
GEAR
2021.08.17
【2021年版】キャンプツーリングにおすすめのタープ16選。機能性抜群のアクセサリーもご紹介。
タープはそのシート形状によりウィング(ひし形)、レクタ(長方形、スクエアタープとも言う)、ペンタ(五角形)、ヘキサ(六角形)などの種類に分けられます。いずれも2本のポールで設営できますが、コーナー(角)が多ければその分、張り綱とペグも必要になってきます。 本体シートにポールの先端や張り綱を通すグロメット(ハトメ)の数が多い方が、補強用の張り綱を張れるので強風対策にも有効。さらにサブポールがあれば、天候やサイトの状況に応じて多彩な設営アレンジ可能です。タープは風に弱いので設営には丈夫なペグとペグハンマーを用意しましょう。 また、雨の日はタープに雨水が溜まり、その重さでタープがつぶれることも。その場合でもグロメットが複数あれば予備の張り綱を引いて雨水の逃げ道を作ることができます。悪天候時の対応に予備の張り綱とペグは必要なので多めに準備しておきましょう。 タープはリビングスペースの屋根として、雨や炎天下の強い日差しから守ってくれます。とくに雨の日はバイクをタープの下に入れれば濡らさずにすむので、愛車のためにも用意したいギアのひとつです。
<CHEK1>付属品も要チェック
タープの設営には本体シートのほかにポール、張り綱、ペグ、ペグハンマーが必要です。ただしタープ購入時はそれらがすべてセットになっていることはほとんどありません。 またすべてセットになっていても、ペグやペグハンマーは実用に耐えないものの場合もあります。タープ購入時には付属品の有無を確認し、足りないものや強度に不安があるものは買い足しておくと安心です。

タープの設営に必要なギア。自分の好みでアレンジするのもおすすめ
<CHEK2>テントとのマッチングを考える
タープは使用目的や使用するテントによって最適な大きさがあります。テントに十分な広さの前室がある場合は小さめのタープを予備として使うのもいいですが、前室が狭い場合やバイクをタープの下に置く場合には大き目のタープが良いでしょう。 また、タープのポールの高さも2mくらいあればタープ下でも立ったまま移動できるので快適です。設営の際はテントの入口がタープにかかるようにすれば雨でも濡れずに移動できます。

前室が広いテントでも小さなタープがあると便利。サブポールを使えば有効面積は広くなる

前室が狭いテントには大き目のタープでリビングスペースを確保
キャンプツーリングにおすすめのタープ16選
それでは、キャンプツーリングにおすすめのタープをご紹介します!
ミニタープHX/モンベル
ロングセラーのツーリングタープ 軽量コンパクトな小型ヘキサタープで、ツーリングキャンプの定番モデル。ヘッドランプなどを反射して光る、強度に優れた張り綱と19cmのアルミペグが付属。ポールは別売り。 ■本体サイズ:W280×L338cm ■収納サイズ:φ12.5×23cm ■重量:870g(640g) ■耐水圧:1500mm

難燃加工を施した本体生地
シャドウキャスター110LE/ニーモ
テントに合わせて設営が楽しめる 左右非対称で独自のデザインのタープは、十分なテンションを保ちながら天候やフィールドに合わせ、思いのままに展開できる。素材には強靭かつ軽量なシルナイロンを採用。ポールは別売り。 ■本体サイズ:W358×L414cm ■収納サイズ:φ12.5×34cm ■重量:710g ■耐水圧:1500mm

張り綱を通せるループが多数ある
タープ10 XP/ヒルバーグ
耐久性と遮光性に優れたタープ素材は引き裂き強度が高いシリコンコーティングされたケルロンSPを採用。優れた耐久性を誇り、経年劣化も少ないのが特徴だ。本体の各コーナーにはリングが付き、張り綱が取り付けられている。ポールは別売り。 ■本体サイズ:W290×L350cm ■収納サイズ:23×26.5cm ■重量:1kg ■耐水圧:5500mm

収納袋は本体と一体化
ヘキサライトⅡ/コールマン
耐風性のある太いポールを標準装備 ソロキャンプ用のリビングに最適なヘキサタープ。標準装備のポールは220cmの長さがあり、6節構造なのでバイクでの積載にも邪魔にならない。ポールにはランタンを吊るせるフックが付いている。 ■本体サイズ:W420×L420cm ■収納サイズ:φ17×43cm ■重量:4.7kg ■耐水圧:1200mm

ポールはφ25mmのスチール製
ランデブーサンシールド 120 ウィング/MSR
多彩にアレンジできる七角形タープ 美しいシルエットで人気のタープ。生地にテンションがかけやすく、雨や強風、地形など状況によりさまざまなアレンジで対応できる。各コーナーの裏には張り綱を収納するポケットがある。 ■本体サイズ:W360×L380cm ■収納サイズ:φ15×51cm ■重量:1.62kg ■耐水圧:1500mm

