2022.03.14

ツーリングマップル2022年度版はここに注目!〜中部北陸編〜

各エリア担当者から昨年の取材を振り返ってもらうコラム。それぞれ印象に残ったことや、今年注目して欲しいポイントなどを語って頂きます。 第4回は、ツーリングマップル中部北陸担当の内田さんからお届けします。 さっそくどうぞ。

著・内田一成/撮影・盛長幸夫・内田一成

ツーリングマップル2022年度版の実走取材を振りかえる


長引くコロナ禍で、いろいろ不自由を感じることも多いし、先が見えない不安もある。 だけど、いちライダーとしては、コロナのおかげというのも変だが、ツーリングの途中で懐旧の念に浸れる瞬間が多くあって、若い頃の新鮮に旅に感動した思いが蘇ったりもしている。

中部北陸の各地で感じた自由で、充実した時間


友人が長野県豊丘村にある野田平(のたのひら)キャンプ場の指定管理者となって、そこにお邪魔してシーズン外れの貸し切りキャンプを堪能した。9月末の夜は冷え込んだが、このキャンプ場名物のスウェーデントーチで温かく過ごすことができた。

長野県豊丘村の野田平キャンプ場(ツーリングマップル中部北陸52G-5/ツーリングマップル関東甲信越22G-5)の朝。

山間のワインディングを疾走する


乗鞍岳は表紙候補としながらも、なかなかその姿を現してくれなかったが、予期せぬところでその雄姿を拝めた。

乗鞍岳を背に、御嶽山の中腹のワインディングを駆け抜ける。

歴史と自然の作り出す光景を前に


湖畔で朝を迎えて、湖面に踊る光に陶然としたり、はたまた空と海が渾然一体となった浜で大の字になって昼寝をしたり……。各地の市場で旬の幸を堪能したりもした。

福井県若狭の水月湖畔の朝。7万年の歴史を刻む年縞が重なる世界的にも珍しい湖で、それだけ穏やかなことを物語っている。静かな湖畔に佇むだけで心が深く落ち着く。

敦賀半島から水島を遠望する。敦賀湾に細く伸びた砂州の先に浮かぶ水島は、青い空と海に挟まれて、その真っ白い砂浜と松林があたかも空中に浮かんでいるかのように見える。その姿をのんびりとかもめと一緒に眺める。

取材旅にはテーマをもって


2022年度版の取材では、個人的にテーマに据えたことがいくつかある。その一つは、徐福伝説の地を訪ねること。

この丹後半島にある新井崎神社は、紀元前2世紀に秦からやってきた徐福の一行が上陸したという伝説が残る。真偽はともかく、歴史ロマンを強く感じさせる場所だ。

今だからこそできる、初心に還るツーリング


このようなことが、一時の「オーバーツーリズム」なんて言葉が嘘だったかのように、じっくりと心ゆくまで満喫できた。 だけど、思い返せば、昔のツーリングはどこへ行ってもそんなものだった。それはまた、自分にとって「初心に還るツーリング」だったかもしれない。 去年の版もそうだが、この2022年度版は、そんな意味で、自分にとってもこれを手にとってくれるユーザー諸氏にとっても、ツーリングの本質のようなものを感じ取れるものになっていると思う。

ツーリングマップル中部北陸2022年度版は3/16より発売開始!


ツーリングマップル中部北陸を使って、記憶に残る旅をしよう!

左:通常版(税込¥2,200) 右:R版(税込¥3,300)

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