2022.12.06

【2021年秋の雪辱を】Premium SSTR2022参戦!【前編】

2022年、「SSTR」の記念すべき10年目の今年は通常の5月開催に加えて、10月にプレミアムSSTRも開催されました。既に記事や動画でもお伝えしていますが、5月のSSTRは無事完走できました。それで去年の悔しさは払拭したのですが、やはり「秋開催」の同じ条件で完走してこそ、昨年の雪辱をしたと言えますよね。あと、「マイバイクで参戦してみたい!」という気持ちも・・・。というわけで、今年2回目のSSTRへエントリーしてみました!

著・中村聡一郎(フィネス)

【出発前にトラブル発生】


はじめに、今回のプレミアムSSTR2022には2つのプランが用意されました。一つは表彰式&パーティへの参加がセットのプランで、もう一つは千里浜へゴールするのみの、いつも通りのフリープラン。自分がエントリーしたのは後者のほうです。 開催日は10月1日(土曜日)。2021年よりは2週間ほど早いので、少し時間に余裕はあるけれど、それでも日の出から日没までは約11時間。5月の出走時は約14時間だったので、やはりあまり余裕は無さそう。それでも3回目ということで、気分的にはゆとりもあり、今回も大まかなルートだけ考えて後は当日を待つだけ。・・となるはずだったんです。 ところが、開催1週間前にアクシデント発生。自分のミスで、肝心のバイクを壊してしまったのです。実は前回、前々回はメーカーからお借りしたバイクで走りました。そのため今回は愛車で参加、完走をと思っていたのですが、まさか・・。ここでバイクの修理が間に合わなければ、1mも走ることなくこのSSTRは終了します。 果たして修理は間に合うのかどうか、危うかったのですが、なんとか3日前に修理が完了。ギリギリ、スタート地点に並ぶことができました。

【大磯➡道の駅 須走】


2021年は横浜、2022年の5月は茅ヶ崎海岸からのスタートでした。さて、今回はどうしよう、と思案した末、最終的に大磯港をスタート地に決定しました。 いよいよ出発当日、日の出の時間には、太陽はまだ水平線にかかる雲の中・・。スタートすることは出来るのですが、やはり昇る朝日をスタートフラッグにしたいので、そのタイミングをしばし待ってみることに。しばらくして雲の上に太陽が顔を出したタイミングで、さぁ、出発です。 まずは圏央道へ。この時点で、今回の「指定道の駅」のポイントは高山市の「道の駅ななもり清見」で獲る、ということしか決めていません。途中のルートをどうするか走りながら思案して、前回から登場した「びっくりボーナスポイント」に指定されている相模原市藤野の「緑のラブレター」へ行ってみることにしました。 「中央道の藤野PAから見える大きなモニュメントだな」 と場所は理解していたものの、 「でも、あそこ、近くまでバイクで行けないはず...?」 と、実際にそこがどうなっているのかに興味が湧き、そちらへ向かおうとしたのですが、すでに八王子JCT付近で渋滞が発生。そこで「緑のラブレター」は諦めて予定変更、東名高速へ。しかし、なんと今度は大井松田の先で、左ルート工事閉鎖!こちらも渋滞の表示・・。モクモクと今日の行程に暗雲がかかりはじめますが、それでものろのろと中井PA、鮎沢PAでポイントを獲得しつつ、西へ向かいました。 好天の週末のせいか、車が多い。となると、御殿場インターから国道138号須走道路への途中も渋滞の可能性があるので、足柄SAのスマートインターで高速を降ります。県道を利用してようやく本日ひとつめの道の駅、「道の駅須走」へ到着。ここで改めてこの先のルートと時間などを確認しました。そこで「寄れる」と判断して、道の駅から本日のびっくりボーナスポイント、山中湖畔の「地球元気村(山中湖村営キャンプ場)」へ向かうことにします。

【ルート図】

大磯港の駐車場にゲートイン。5時40分過ぎに雲の中から日の出が顔を出したのを見届けていよいよスタートです

御殿場郊外の田園地帯から富士山がくっきり、はっきり。実に素晴らしい天気です

SSTR三回目にして道の駅 須走から富士山の姿を見ることができました

個人的SSTRでの定番チェックポイントになってしまった?篭坂峠にて

【道の駅 須走➡山中湖➡双葉SA】


地球元気村(山中湖村営キャンプ場)でびっくりボーナスポイントを獲得して、山中湖湖畔から「道の駅富士吉田」にも立ち寄りました。その後、富士吉田忍野スマートインターから東富士五湖道路で、一路松本インターを目指します。 と、ここまでは実に順調で、双葉SAへは昨年よりも3時間早い到着。やはり、スタート地点の選定と山中湖から高速を利用するかしないかで大きく時間が違ってきますね。 これなら、以外と楽に千里浜へ到着かなと思っていたのですが、ここで予想外の場所に落とし穴が・・。ガソリン給油にGSへ立ち寄ったのですが、なんと給油待ちのバイクで大渋滞。確かにこの天気なら、バイクでお出かけしたくなりますよね・・。いやはや、ここでの時間ロスはまったく計算外でした。

