2022.12.09

【2021年秋の雪辱を】Premium SSTR2022参戦!【後編】

2022年、「SSTR」の記念すべき10年目は、通常の春開催に加えて、10月に「プレミアム」の冠がついた大会も開催されました。5月は無事完走。それで去年の悔しさは払拭したものの、やはり21年10月に完走できなかったことは口惜しさとして残ります。ならば秋開催の同じ条件で完走してこそ雪辱ですよね!というわけで今年2回目のSSTRへエントリーししてみました。そのレポートの後編です。

著・中村聡一郎(フィネス)

【今浜入口➡なぎさドライブウェイ➡GOAL】


国道471号から県道227号経由で国道249号へ。のと里山海道には行かずに北へ進むと、やがてSSTRの案内看板があり、2021年の10月に大雨の中立ち寄ったコンビニが見えたので、そこを左折。この時点で17時ぐらい。なんとか間に合いそうでしたが、ここでも浜へ向かうバイクの渋滞にはまってしまいます。 しかし、さほど時間はかからずに今浜入口近くまで行けたので、いったん、公衆トイレ前のスペースにバイクを停めて、ここでゴール登録!無事完走です! 「ふ~、間に合った」 後はなぎさドライブウェイを走ってゴールゲートに向かうのみ。おっと、砂浜での夕日鑑賞も忘れてはいけませんね。沈む夕日を見届けてて再び走り始めますが、台数のせいかなかなか進みません。でも、想像以上に時間がかかるので、何故だろうと思っていたら、どうやら砂が堆積している箇所があって、そこを通り抜けるのに時間がかかっている模様。今日一番の渋滞ポイントがなぎさドライブウェイだったとは・・。 やっとのことでゴールゲートをくぐり、砂浜から出るところでまた渋滞・・。目の前では転倒しているバイクの姿も。結局20分ぐらいここで立ち往生して、やっとバイクを駐車場へ止めてフィニッシャーズバッジを無事受け取れたのでした。 この日は金沢市の友人と会う予定があったので、急いで金沢へ。中心部のホテルのエントランスにはやはり多くのバイクが停まっていました。

今年は無事日没に間に合いました。そして、なぎさドライブウェイも走れた

5月に続いて今回も水平線に沈む夕日を見られた!

ゴールに賀曽利さんのお姿が!しかし、このあとの渋滞のおかげで、再びゲートへ戻ったときにはすでに賀曽利さんは千里浜を出た後でゆっくりお話できず・・

すぐそこが浜の出口なのですが、スロープに砂がたまっていて一台ごとに整地している状況。結局、ここが今日一番の渋滞でした

【なぎさドライブウェイ➡宝達山➡福岡インター】


明けて日曜日も素晴らしい好天です。できれば能登半島を回って月曜に帰りたいところでしたが、火曜日から取材(→https://www.touring.mapple.net/article/307/)のため、泣く泣く帰路へつきます。 それでも、昼のなぎさドラブウェイを走るために、遠回りになりますが、千里浜だけには寄って帰ることにします。 5月よりも砂浜の状況は良く、狭い箇所も無し。1往復して帰路につこうと思っていたのですが、あまりの天気の良さに思わず1.5往復してしまいました。

【ルート図】

今浜入口のモニュメント前で昨日は約500kmの走行を頑張ってくれた愛車を記念撮影

やはり、なぎさドライブウェイは最高ですね~、また走りたい!

プレミアム、ということで(?)フィニッシャーズの標識が金色に

砂浜走行を満喫しすぎて、結局昼過ぎに千里浜出発。前回、気になっていた「すしべん」で昼食後、せっかくなので、賀曽利さんも絶賛していた、宝達山へ寄ってみます。山頂やすぐ下の駐車場からの展望を楽しんだ後は、昨日寄れなかった安房峠の旧道へ向かうために、福岡インターから能越自動車、北陸自動車道経由で富山インターまで走ります。