長さ1.8mのアルミポールが標準装備
REVOタープ〈solo〉/ユニフレーム
きれいに設営できる変形タープ ユニフレームのREVOタープシリーズのソロ仕様。形状は左右非対称の六角形で、コーナーの一部はメッシュになっている。別売りのポールを使って多彩なアレンジで設営できる。 ■本体サイズ:W340×L350cm ■収納サイズ:15×15×40cm ■重量:1.1kg ■耐水圧:1800mm

本体のコーナーが一部メッシュになっている
ムササビウイング13ft.TC“焚き火”バージョン/テンマクデザイン
火の粉による穴あきリスクを軽減 美しくカーブを描く独特な形状で、1~2人のキャンプに最適なサイズ。ポリエステルとコットン混紡(TC)生地を使用しているので風合いもよく、耐久性もあり焚き火の近くでも安心して使える。ポールとペグは別売り。 ■本体サイズ:W240~380×L390cm ■収納サイズ:φ15×36cm ■重量:2.15kg

火の粉が飛んでも穴があきにくいTC素材
ヴォスダイヤモンドPU/ノルディスク
ノルディスクのテントに接続可能 ノルディスクのテント、オップランド2PUに接続可能で、ほかの小型テントにもフィットするタープ。本体はウレタンコーティングしたポリエステルを採用。付属の張り綱はリフレクター付き。ポールとペグは別売り。 ■本体サイズ:W210~310×L300cm ■収納サイズ:φ17×29cm ■重量:470g ■耐水圧:3000mm

夜でも視認しやすい反射式の張り綱
スルーハイカー100ウィング/MSR
本体490gの軽量タープ 小型でコンパクトに収納できるので、突然の雨やバイク用のカバーとして予備に持っていても役立つ。本体は新しいコーティング技術により、高温や高湿度に対し優れた耐久性を備える。専用ポールはなし。 ■本体サイズ:W289×L320cm ■収納サイズ:φ10×23cm ■重量:570g(490g) ■耐水圧:1200mm

耐水性が高い縫製によって裏面のシームテープ処理はない
システムタープペンタ3×3/ogawa
小型テントとの連結が簡単 五角形のタープで単体での使用はもちろん、付属のセッティングテープを使えば、ほとんどの小型テントとの連結が可能。リップストップ生地の採用で本体は560gと超軽量。ポールとペグは別売り。 ■本体サイズ:W190~300×L300cm ■収納サイズ:15×12×33cm ■1.02kg(0.56kg) ■耐水圧:1800mm

長さ3.3mのセッティングテープにハトメが5か所ある
L.W.タープ/モンベル
軽量で保水しにくい新素材を採用 有効面積が広いレクタングラータープ。保水しにくく伸びにくい新開発のナイロンを使用しているので、きれいに設営できる。上辺裏側に張り具合を調節できる補強用張り綱を装備。ポールは別売り。 ■本体サイズ:W280×L220cm ■収納サイズ:φ10×18.5cm ■重量:500g(290g) ■耐水圧:1000mm

生地の垂れ下がりが少なく張りを保つシート
ゴージュタープ/ファイントラック
軽量・収納性に秀でた万能タープ 手のひらに収まるコンパクトな収納サイズながら、十分なリビングスペースを確保できるタープ。外辺に16か所、天頂部に1か所ループを設置しているので、多彩な張り方が可能。ガイラインセットは別売り。 ■本体サイズ:W280×L360cm ■収納サイズ:6×11×19cm ■重量:455g ■耐水圧:1600mm

17か所のループで状況に応じた設営を可能に
レクタタープALRP 320×300/タラスブルバ
アルミポールが標準装備 セッティングしやすいレクタングラータープで、本体は軽量なポリエステルリップストップ生地を採用。ポールとペグ、張り綱が標準装備でポールはランタンを掛けられるフックが付いている。 ■本体サイズ:W320×L295cm ■収納サイズ:φ16×57cm ■重量:2.6kg ■耐水圧:3000mm

φ1.9×180cmのアルミポールが付属
トレッカー レクタタープ290×180UV/キャプテンスタッグ
コンパクトなレクタタープ ツーリング向きの小型軽量タープ。両サイドのセンターにフラップを設け、各コーナーは補強し引っ張り強度をアップしている。ポール、ペグ、張り綱は別売りで本体のみ。 ■本体サイズ:W290×L180cm ■収納サイズ:10×10×20cm ■重量:450g ■耐水圧:2000mm問キャプテンスタッグ