【ルート図】

山中湖村営キャンプ場。2022年から風間深志さんのNPO法人・地球元気村で管理しているそうなので何かお出迎えがあるかと思ったのですが、何もなく・・

2021年の東京オリンピックの自転車競技のコースになった記念に山中湖畔には自転車のモニュメントが

富士吉田忍野スマートインターは道の駅富士吉田からすぐの場所。SSTRで便利に利用できます

谷村PAで朝食(昼食兼?)に食べた吉田の肉天うどん

【双葉SA➡松本IC➡安房峠道路】


結局、給油するのに10分近くかかってしまい、昨年の悪夢が頭をよぎります。その遅れを取り戻すために、松本インターまでノンストップの予定でしたが、この先のルートを思案するために諏訪湖SAで小休止。この時点で獲得ポイントが10ポイントを超えてノルマは達成です(今回のプレミアムSSTRは10ポイント獲得がノルマ)。あとは、指定道の駅に寄って、日没までになぎさドライブウェイに到着すれば完走となります。 さて、ルートを再検討。余裕があれば、安房峠道路ではなく、開田高原ルートで考えていたのですが、やはり時間がないので、いつもの山坂道の安房峠ルートで決定です...。中央道で松本ICを目指します。しかし、 「ファイナルアンサー?うーんでもやっぱり違うルートを走ってみたいなぁ」 と高速道を走りながら、そんな気持ちが浮かんできて、予定の松本ICでは降りずに梓川SAで上越ルートを再検討。しかし、そのルートでどれくらい時間がかかるか予想が難しかったので、結局変更はせず、サービスエリアのスマートインターで高速を降りて高山市へ向かいました。上越経由は次回に持ち越しですね。 安房峠道路の手前では、参加者のバイクが数台、旧道の安房峠へ。自分もそちらへ行きたくなったのですが、時間がなあ・・。これなら、スタート後に5月の時同様「道の駅南足柄」で指定道の駅のポイントを獲得しておけば良かったかなと反省。

【ルート図】

諏訪湖を見ながら自分の行くべき道を思案

梓川沿いに田園の中をくねくねと。これから越える山並みがだんだんと近づいてきます

道の駅 風穴の里ではポイント獲得のみ、休憩する余裕がだんだんと無くなってきています

水をたたえる奈川渡ダムのほとりで小休止

【安房峠道路➡道の駅 ななもり清見➡今浜インター】


安房峠道路を越えたらとにかく「道の駅ななもり清見」へ向かいます。一番の問題、混み合う高山市街をどう迂回するか。ナビにお伺いを立てるのが楽なのですが、道は地図に聞きましょう。結果、県道89号からJR上枝(ほずえ)駅前を経由するルートに決めたのですが、これは正解でした。スムーズに中部横断自動車道の高山ICへたどり着き、14時頃に「道の駅ななもり清見」へ到着。 これで残る完走条件は、日没までに千里浜に着くことのみ。まだ先は長いのですが、ひとつ肩の荷が下りて気分が楽になりました。残り時間は約3時間、軽食で昼食を済ませて先へ進みます。 飛騨清見インターからは東海北陸道を北へ進みます。そのまま進むほうがゴールには早く行けるのですが、どうしても一般道で山を越えたかったので、五箇山インターでいったん国道156号へ降りて五箇山トンネルで富山平野へ。再び東海北陸道へ乗って海岸へは向かわずに、福岡インターから国道8号、国道471号でさあ日本海へ。途中、数台の参加者が前後を走っていましたが、 「あれ、ここで曲がるの?」 と、自分が考えているルートと別の方向へ行くライダーも。そのたびに、 「自分は正しい道を行っているのかな・・?」 と不安になりますが、ほんと、これはSSTRあるあるですね。でも、止まって確認する時間が惜しかったので、己の方向感覚を信じて、この道を行けばなぎさドライブウェイに日没までに着くんだと信じて進みます。 さぁ、その結果はいかに。続きは後編へ。

【ルート図】

「道の駅ななもり清見」に無事到着。昼食は結局二つの団子

五箇山トンネルを抜けた先の展望ポイント。あの山並みの向こうがゴール、まだまだ距離があるなぁ

ポイントの獲得の必要は無かったのですがどうしても寄ってしまう道の駅。メルヘンおやべではのんびりソフトを食べているライダーの姿。自分はぐっと我慢です

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