前回、気になっていたすしべんで肉うどんの昼食。これが、実に自分好みの味でうまかった~。これを食べるためだけに能登半島に来てもいいと思ったほど

バイクで山頂まで登れる宝達山へ

山頂のすぐ下の駐車場そばには各自治体が選出したシーニックポイントの看板。眼下には海岸線が見える。来年は往路でここに寄って行くのもいいかな

【富山インター➡安房峠➡塩尻インター】


富山インターからはまっすぐに安房峠を目指します。国道41号→国道471号と進み平湯温泉街へ。そこから数年ぶりの安房峠越えです。交通量は多くないと思っていたのですが、意外に車やバイクとすれ違ってちょっと驚きました。走りながら、記憶がだんだん甦っていって、峠下の平場のあたりまでくると懐かしさで一杯に。そして、いよいよ峠に到着。正面にそびえる焼岳の姿や山並みの光景は、筆舌に尽くし難い美しさです。その映像を目にしっかりと焼き付けて、松本方面へ道を下ります。 この時点ですでに16時を過ぎる頃で、沢渡では上高地帰りの人たちが次々に駐車場から出発しています。これはほんとにうっかりしていました。この後、国道158号は混雑でスムーズに進まず、何とか新島々までたどり着いたら、国道を離れて裏道を通って、塩尻インターへ走ります。

【ルート図】

神岡市街から高原川沿いに国道471号を走る。やがて穂高の山並みが見えてきた

焼岳が出迎えてくれた安房峠。できれば、昨日ここを通りたかった...

前から気になっていた「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」の「飛騨牛まん」を絶景を見ながらいただきます、うまい!

【塩尻インター➡東富士五湖道路➡秦野中井インター➡大磯港】


国道20号で塩尻峠を越えるかどうか悩んだけれど、塩尻インターから中央自動車道に乗ることにしました。諏訪湖SAで食事をとろうと思い寄ってみると、大混雑で駐車場が満杯。オートバイを停めるスペースも無いほどで、あきらめて先へ進むことにします。 中央道原PAで夕食を済ませて、釈迦堂PAで渋滞情報の確認。好天の週末だけあって、大月インターから先の区間で渋滞中だったので、休憩を兼ねてすこし様子を見てみることに。しかし、30分たっても、1時間たっても、渋滞の距離が全然変わらない。これはもう待てないので、東富士五湖道路経由で帰ることにします。 須走インターから国道138号須走道路を経由して御殿場インターへ。東名高速に乗って秦野中井インターで降ります。そして、スタート地点の大磯港まで走って、ここを往復約1000kmのプレミアムSSTR終了の場所としました。

【ルート図】

大磯港へ戻ってきました。2日間で合計1000km走行でした。我が愛車よよく頑張ってくれた!

【3回目のSSTRを終えて、反省と抱負】


実際に走った人の体験談から、こんな感じで走れば良いかなと、まずは初チャレンジした2021年秋は準備不足、ルート選択のミス、さらには、ゴール間近での悪天候と、散々な目にあいました。結果、完走はできなかった。 2回目の今年5月のSSTRでは、とにかく、完走しよう、なぎさドライブウェイで夕日を見よう、それだけを目標にして走りました。結果、日が長い5月、好天と条件にも恵まれて無事完走できました。 そして、3回目の今回です。10月開催で日が短いので、あまりいろいろなチャレンジはできないとは思ったのですが、1回目、2回目ともに慌ただしい移動に終始した富山、石川エリアを、今回はできるだけ落ち着いて、じっくりまわろうと考えていました。しかし結局、時間に追われてほぼ移動のみ。やはり、事前におおまかなルートを決めておく必要性をあらためて感じました。 2023年に開催するのであれば、そのあたりを反省点にして、さらにできるだけ千里浜から遠い場所からスタートする、道の駅などの立ち寄りスポットで見たり、買ったり、食べたりの時間を増やす、そして、なぎさドライブウェイへももう少し早く到着を目標に計画を立てたいですね。というわけで、年が明けたら早速ルートの検討に取りかかってみたいです。

今回の完走記録証。5月よりも走行時間は短かったのですが、獲得ポイントは20ポイントを超えました

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