Touring
2025.12.12
2025 東北ツーリングBEST3─印象に残った絶景・グルメ・出会いを実走取材から振り返る
今年も残り一カ月を切りましたね。ツーリングマップル2026年度版、出版へ向けての作業も日に日に増えてきています。 さて、「ツーリングマップルは毎年取材しているんですか?」と良く聞かれますが、はい、その通りです。今年も取材担当者が担当エリアで実走取材を行いました。取材中には、言葉を失った絶景、ほっぺたがぽろぽろ落ちた絶品グルメ、思いがけない人や物事との邂逅などなど今年もいろいろありました。 というわけで、取材中に印象に残った出来事をお届けします。今回は東北担当の賀曽利さんの「印象に残った事ベスト3」です。
▶東北 three memories◀
東北の玄関口、鼠ヶ関は見どころ満載
『ツーリングマップル東北』の表紙撮影は7月9日から3日間。巣山カメラマンとは新潟・山形県境の「鼠ヶ関(ねずがせき)」[ツーリングマップル東北 P.37(関東甲信越 P.112) F-3]で落ち合った。ここは東北の日本海側の玄関口。「奥羽三関」の「念珠関址(ねんじゅぜきあと)」でよく知られているが、じつに面白いところで見処満載。国道7号旧道の県境には「県境通過記念スタンプ」が置かれている。
国道7号の新潟・山形県境
国道7号旧道の新潟・山形県境
国道7号旧道の新潟・山形県境には県境通過の記念スタンプが置かれている
JR羽越本線の鼠ヶ関駅、名木「念珠の松」と見てまわり、地続きの弁天島の厳島神社を参拝し、突端の灯台へ。そこには金毘羅神社が祀られている。
JR羽越本線の鼠ヶ関駅
鼠ヶ関の名木「念珠の松」
鼠ヶ関名物の「一夜干しいか」
弁天島の厳島神社を参拝
厳島神社の狛犬は面白顔
「弁天島」の灯台と「金毘羅神社」
「奥羽三関」の念珠関址
釜石の夜、三陸の海の幸と地酒を堪能
本荘から東北を横断し、三陸海岸の釜石[ツーリングマップル東北 P.59 B-1]へ。ここではJR釜石線釜石駅隣接の「ホテル フォルクローロ」に泊まった。三陸鉄道の釜石駅が隣り合っている。ぼくは駅宿もしくは駅前宿というのは大好きなのだ。
JR釜石駅の「ホテル フォルクローロ」
呑ん兵衛横丁の居酒屋「とんぼ」に入る
呑ん兵衛横丁の案内図
巣山カメラマンとさっそく夜の釜石を歩き、駅前の呑ん兵衛横丁の居酒屋「とんぼ」に入った。まずは生ビールで乾杯。この一杯目がたまらない。
巣山カメラマンとまずは生ビールで乾杯!
酢の物のタコが美味
マグロ、カツオ、タイ、アジ、タコ、イカの刺身は鮮度満点
三陸海岸ならではの「ホヤの味噌漬け」は釜石の地酒「浜千鳥」を飲みながら食べた。う~ん、たまらん!
釜石の地酒「浜千鳥」に替えてグイグイ飲み干す。うまい!
「ホヤの味噌漬」は三陸海岸ならではの味覚
生のキューリをもろみにつけて食べる。最高の酒の肴!
居酒屋「とんぼ」の女将さんに見送られて店を出る。心やさしき東北人よ!
ライダーが集う、大船渡の「バイクの駅大船渡」
大船渡の中心街に「バイクの駅大船渡」[ツーリングマップル東北 P.53 I-1]がある。初めて見る「バイクの駅」。思わず「東北実走取材」のVストローム250SXを止め、白いベンチに座って缶コーヒーを飲んだ。ここでは「ROUTE66」が目を引く。車に貼られた数々のステッカーがすごい。
大船渡の「バイクの駅」
「バイクの駅」でひと休み
「バイクの駅」の車に貼られたステッカー
そのあと「バイクの駅」に隣接して展示されている復元された千石船の「気仙丸」を見る。道をはさんだ向かい側には「かもめテラス」。ここではライダーにも人気の銘菓「かもめの玉子」を食べた。
「バイクの駅」に隣り合って復元された千石船の「気仙丸」が展示されている
「バイクの駅」の向かい側には「かもめテラス」。ここは「かもめの玉子」のさいとう製菓の総本店
これが「かもめの玉子」
「かもめの玉子」をいただきま~す!