張り綱を結べる三角形のフラップを装備
Tradcanvas ツーリングタープ-BA/ロゴス
設営簡単なウィングタープ ウィング型はシンプルでペグの使用本数が少ないため、その分設営も早くできる。ロゴスのTradcanvasシリーズのテントとの連結が可能で、バイクを置くスペースとしても十分な広さがある。 ■本体サイズ:W430×L440cm ■収納サイズ:14×14×47cm ■重量:2.8kg ■耐水圧:2000mm

スチール製180cmのポールが付属
ライダーズコンフォートタープ/DOD
サブフレームの使用でワイドな間口 本体にサブフレームを差し込むことで間口がより広くなり、圧迫感のないリビングスペースを確保。バイクをタープ下に入れるのもスムーズにできる。アルミ合金の5本継ぎ180cmポールが付属。 ■本体サイズ:W430×L380cm ■収納サイズ:14×14×48cm ■重量:3.3kg ■耐水圧:3000mm

開口部を広げるグラスファイバー製のサブフレーム
トレックタープBeyond/アライテント
手の平サイズの超軽量タープ アライテントのトレックライズやエアライズの前室用に開発された五角形の小型タープ。ポール1本でも設営可能なので野宿派にもおすすめ。張り綱付きでポール、ペグは別売り。 ■本体サイズ:W266×L220cm ■収納サイズ:8×8×15cm ■重量:340g ■耐水圧:2000mm問アライテント

前室の小さな小型ドームテントに接続可能
【アクセサリー】キャンプツーリングの必需品。おすすめのペグ&ハンマーをご紹介。
テントやタープを購入した際に付属品としてペグとペグハンマーが付いていても、硬い地面では対応できないこともあるので、できればしっかりした物を用意しましょう。 テントにはキャノピーを張り出せるタイプもあるが、キャノピーを張り出す場合にはポールが必要なので、付属品になければ別にそろえる必要があります。タープのポールも別売りになっていることが多く、ツーリングキャンプで使う場合は収納状態で長さ60㎝以下、連結した状態で高さ200㎝あれば十分でしょう。 張り綱は付属品として付いている場合が多いですが、別に購入する場合はφ4㎜、長さはポールの長さの1・4~1・5倍。メインポールに使う張り綱は二又にするのでポールの長さの2・8~3倍あれば安心です。

<CHECK1>ペグの種類
ペグは形状や材質によってさまざまな種類があります。棒状のピンペグは打ち込みやすく抜きやすく、V字型やT字型、Y字型のペグは多少やわらかめの地面でも効きはよく抜けにくいのが特徴です。ペグの材質はアルミ、ジュラルミン、ステンレス、鍛造、プラスチックなどがあるほか、鍛造ペグは頑丈で曲ってもたたいてなおせるが、重いのが難点。 最近では高強度で軽いステンレス製やジュラルミン製のペグも増えているので、ツーリングキャンプにはおすすめです。ペグの長さは通常、テント用には20cm、小型タープ用には30cmあれば良いでしょう。

ツーリングには軽くて強度のあるステンレス製やジュラルミン製のペグが人気だ
<CHECK2>ペグハンマー
ペグを打ち込むハンマーもある程度ヘッドの重さがないと硬い地面には対応できないので、多少重くてもヘッドは金属製の丈夫なものがおすすめです。ホームセンターで販売している普通のハンマーでも打ち込む分には問題ありませんが、キャンプではペグ抜き付きのハンマーの方が使いやすいです。 ペグを抜く際、ピンペグであればペグのヘッド部にペグ抜きを引っ掛けて回しながら引けば比較的容易に抜けるが、V字型やT字型など抜きにくいペグはペグのヘッド部分をたたきながら少しずつ引き抜きましょう。その際、張り綱を引っ張って抜こうとすると切れる場合があるので注意してください。

ペグハンマーはペグを抜くときにも使える

ピンペグの場合はペグのヘッド部に別のペグを通して回せば抜きやすい
メルダーハンマー/ニーモ
無理なく効率よくペグダウン ヘッドはしゃがんでペグを打ち込むときに最適な角度を保つようわずかに傾斜を付け、反対側は埋まったペグを抜きやすいように肉抜き加工されている。テールはペグ抜きとしてはもちろんボトルオープナーとしても使用可能。 ■サイズ:L30cm/ヘッド4×8cm ■重量:710g

ヘッドを下にして立てておける。ペグ抜きのフックはレッドホーク(鷹)をモチーフにしたデザイン
ステイクハンマー/MSR
軽量でスタイリッシュなハンマー ヘッドがステンレスでバランスがよく、ペグが打ち込みやすいハンマー。ヘッド部が重く平なので地面に立てて置くこともできる。ヘッド後部は釘抜きのような形状のペグ抜き。ボトルオープナーも付いている。 ■サイズ:L28.5cm ■重量:312g

