2021.12.03

ツーリングマップル2022年度版 撮影旅日記【関東甲信越(後編)】

ツーリングマップルの撮影旅日記、関東甲信越編の後編をお届けします

著・中村聡一郎(フィネス)/撮影・巣山悟

<表紙撮影2日目>


仕切り直しの表紙撮影は9月22日からの2日間で決行した。シルバーウイーク真っ只中で、スムーズな撮影ができるかどうか不安だったが、これ以上時期を遅らせることはできなかった。 今回も前日ギリギリまで天気予報を確認して、初日は榛名山周辺へ向かうことにした。 飛び石連休中のせいか、平日にもかかわらず高速道路の交通量が多い。混み合う前に撮影ポイントへ向かうために、巣山カメラマンと合流したらすぐに榛名山へ。 幸い、榛名湖への県道33号はまだ交通量も少なく、スムーズに山上に上がることができて、榛名山名物の長いストレートでも撮影をすることができた。撮影ポイントを探しながら榛名湖の湖畔を1週すると、だいぶ交通量が増えてきたので、県道28号で山麓へと降りる。

渋川伊香保インターから榛名山へ。天気予報が良いほうに外れて青空が広がった

県道33号沿いのビューポイント、高根展望台(ツーリングマップル関東甲信越62K-4)に寄り道

県道を外れて伊香保森林公園のつつじが丘(ツーリングマップル関東甲信越62K-4付近)へ

有名な榛名山上の県道33号のストレート。数年前にも撮影に来ているがその時は天気に恵まれず。しかし今回は最高の天気に

榛名湖畔沿いの道の街灯には人力車の飾り、というわけでちょっとまねてみた

榛名西麓広域農道へ入ったが、これといった撮影場所が無かったので、途中で国道406号まで降りることにする。これが功を奏して実りの秋を実感する風景を見られた。 今回、榛名山へ来た一番の理由は榛名南麓の榛名南麓スカイラインの全通があったからで、道の駅くらぶち小栗の里で昼食後に早速現地へ。快適なワインディングを撮影をしながら走り抜けて、渋川へ戻った。 その後、空模様がだいぶ怪しくなってきたので、赤城山麓の松ノ木ビューポイント(旧川額ビューポイント)(ツーリングマップル関東甲信越63D-1)での撮影をもって終了。 翌日は那須高原での撮影に決めていたので、高速道路で一気に那須塩原市へ向かった。

広域農道から山を下ると黄金色の水田が広がっていた

ついに全通した榛名南麓スカイラインを走る。夜は眼下にキラキラの夜景が広がる

午後になると雲がモクモク、期待して訪れた松ノ木ビューポイントも残念な状況

この日のラストカットは赤城西麓広域農道沿いの蕎麦畑にて

<表紙撮影3日目>


いよいよ最終日。天気は上々、那須の山並みがくっきりと見える。 那須高原の県道17号の沿道での撮影からスタート。まだ7時頃なのでそれほど道は混んでいなかったが、県道終点の駐車場は満車だった。今日は休日の秋分の日。この状況では道も観光地も日中は混雑することは間違いないので、一旦、那須高原を離れることにした。

どうですか、この青空と茶臼岳の眺め!、那須高原展望台(ツーリングマップル関東甲信越90F-5/ツーリングマップル東北8F-5)にて

県道17号沿い、木々の間から那須連山が見える場所で撮影

まだ朝の7時過ぎですが県道終点の駐車場は満杯

北温泉入口にある観瀑台からの駒止の滝(ツーリングマップル関東甲信越90F-5/ツーリングマップル東北8F-5)

殺生石(ツーリングマップル関東甲信越90F-5/ツーリングマップル東北8F-5)に立ち寄った後に、関西担当の滝野沢さんから教えてもらった那須連山を見わたせる場所へ向かう。到着してみると、朝ははっきり見えていた那須連山に雲がかかっていた。でも、撮影場所としてはなかなかのロケーションだったので、雲が少なくなるのをのんびりと待つことにする。 結局、雲が消えることはなく、茶臼岳付近がうっすらと見えてきたところで撮影をして、那須高原へ戻る。 やはり、ソフトクリームの画像は必要だね、ということで休憩を兼ねて南が丘牧場(ツーリングマップル関東甲信越90F-6/ツーリングマップル東北8F-6)へ。すると、ハンバーグがじつに美味しそうだったので昼食もここで済ませることにした。

那須湯本温泉街の最奥にある殺生石には九尾の狐の伝説が伝わる

那須フラワーワールド近く、展望の開けた場所で雲がとれるのを待ったのだが、朝ほどの晴天にはならず

昼食は南が丘牧場のお食事処庄屋でハンバーグを。そして食後にソフトクリームも忘れずに

南が丘牧場を出るころには雲が優勢の空模様に変わってきた。午前中にしっかりと撮影できていたので、午後はほぼ移動に終始した。 道の駅明治の森・黒磯(ツーリングマップル関東甲信越82F-1/ツーリングマップル東北3F-1)でウェアなどの小物撮影をする頃には、すっかり曇り空で、雨も降ってきそうな雰囲気に。結局、県道30号で矢板市まで移動したけれども撮影はできず、道の駅やいた(ツーリングマップル関東甲信越73D-1)に到着すると、雨も降り出してきたので、ここで今年の表紙撮影は終了となった。

那珂川に架かる県道30号の那須高原大橋をバックに一枚

道の駅明治の森・黒磯のハンナガーデンに咲くコスモスがちょうど見ごろに

<私が選んだ表紙写真ならコレ!>


今年の撮影画像から2022年度版表紙にするならこれでしょう、という2枚を選んでみました。

奥石廊のあいあい岬(ツーリングマップル関東甲信越13C-6/ツーリングマップル中部北陸34C-6)。何度も訪れたことがある場所だが、今年はこれまでで一番最高の天気だった

榛名南麓スカイライン沿いにて(ツーリングマップル関東甲信越62L-6付近)。秋を感じる一枚、榛名山も見えて最高のカットではないだろうか

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