2026.03.11

カソリの「3.11 鵜ノ子岬→尻屋崎2026」往路編まとめ

ツーリングマップル東北取材担当の賀曽利隆さんは、毎年3月11日に合わせて東北地方太平洋岸の南端、茨城県と福島県の境目にある「鵜ノ子岬」から、青森県東通村「尻屋崎」までを走り、変わる景色、変わらない景色を記録しています。 今回は、東北版のモニターも務めていただいているお二人、もんがぁ~さんと渡辺さんが同行。写真は渡辺さんからお送りいただいたものです。Xやfacebookではここまで個別に投稿していましたが、流れが分かりやすいように改めて記事にまとめました。

著・編集部マスキ(渡辺哲さんリポート)

3/6 カソリ大忙し。初日から慌ただしく…


出発当日。実はカソリさん、昨年10月にアフリカ縦断(道祖神ツアー)をしたのですが、その時乗っていたVストローム250SX(イエロー)が半年を経てまさかのこの日横浜港に着くということに…。 しかし東北への出発日は先に決待っていて、宿も同行のお二人含め予約済。ということで変更はできず、まず横浜港までバイクを取りに行きました。そして船から降ろされたバイクを受け取ったのがお昼過ぎ。そこから伊勢原の自宅へ戻り、旅の荷物を持ち、現在メインで乗っているVストローム250SX(レッド)に乗り換えていざ、東北へ向かいます。

半年ぶりの再会。(撮影:櫻井恵子さん)

自宅から横浜港までは電車。そこからバイク。カソリさん、時間を計算するため前週に横浜港まで試走していた

いざ鵜ノ子岬へ!…ところが


さあ行くぜ~!と走りだしたものの、なんと東北道走行中にエンジントラブル発生。走行不可能となり、あえなくバイクはレッカー、自身は鉄道で自宅へ舞い戻ることに…。さすがに再出発は翌日に改めて、受け取ったばかりのイエローで走ることに…。行ったり来たりてんやわんや…しかし事故がなくてよかったです(ほっ…)。

3/7 ようやく合流!


翌日単独で走りまくり、この日の宿泊地石巻市のサンファンヴィレッジでようやくもんがぁ~さん、渡辺さんと合流できたのでした。

カソリのガッツポーズ「やったぜぇ~!」(きっちり取り戻す男。しかしえらい遠回りでしたね…)

3/8 トリオ旅のスタート!


翌早朝、サンファンヴィレッジを出発!風もなく快晴でツーリング日和です!

サンファンヴィレッジを出発「いくぜ~!」 (右:もんがぁ~さん 真ん中:渡辺さん 左:不屈の男さん)

まずは女川方面へ参ります

女川町の様子。空がきれい

どんどん走っていきます。雄勝湾の防潮堤にはこんなカッコいい壁画が!

新しい撮影スポットになるかもしれませんね

カソリと花粉症


そういえばカソリさん、珍しくバンダナ的なものを顔に巻いている姿が目につきます。これはなぜかというと、カソリさんが重度の花粉症だからなのです!(笑)いつも元気で「行くぜー!」のカソリさんですが、どうしても克服できないのが花粉症。シーズンになるといつもシュンシュン鼻をすすって涙目で辛そうにしています。しかもシーズンと言ってもカソリさんの場合、1年のうち2/3が花粉シーズンなので「まともに生きられるのは真夏か真冬ぐらいのもんですよ~(泣)」なんていつも泣きっ面で言ってます。かわいそうに。

震災遺構をめぐる


引き続き走っていきます。次は宮城県石巻市立大川小学校跡地へ。ここは海から約3.7km内陸に位置しているものの、北上川を遡上した津波により校舎が飲み込まれ、校庭に避難していた児童や教職員の多くが犠牲となりました。 津波の恐ろしさを改めて感じます。 校舎は当時の姿のまま震災遺構として保存されており、隣接する「大川震災伝承館」とともに公開されています。

