルでも2022年度版から「ソフトクリームアイコン」を作って情報を強調表示しているんですよね。そんなこともあって、改めて考えてみたいなと思った次第です。
ソフトクリームのアイコンが地図上に表示してあります(ツーリングマップル北海道)
こちらは凡例(はんれい)=地図の見方のページ
「ライダーが行きそうなとこだいたいソフト売ってる」説
まず思ったのは、 「そもそもライダーがよく立ち寄る場所にソフトクリームがあるよね?」 って話。例えばライダーが立ち寄る場所の代表格と言えば「道の駅」ですが、たいてい道の駅に行くと、ソフトクリームが売られています。それも、ご当地食材や、近くの牧場のミルクを使ったソフトクリームなんかがあったりして。「ご当地食材」もツーリングライダーの好物ですから、見るとホイホイ引き寄せられちゃう(笑)。 いますよね、道の駅行くとソフトクリームぺろぺろしてるオジさん(あ、別にオジさんを揶揄してるわけじゃないですよ)。「売ってるから食べちゃう」ってのは、まああるかもしれません。
ソフトクリームぺろぺろおじ。ちなみにこれは福島県の道の駅しもごうのソフト
道の駅と言えばご当地ソフト、ですよね(ツーリングマップル九州2024の巻頭特集より)
需要と供給のマッチングゥゥー
じゃあなんで、道の駅ではソフトクリームが必ずと言っていいほど売られているんでしょうか?仮説を立てるとすれば、ソフトクリームは導入ハードルが低い、というのがあるかもしれません。 ざっくり調べた感じだと、業務用のソフトクリームマシンは100万円程度出せばかなり立派なものが手に入るようです。中古なら50万円くらいでも。材料の配合は決めないといけませんが、安定した味を提供するハードル(調理技術とか衛生・安全管理とか)は他の飲食物に比べるとちょっと難易度低めのよう(もちろんこだわればいくらでも難しくなる)。原価や食材管理コストもそこまで高くないし、スペースも広くなくていい。人件費も少なくて済む。 (※素人調べなので、間違ってたらすみません) そんなハードルの低さ(※あくまで他の飲食物と比較してですし、ソフトクリーム商売が簡単に儲かるなんて言うつもりはないです)もあって、言い方は悪いですが、道の駅に限らず、ちょっと辺鄙な場所でも、ソフトクリームは提供しやすいのかもしれませんね。つまり ・ライダーは辺鄙な場所が好き ・辺鄙な場所でもやりやすいソフトクリーム これで需給が一致、ライダーがたくさん来る場所ではソフトクリームがテッパンメニューになるという。
冬季はソフトクリームは売れにくいので、おしることか甘酒とか売るといいかも
っていうか、なんでソフトクリームなんよ?
いや、需給がマッチするのは分ったけど、だからと言って、ライダーがソフトクリームを好きじゃなきゃ、それも成り立たんわけで。なんで、ツーリングしてるとソフトクリームが食べたくなるんですかね?それが知りたい。 ほかにライダーが食べ飲みしがちなもの、例えば団子、五平餅、コロッケ、コーヒー、いろいろありますが、ソフトクリームが別格なのはなぜなんでしょうか。 ひとつは、“食べごたえ”のちょうど良さではないでしょうか。さっき例に挙げた団子や餅、コロッケの類はいわば食事に近い。バイクはそれなりに体力を使いますから、ちょこちょこ休憩しますよね。そんな「ちょっと休憩」のつもりのところに、あまり重いものは入れたくない。サクッと食べてサクッと出発したいねん。でも小腹は空いてる。でも飲み物だけじゃ満たされへん。。。う~む。 そんなとき、脳裏に浮上するソフトクリームのちょうど良さですよ。固形なんだけど柔らかく、口に含めばさっと溶けて、のども潤う。コーンがあればパリッとサクッと軽い食感がアクセントになって、なんか食べた気になれる(絶対コーン派ですワタクシ)。アイスクリームやジェラートだと固いし何よりスプーン使って食べるとかめんどくさい。このあと食べる予定のメインの食事にもそんなに影響しない。胃の容量の心配も、罪悪感も必要なし。 ああ、やっぱソフトクリーム最高じゃん!
ふわふわ
なんとカロリーがベストマッチ?
ここで、ソフトクリームのカロリーを調べてみました。 平均的なソフトクリームは大体140gで、カロリーは200kcal程度のようです。一方、オートバイツーリングの消費カロリーはというと、こちら最近サービス終了してしまいましたが「イートスマート」というサイトによると、30歳のライダーが30分乗って、99kcalだそうです。つまり60分=1時間のツーリングだと約200kcal。え!?マジ?ぴったり合うじゃないですか!おおおお~!これはちょっと、新発見!?影響していないわけないダヨ! ちょっと興奮してしまいましたが(汗)、つまり、1時間のツーリングで消費したカロリーがソフトクリーム1本で完全補給できると。しかも暑い時期なら火照ったカラダを冷やすこともできる。それもワンハンドで食べやすい。時間もかからない。甘い!おいしい✨!なんということでしょう!そりゃあツーリングライダーと相性が良いわけです。
ワタクシ、真理にたどり着いちゃったかも…
開田高原ソフトクリーム工房のソフトクリーム
それを食べた関東甲信越担当の中村さん食レポ・・・(YouTubeより)
【まとめ】(ああ、口がソフトクリーム求めてる。。)
というわけで、いかがだったでしょうか。ライダーとソフトクリームについての考察。「ソフトクリームなんて食わねえよ」なんて人もいるとは思いますが、食う食わないは自由ですから。別にライダー全員がソフトクリーム食ってるとは思ってませんのでご安心を。冒頭にも書きましたが、このテーマはいろんなところで語られています。なので、いろんな説を唱える人がいます。 おもしろい意見を紹介すると ・あのソフトの巻き巻きが峠道を想起させる。だからライダーは無意識に買っちゃうんだ とか、 ・普段イカツいライダースーツを来てるオジサンが、ソフトクリームを食べることで可愛さがプラスされてイカツさ軽減。そのために食べてる。 なんてのも(笑) なお、僕のお気に入りのソフトクリームは、山梨県の清里高原にある清泉寮のソフトクリームです。思わずお代わりしちゃったくらいおいしい!食べたことない方はぜひ! それではまた次の考察で!
清泉寮WEBより
【おまけ】
ソフトクリームを買うと、写真を撮りたくなっちゃいますよね。手にもって写真を撮るときは、背景に気をつけると、いい感じになりますよ。背景がごちゃごちゃしてない場所を選んで、でもそれなりにその場所を表す何かが映るようにして撮ると良いと思います。あと、くれぐれも落とさないように気をつけましょう!せっかく買ったのに、写真を撮るのに夢中になって、一口も食べてないのにお別れなんて、辛すぎます・・・。
こんなことになりたくない・・
巣山カメラマンの意地
背景の抜けが良くない場合はぼかすといいです。(被写体は近く、背景は遠く)