2022.03.30

3.11 賀曽利隆と走る東北ツーリング ~モニターライダー古山さんからのお便り~

みなさんこんにちは!ツーリングマップル編集部のマスキです。 2022年3月11日、東日本大震災から早いもので11年が経過しました。その5日後の2022年3月16日夜にも大きな地震が発生していますが、これもやはり2011年の大地震の余震であるとされています。未だにその影響が起きていることから考えても、本当に大きな現象だったことがうかがえますね。 あの震災当時、あまりのショックに動けなかったという東北取材担当の賀曽利さん。しかしその後、「東北のこれからをしっかり見ていこう」と、毎年、東北太平洋沿岸を走り、復興の様子を記録されています。 この、賀曽利さんの東北ツーリングに同行されている、ツーリングマップルのモニターでもある古山さんから、今年の走行の様子を送っていただいたので、写真とともにお届けします。

著・ツーリングマップル編集部

古山さんが走った期間は、3月8日夜~3月14日夜。 最初はお1人で出発し、各地を巡りながら3月11日の宿で賀曽利さん・渡辺さん(渡辺さんもツーリングマップルのモニターをしていただいています)と合流、14日の朝、石巻にてお二人と別れてここからお1人で帰宅とのこと。 それでは写真とともに、そのご様子をどうぞ(キャプションは古山さんのコメント)。

東松島市のR45脇には、ブルーインパルスが展示されています。 /2022年版TM東北P41 E-7(2022年3月9日)

東松島市の航空自衛隊基地のそば、上空をブルーインパルスが飛行!/TM東北P41 F-7(2022年3月9日)

ブルーインパルスが割とひっきりなしに上空を飛ぶ中、近くの農地では、大爆音にはまったく驚くこともなく、白鳥の群れがのんびりと…/TM東北P41 F-7(2022年3月9日)

鯨の町・鮎川に行ったら絶対食べたい鯨料理。「ホエールタウンおしか」内の海鮮レストランなぎさで食べた鯨のみそ焼き定食。ミディアムがおすすめ/TM東北P36 C-4(2022年3月10日)

 

ホエールタウン敷地内には捕鯨船が展示されていて、甲板に上がることもできる/TM東北P36 C-4(2022年3月10日)

石巻へのツーリングでは絶対といってもいいほど利用する宿、サンファンヴィレッジ。ライダーズプランがあってお得に泊まれるし、スタッフもバイク乗りが多くてフレンドリー。写真のスタッフ、右・支配人さん、左・佐々木さんもバイク乗り/TM東北P41 K-7(2022年3月11日)

震災後、ほぼ毎年よこ川荘に泊まってます。ここは津波で被災しましたが、女将さんの奮闘や、それを助けるみんなの努力で再開した宿です。出発時の記念撮影。左から、武内さん(朝、ここで合流)、ご存じ賀曽利さん、渡辺さん(この宿の復興に力を尽くした1人)、古川さん(バイク世界一周の途中)/TM東北P10 L-6(2022年3月12日)

 

大楽院の気さくな御住職(右から2番目)と。6月4日に開催する、楢葉の焚火イベントの主催の1人。賀曽利さんもゲストで来ますよ~!/TM東北P15 M-7(2022年3月12日)

双葉駅前では、けっこう目を引くアートが点在します。これはそのうちの一つ。左上に「ペンギン」と書かれていますが、震災前に駅前にペンギンというファーストフードがあったのです。この女性はその当時の店長で、今は息子さんと娘さんが東日本大震災・原子力災害伝承館(TM東北P15 M-2)の隣に建つ産業交流センターのフードコートに同店を再開させています。昨年、平日に(土日は休み)食べに行ったけど、ハンバーガーのボリュームがあっておいしかったです/TM東北P15 M-2(2022年3月12日)

東日本大震災・原子力災害伝承館の隣に建つ産業交流センターのフードコートで食べたランチは、浪江町名物の「なみえ焼きそば」。太麺もっちりでおいしくいただきました。お皿は相馬の名品、相馬焼を使用しているので、お皿の底が見えてくると、お馬さんの絵柄が出てきます/TM東北P15 M-2(2022年3月12日)

名取市閖上(ゆりあげ)地区にある震災メモリアル公園の慰霊碑は、高さ8.4m。ここに到達した津波の高さを示している/TM東北P34 K-7(2022年3月13日)

 

津波で全壊した閖上(ゆりあげ)の酒蔵・佐々木酒造店が復興し、「かわまちてらす閖上」で店を構え、酒造りをしています。今回は純米酒「閖(yuri)」を購入。サンファンヴィレッジはお酒の持ち込み自由なので、ここでの夕食のお供に。キレがあってサラッとしておいしいお酒です♪/TM東北P34 K-7(2022年3月13日)

今回のツーリングで3泊した馴染みの宿、サンファンヴィレッジ。私はここで別れ、神奈川の自宅へ向かいますが、賀曽利さんと渡辺さんはこの日は牡鹿半島を巡った後、さらに北へ向かうそうです。あいにくの雨の朝、カッパを着て出発です/TM東北P41 K-7(2022年3月14日)

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