2021.11.26

ツーリングマップル2022年度版 撮影旅日記【北海道(後編)】

ツーリングマップルの撮影旅日記、北海道編の後編をお届けします

著・小原信好/撮影・小原信好/モデル・清水聖児(フィネス)

<表紙撮影2日目>


せっかくの帯広ナイトもコロナ禍のため、屋台が軒を並べる、屋台村の北の屋台が閉鎖していたので、おとなしい夜を過ごした清水さんと私は、帯広駅前のホテルを出発。昨日に続き、天候は晴れ。 まず到着したのはアニメ、映画化もされた漫画『銀の匙』の舞台となった帯広農業高校(ツーリングマップル北海道20E-1)。敷地内にある全長420mの「カラマツ並木」が美しい。モデルバイクのHONDA GB350も映える未舗装路。

朝の光が並木の隙間から差し込む。敷地内は徐行運転厳守で!

帯広市の東南に位置する豊頃町のはるにれの木(ツーリングマップル北海道20J-2)。十勝川の河川敷にあって、二本の木が一体化しており樹齢は150年と言われている。 日立のCMに登場する「この木なんの木」に似ている。ドリカムの歌詞にも登場している。今年発売されたB’zのCDアルバムジャケット写真の木はここではないか?と噂になる。そして、今年秋に発売された八神純子のCDアルバムのジャケット写真の撮影地に採用されるなど、昔から話題盛り沢山な人気スポットである。

十勝川堤防の上から撮影、奥がハルニレの木

色彩を求めて足寄町「オンネトー」(ツーリングマップル北海道35G-4)に行ったが、風もあって微妙な感じ。バイクと湖とのコラボ撮影は断念して移動。 かなり気温が下がってきたが、モデルの清水さんは防寒対策万全で、大丈夫、大丈夫と笑顔。でも、撮影になると、その防寒着をわざわざ脱いでもらうのだ。これは、かなり手間なこと。 昼食は津別町の道の駅あいおい(ツーリングマップル北海道35G-1)に隣接する駅舎ホロカで今日のごはん・スパイスカレー。道の駅で人気のクマヤキも食べたかったが、定休日だった。残念〜。

相生鉄道公園にある旧北見相生駅を利用した駅舎ホロカ

スパイスカレーは、ホントにスパイシーだった

道の駅あいおい内の相生鉄道公園には5両の鉄道車両が保存されている。

どうしてもバイクと一緒の構図で撮影したかった美幌町の美幌航空公園(ツーリングマップル北海道42I-2)の「ロッキードT33Aジェット練習機」。以前、公園には5機の飛行機、ヘリコプターが展示されていたが、今はこの一機のみが残る。 ぜひ、表紙写真採用をお願いしたい一枚(笑)

カッコよくするため、写真は加工しています

<表紙撮影3日目>


北見市に宿泊し、迎えた撮影最終日も晴れ! 3日連続晴れというのは、表紙撮影ではなかなかないことである。 この日は早めの昼食を網走市商店街にある、さかなの金川(ツーリングマップル北海道65G-1)で、ランチメニューの「海鮮丼」をゲット。 これで500円!! テイクアウトなので、道の駅流氷街道網走の岸壁で、冷たい海風に吹かれながらいただく。

具材とご飯が別々になっている

のどかな雰囲気ですが、じつはウミネコやカラスに狙われている

さかなの金川の海鮮丼、売切必至なので早めに来店するか電話予約を!

オホーツク海を離れ、摩周湖経由で釧路方面を目指す。 念願だったJR川湯温泉駅(70E-2)で駅舎をバックに撮影し、三十年振り?に訪れた摩周湖に感無量の清水さん。若き日のことを思い出したようだった。そして、撮影・取材の感謝を込めて標茶町の川上神社(31D-5)を参拝。 そして、個人的に以前から会いたかった新根室プロレスのおっさんタイガー氏に偶然会って喜ぶ私(苦笑)。移動ルート上の鶴居村のAコープで出張販売をしていたのだ。ラッキー!

重厚な雰囲気を醸し出しているJR川湯温泉駅

久しぶりに第一展望台から見る摩周湖

バイク神社の川上神社。周りの林が伐採されていた。社務所でオリジナルグッズを購入しよう

お賽銭箱はバイクのガソリンタンク。ロゴは「KawakaMi」(笑)、祠の中にはスーパーカブのエンジンが奉納されているそうだ

アンドレザ・ジャイアントパンダが有名な地元プロレス団体「新根室プロレス」の現代表、おっさんタイガー氏。「無理しない、ケガしない、明日は仕事〜!」

そして、夕暮れ後にラストカットを釧路湾にて撮影して「2022年度版ツーリングマップル表紙撮影」を終了。 3日間晴れてくれたおかげで寒い中、例年以上に走らされた清水さん、お疲れ様でした! さて、来年はどこを走りましょうか。うん、やっぱり晴れの方へ向かって走りますよ!!

釧路港の釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ツーリングマップル北海道64C-5)でカソリポーズを強要される清水さん

<私が選んだ表紙写真ならコレ!>


今年の撮影画像から2022年度版表紙にするならこれでしょう、という2枚を選んでみました。

士幌町、士幌高原(ツーリングマップル北海道26D-1)、十勝平野を眼下に望む穴場スポットで、遠く地平線までの抜け感と空が近い感じが良い

美幌町、美幌航空公園(ツーリングマップル北海道42I-2)、飛行機好きとしては、ジェット機とバイクとのコラボ写真は、映えると思われ。屋外展示されているジェット機で道内に残っているのは、ここのT-33Aと中頓別町の寿公園にあるF104Jのみ

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