note
2026.07.02
【noteにて公開中】完結編:伝説の青崩峠 「日本のトンネル技術が敗退」して「リベンジ」に至った話 【だから地図は面白い】
こんにちは。ツーリングマップル編集部のマスキです。 地図が好き、国道(酷道)が好き、歴史が好き、山が好き、旅が好き・・、いろんな人にとって何かしら引っかかりがあるであろう「青崩峠」について、ここまで前後編に分けて様々な視点から見てきました。今回はその完結編。いよいよこの難峠に、日本の土木技術がリベンジするのですが、それによって将来このエリアはどう変わるのか。そのあたりをお話ししていければと思います(よかったら、「♡」を押していってください)。 前編と後編をまだお読みでない方は、ぜひ読んでみてください。 ※記事末尾に関連記事としても掲載中
日本人はつくづく粘り強い
ちょっと後編記事のおさらいになりますが、青崩峠は、昭和中ごろ、国道152号に指定されるも、最初から点線国道(不通区間)として生きてきました。 その後国が「そろそろ本気出すか」と調査をしたものの、結果「やっぱここにトンネル掘るの無理!(泣)」と結論が出ます。そして、少し東へ迂回するルートを計画し、工事を進めました。しかも気合を入れて、国道152号としてではなく、遠州と信州をつなぐぶっといパイプ「三遠南信道」(高規格道路)としての開通を目指して。ところがその東側ルートも、途中で「こっから先は無理やん!(泣)」とギブアップ。 それで「永遠の不通区間」として、地図に名所が出来上がったわけです。どこぞのなんたらマップルには「日本のトンネル技術が敗退」などと書かれる始末ですよ。 さぞ悔しい思いをしたのではないでしょうか。しかしです、あのコメントに触発されたのかどうか分かりませんが、諦めていなかったニッポンの技術者たち。なんと元の、青崩峠ルートで再度戦いを挑むのでした。
~イメージ~ こんなシーンがあったかもしれない
ただの国道ではない
「三遠南信自動車道」(国道152号ではなく国道474号になる)は、長野県飯田市から静岡県浜松市に至る延長約100km の高規格道路。 そもそも「なんでそんな大変なところに道路なんて、しかも高規格道路なんて作るんだ。もういいんじゃないの」「本当に必要なの?」「裏でほくそ笑んでる悪い奴がいそう」などと思う方もいるでしょう。まあもしかしたらそうなのかもしれません。 でも下図を見るとわかるんですが、遠州から信州へアクセスできる高速道路(含む高規格道路)って、事実として全然ないんですよね。縦の移動が不便なんです。
黄色塗りつぶしエリアが空白地帯 (※正縮尺の地図ではありません)
ここに一本、南北をつなぐ道があると便利そうじゃないですか?下図のように・・。
これが「三遠南信道」 全線開通後のイメージ