黙とうを捧げる

続いて北上川河口、神割崎へ。

北上川河口。いまはこのように美しい光景が広がっています

神割崎。向こうに見える二つに割れた奇岩の間から、荒波がしぶきを上げ押し寄せる。その荒波で顔を洗おうとしていたカソリ

続いて「南三陸町 防災庁舎跡」へ。ここは、町職員が最後まで町民に避難を呼びかけていた場所。しかし津波はこの庁舎の屋上を2mも上回る高さで襲い、多くの職員が犠牲となってしまった。助かった職員は、アンテナや手すりにつかまって必死に耐えていたそうです。骨組みだけになった庁舎が今も残されていて、当時を想像してしまいます。

カソリさんは震災以降ずっと、記録し続けている。

お昼ごはんをいただきましょう


さて早めの昼食は「道の駅 大谷海岸」で豪華に「石焼きフカヒレ丼」をいただきます。満面の笑みで料理を運ぶカソリ君。

「やっぱり気仙沼と言ったらこれですよこれ~!」

ここでバイクトラブル


今回の旅は初日にカソリさんのバイクトラブルがありましたが、ここで昼食中に、もんがぁ~さんのセローが強風に煽られ倒れるというトラブルが発生。ハンドルガードがフロントブレーキレバーに干渉してしまうことに…。放っておくと大事故につながる可能性もするとカソリさん「大船渡のバイク屋、リッキーさんに直行しましょう!」ということで一行は大船渡へ。

岩手県大船渡市のバイク屋 オ―トランドリッキーさん。過去にお世話になったことがあり、この日もご対応いただいた。

お世話になりました!

大事に至らずよかったよかった。リッキーさんで無事修理対応していただき、旅は続きます。

三陸鉄道「大槌駅」。大槌町のシンボルひょうたん島(蓬莱島)をイメージして作られた、ひょうたん型の屋根が特徴の駅舎。観光案内所や飲食店も併設

大槌町役場跡地に2025年建てられた慰霊碑。震災で犠牲になった町職員の遺族によって設置された。

三陸鉄道の「陸中山田駅」。山田湾にある「オランダ島」にちなみ、オランダの風車をイメージして作られている。おしゃれ。

「ここより下に家を建てるな」


三陸地方は東日本大震災以前にも、過去に大きな津波で甚大な被害を受けたことがある地。各地に残る碑には「ここより下に家を建てるな」という意味の言葉が彫られたものも複数あります。ここ山田町役場のそばにある山田八幡宮」参道脇に残る碑には「縣指定の住宅適地より低い所へ家を建てるな」という文字が。

先人が残した教訓は軽んじてはならない

このあと、宮古市へと進み、この日の旅はここまで。

定宿のグリーンピア三陸みやこで宿泊。

そして乾杯です✨おつかれさま!

この日立ち寄った主な場所

3/9 いよいよ尻屋崎へ


「いくぜ~!」今日も元気よく、グリーンピア三陸みやこを出発します。

花粉に負けないぞ!

まず立ち寄ったのは、37mもの高さの大津波が押し寄せた「小堀内漁港」。

37mの高さの波が想像できるだろうか…

続いてはリアス式海岸美が堪能できる「鵜の巣断崖展望所」。

リアス海岸がずっと向こうの方まで続いている

どんどん走ります。ここでカソリ、走行シーンの撮影を希望。ちゃんとモデルとしての仕事をしています。田野畑村の、三陸道と国道45号が並走する場所で撮影

これが爆走仙人の走りだぜ

そして国道45号の最高地点「閉伊坂峠」へ。「最高地点」って、ライダー好きですよね。もちろん峠のカソリもご満悦

海から380mの高さ

ぐんぐん北上して、あっという間に三沢漁港へ。

さあ~下北半島へ入っていくぞ!

デれるカソリ。78歳


ファミリーマート六ケ所村平沼店へ。ここはライダーの写真をずらりと掲載しているライダー人気の高いお店。

カソリさんは昨年訪問したのですが、おねえさんがちゃんと覚えていてくれてドギマギする78歳。よかったね。

さあ、いよいよ往路編ゴールの尻屋崎へ到達です!


この時期は尻屋崎灯台へ通じる道が通行止め。そのためこのゲートにてゴールとなりました。おつかれさまでした!!無事で何より

もんがぁ~&カソリ

渡辺&カソリ

復路編は改めて!


ここから復路編が始まるのですが、そのお話はまた改めてにしましょう。15年目を迎えた東北の地、カソリさんはどう感じたのでしょうか。またYouTube動画などで聞いてみたいと思います。

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