Touring
2024.09.30
MEET THE GIANT! ドデカイものに会いに行こう! ツーリングマップル取材担当が選ぶ「一度は見たい巨大なもの」5選~中国・四国編~
バイクで旅をしていて、「何だろうあの大きなものは?」と興味をひかれて、近くで見てみようと行ってみると...、「ええ、こんなに大きかったの!?」と、そのスケールに圧倒されることありますよね? 樹齢1000年を超える巨木、身動きできないほどの迫力の巨岩。のけぞるような高さの建造物や、誰が何のために作ったのか分からない、謎の巨大像やオブジェ。本シリーズではそんな、一度は見ておきたい巨大なものを、各エリア担当者がセレクトしてご紹介。 今回は中国・四国担当の博田さんからの「巨大な物」です!
▶中国・四国 5 selections◀
1.本四連絡橋(岡山県・広島県・香川県・愛媛県) 2.杉の大杉(高知県) 3.早明浦ダム(高知県) 4.出雲大社の大注連縄(島根県) 5.日御碕灯台(島根県)
1.本四連絡橋(岡山県・広島県・香川県・愛媛県)
中国・四国エリアで真っ先に思い浮かぶ巨大なものといえば、本州と四国を結ぶ大きな橋が架かった3つのルート、本四連絡橋。今更ながらに瀬戸内海を渡る橋で本州と四国を結ぶ計画を実行したなと、あらためてその凄さや便利さを実感しながらよく利用しています。瀬戸大橋としまなみ海道利用が多いのですが、今日はどっちから渡ろう?途中からはフェリーを使って海上から見ようかな、とツーリングルート選択も楽しんでいます。
瀬戸内の風景とのコントラストが美しい鷲羽山から望む瀬戸大橋
巨大な瀬戸大橋を間近で見ることができる田乃浦パークセンター
大鳴門峡は巨大な吊り橋。ジョイント部が結構動く構造のため強風時に二輪車は通行止めになりやすい
しまなみ海道は原付や自転車、徒歩でも渡れるユニークなルート。大きな7つの橋を渡りのんびり島旅が楽しめる。画像は多々羅大橋
2.杉の大杉(高知県)
高知県中部の山間地、大豊IC近くの道の駅大杉。日本一の大杉こと「杉の大杉」はそこからすぐの場所にあります。須佐之男命が植えたとされる神話が伝わる杉の巨木。60m近い樹高もさることながら驚かされるのはその幹の太さ。周囲20mと16mの南北に分かれた幹が根元で結合したその樹形には畏敬の念すら覚えますね。歌手の美空ひばりさんが「日本一の歌手になれますように」と願掛けをしたとされる逸話もうなずけます。 ツーリングマップル➡中国・四国 P.77 L-5
神々しさを感じさせる樹齢3000年の「杉の大杉」はじつに神秘的。八坂神社境内にそびえる
美空ひばりさんゆかりの歌碑。「川の流れのように」などを聞くことができる遺影碑もある
ちょっぴり人見知りな猫たちの姿を見られるかも
3.早明浦ダム(高知県)
「杉の大杉」から国道439号の快走区間を西にバイクを走らせると見えてくるのが、四国の水がめこと「早明浦ダム」。国道付近からだとあまりその大きさを感じないが、近づいてみると高さ106m、上部の堤体幅400mの四国最大級の迫力あるダムの大きさが実感できます。通常ならダムの堤体上部からダムの高さや土佐町の市街地、ダム湖を望むことができますが、2025年6月までは早明浦ダム再生事業のため通行止め、展望台など利用できないのが残念です。 ツーリングマップル➡中国・四国 P.77 I-5
近づくにつれ堤体の高さ100mを超す四国最大のダムの大きさが迫ってくる
2025年6月まで予定されている再生事業で、ダムの堤体上は通行止めだが、巨大なクレーンなどの工事風景が望める
貯水率全国4位の巨大なダム湖だが、渇水時には干上がることがありしばしばニュースで報道される
4.出雲大社の大注連縄(島根県)
島根県中部、神々が集う出雲の象徴ともいえる縁結びの神様で知られる出雲大社(いずもおおやしろ)。清々しい空気に満ちた広い境内には高さ24mもの大社造りの御本殿をはじめみどころがたくさん。なかでも神楽殿の大注連縄はぜひ見たい巨大なものです。長さ13.6m、胴回り最大8m、重さ5.2tもの大注連縄は日本最大級で迫力満点、よくぞこれほど大きな注連縄が造れるものだと感心させられますね。その大注連縄造りの様子が分かる雲南市の「大しめなわ創作館に立ち寄るのもおススメ。 ツーリングマップル➡中国・四国 P.6 G-2
迫力満点の巨大な大注連縄
神楽殿も大きな建物ですが、それでもこの注連縄の存在感
5.日御碕灯台(島根県)
出雲大社から西の島根半島西端に建つ「出雲日御碕灯台」は地上から構造物の頂部までが43.65mと日本一の高さを誇ります。空に向ってまっすぐ立つ大きな石造りの白い外壁の灯台と日本海との美しい景観も魅力。内部見学も可能で、163段の螺旋階段を登った海上から60m程の高さにある展望デッキからは島根半島や日本海を一望できます。素敵な夕日が見られる夕日スポットでも人気。 ツーリングマップル➡中国・四国 P.6 E-2
内部見学が可能で、展望デッキからは日本海や島根半島を望む
灯台は美しい海岸に建つ。周辺は夕日スポットでも人気
【あとがき~編集部より~】
中国・四国編の「一度は見たい巨大なもの」はいかがでしたか。 九州沖縄編に続いて、「大しめ縄」が紹介されました。もしかして、参拝時にはもっと注目して見たほうが良いのでしょうか? 本四連絡橋のひとつ、しまなみ海道は博田さんも書いていますが、歩行者・自転車用の通路があって、125cc以下のバイクも走行できます。私も尾道でスクーターを借りて走ったことがあるのですが、橋上からの眺めは最高のひと言でした。残念ながら四国上陸は果たせなかったので、また走ってみたいですね。 さて、ほかのエリアの巨大なものも気になりますね!気になったら、関連記事からどうぞ!