ヘッドを下にして立てておける。ペグ抜きのフックはレッドホーク(鷹)をモチーフにしたデザイン
ペグハンマー Pro.S/スノーピーク
鍛造仕上げの強靭なハンマー スノーピークのペグ、ソリッドステークを打つために開発されたハンマー。ヘッド後部にはペグ抜き用のフックとホールが付いている。グリップには滑り止めのローレット加工が施され、すっぽ抜け防止のベルト付き。 ■サイズ:L29cm/ヘッドφ3.5×12cm ■重量:650g問スノーピーク

ソリッドステーク20/スノーピーク
ベストセラーの最強鍛造ペグ どんなに固い地面でも確実にテントやタープを固定する頼もしいペグ。20cmから50cmまで10cm単位で全4種類ある。頑丈なペグだが曲っても叩いて直せるので、耐久性にも優れる。写真は20(左)と30(右)。 ■サイズ:L20cm×φ6mm/L30cm×φ8mm ■重量:75g/180g問スノーピーク

ジュラパワーペグ 200(6本セット)/ユニフレーム
高強度&超軽量のジュラルミンペグ ジュラルミンを平打ち加工することによりさらに強度がアップ。ユニフレームの同じサイズのステンレス製パワーペグSUS200と比べて重量は約4分の1という軽さで、ツーリングキャンプの軽量化におすすめ。 ■サイズ:L20cm×φ6mm ■重量:17g×6

アルミVペグ16/19/27/モンベル
超軽量で抜けにくいV型ペグ 超軽量なアルミニウムを使用し、断面をV字形状にすることで高い強度も実現。接地面積が大きいため、しっかり地面に食い込み抜けにくい。16はテント、19は小型タープ、27は大型タープの使用に適している。 ■サイズ:L16cm/19cm/27cm ■重量:10g/12g/81g

ステンレスペグ20/30/モンベル
頑丈で扱いやすいステンレス製ピンペグ 強度が高く、削れても錆びにくいステンレス鋼を使用したペグ。シンプルな形状ながら打ち込みやすく張り綱を掛けやすいヘッドで、ペグを抜く際にも別のペグを引っ掛けて抜きやすい形状になっている。 ■サイズ:L20cm×φ7mm/L30cm×φ9mm ■重量:72g/160g

アルミミニタープポール150セット/アルミミニタープポール165/アルミタープポール180/モンベル
キャノピー&ミニタープ用アルミポール 軽量ながら強度も備えるポール。150セット(3本継×2)はキャノピーの張り出しやサブポールとして、165(5本継)と180(3本継)はミニタープのメインポールやサブポールとして最適。いずれのポールもショックコードで繋がっている。 ■サイズ:(150セット)L150cm×φ14.5mm/(165)L165cm×φ14.5mm/(180)L180cm×φ22mm ■重量:(150セット)449g(2本)/(165)270g/(180)460g

ビッグタープポール/DOD
大型タープにも対応可能なアルミポール アルミ厚1.4mm、直径28mmで強度の高い軽量ポール。6本継ぎで1m、1.5m、2m、2.5mと50cm単位で高さを変えて使用できる。先端は滑り止め加工と曲げ加工が施されているので、張り綱が抜けにくくなっている。 ■サイズ:L254cm×φ28mm ■収納サイズ:58×14×3cm ■重量:1kg

コンパクトタープポール/DOD
タープのアレンジやキャノピー用としても便利 軽量かつ高強度のアルミ製ポール。6本継ぎで、71cmから203cmまで5段階に高さ調整が可能。2本セットなのでキャノピーポールや小型タープのポールとして多用途に使え、先端には滑り止めと曲げ加工が施されている。 ■サイズ:L203cm×φ19mm ■収納サイズ:40×16×5cm ■重量:1kg問ビーズ

リフレクティブタープ用張綱4.5mm×20m/テンマクデザイン
光りに反射する視認性の高い張り綱 ヘッドランプなどの光りを反射するリフレクティブ素材を織り込み、夜間の視認性を高めたタープ用張り綱。張り綱でのつまずき防止に効果あり。 ■サイズ:L20m×φ4.5mm

二つ穴自在(8個入り)/アルミ三角自在/バータイプロープスライダー/テンマクデザイン
状況に応じておしゃれに使い分け すべてアルミ製の自在で二つ穴タイプはφ4~5mmのロープに対応。三角自在はφ5~6mmのロープに対応し、二つ穴タイプに比べ緩みにくい。バータイプはφ4~6mmのロープに対応し、穴の間隔があり張り具合を調整しやすい。 ■サイズ:(二つ穴自在)L4×1.8cm/(三角自在)L7.5×4cm/(バータイプ)L8×φ1cm ■重量:(二つ穴自在)3g/(三角自在)12g/(バータイプ)15g
