2021.12.21

ツーリングマップル2022年度版の取材・撮影で使用した車輌&ウェア&用品類【関東甲信越編】

今年のツーリングマップル関東甲信越の表紙撮影&実走取材で使用した車輌&ウェア&用品類を紹介します。 ※掲載の情報は2021年12月現在のものです

著・フィネス/ 撮影・巣山悟

【車輌インプレッション】KTM 890 ADVENTURE


今年の撮影で使用したのはKTMのKTM 890 ADVENTURE。 取材前は、オフロードモデルというイメージがあって、オンロードメインのツーリングではどうかなと思っていたが、実際乗ってみると扱いやすいエンジン出力に、ライディングを影ながらアシストしてくれる電子デバイスのおかげで、ロングツーリングも快適。未舗装路や大型バイクでは躊躇してしまうような狭く荒れた舗装林道も、一瞬心配にはなったけれども、実際走ってみると何事もなく通過できた。 車体は大柄だが、車体下部に付いているガソリンタンクのおかげで重心が低く安定感があり、取り回しも問題なし。足つきもかかとまでべったりとはいかなかったが、不安は感じなかった。 燃費は20~25l/km、20Lの燃料タンク容量で1日走ってもまだまだ余裕があった。

KTM 890 ADVENTURE


KTM 790 ADVENTUREの後継モデルで、パラレルツインの水冷DOHCエンジンは889ccにスケールアップされた。オンロードからオフロードまでさまざまなシーンを走破できるアドベンチャーモデルで、ABSやトラクションコントロールなど安全な走行をサポートしてくれる装備も充実している。オフロードの走行性をアップさせたKTM 890 ADVENTURE Rもラインナップ。 <主な仕様> メーカー希望小売価格=162万9000円 シート高830mm・850mm※2段階で設定可能/車両重量=200kg 総排気量=889cc/燃料タンク容量=20ℓ/最高出力=77 kW(105PS)/8000rpm

車体下部にセットされた燃料タンクが特徴的な車体。フロントタイヤは21インチで未舗装路の走破性も高い

特徴的なデザインのフロントマスク、ヘッドライトはLED。ウインドスクリーンは位置調整が可能

低重心化に寄与している車体左右下部に取り付けられた燃料タンク

メータは5インチ、フルカラーのTFTディスプレイ。さまざまな情報が表示される

標準シート高(830mm)で身長180cm、85kgの自分が乗車した際の足つき具合。シート高は取り付け位置変更で20mm上げることもできる

【ヘルメット、ウェア、用品インプレッション】SHOEI Z-8/ラフアンドロードスポーツ トレックメッシュジャケット他


ヘルメットはSHOEI Z-8。とにかく、デザインが秀逸で「カッコイイ!」と言うのがファーストインプレッション。シールドロックがセンターに装備されていて、最初は操作に戸惑ったが、馴れてくるにしたがって段々と使い勝手が良くなった。 ウェア、用品はラフアンドロードスポーツ。 トレックメッシュジャケットは各部のポケットが便利に使えて、とくに袖の小銭などを入れられるポケットは、車輌にETC車載器が付いていなかったこともあって、使用頻度が多くなり、あって良かった装備だ。表紙撮影や取材の中心期間が9月後半にずれこんで、メッシュジャケットでは厳しいかなと思ったが、標準装備の防風インナーのおかげで問題無し。 パンツはスリムなシルエットで、サイズがあうかなと思ったが、ストレッチ素材のおかげでジャストフィットの使用感。生地もちょうどいい厚みで、暑い日中から、気温が下がる夜まで不快感を感じることなく走行できた。 シューズはカジュアルなラフライディングスニーカーで、新しくラインナップに加わったブロックソール採用のモデル。グリップ力が高く安心。 バッグはコンテナシートバッグ40。無駄なく荷物が積めるスクエア形状で収納力、使い勝手ともに◎。中でも一番便利だった装備がレインカバーで、出し入れしやすい場所にあったおかげで、急な雨でも探すことなくさっと出してバッグをカバーできた。

SHOEI Z-8(マットブラック)


コンパクト&軽量がコンセプトのZシリーズの最新モデル。ワンアクションでシールドのロック&リリースができる新シールドロックシステム採用や性能がアップしたベンチレーション、内装の変更などで、前モデルのZ-7から快適性がアップしている。防曇性能の高いPINLOCK® EVO lensを標準装備。

コンパクトなフォルムのフルフェイスヘルメット

エアロフォルムが個性的で美しいサイドシルエット、チークパッドの赤いプレートが良いアクセントに

頭頂部のエアーインテークはZ-7より換気性能をアップ

シールドロックシステムはセンターに装備されている

ラフアンドロードスポーツ トレックメッシュジャケット(ブラック×シルバー)


豊富な収納ポケットが便利なメッシュジャケットで、ライディング専用に設計されたハイテク立体メッシュ素材のスパックスメッシュNEWを使用。肩・肘・背中にパッドが標準装備で、別売りの胸パッドの装着もできる。旅先での気温変化に対応できる、着脱可能な防風インナーも付属している。

ポケットは容量も十分、肘と肩は二重叩き縫いで補強

背中にもバックポケットがあり、別売りのコインホルダーに対応

取材時に便利に使えた袖のポケットも別売りのコインホルダー対応

気温にあわせて着脱できる防風インナーを標準装備

ラフアンドロードスポーツ ライドフィットカーゴストレッチ コットンパンツルーズフィット(ブラックカモ)


ストレッチ素材で運動性の高いカーゴパンツ。豊富なサイズ設定に加えてウエストアジャスト機能付きだから、ジャストサイズで着用ができる。腰、膝にパッドを装備。

スリムなシルエットのライディングパンツ、ポケットは6箇所

しっかりとした生地だがストレッチ性があるので足の曲げ伸ばしも問題ない

両側のももにベンチレーションを装備

ラフアンドロードスポーツ コンフォートナックルグローブ(ブラック)


シンプルなデザインのグローブだが、甲にラバーナックルパッドを内蔵。パッドは柔軟性に富んでいるので、プロテクション性と動かしやすさを両立。スマートフォンにも対応している。

車種やツーリングシーンを問わず幅広く使える3シーズンモデル

ラフアンドロードスポーツ ラフライディングスニーカーBS(グレー)


グリップ力の高い、ブロックソールを採用したラフライディングスニーカー。アウトドアシーンにもあう一品。

カジュアルなデザインだがくるぶしプロテクションやシフトガード(左足)などライディングブーツとしての機能は充実

脱ぎ履きが楽な外側ジッパー仕様

濡れた舗装路や不整地でもしっかりとグリップしてくれるブロックソール

ラフアンドロードスポーツ コンテナシートバッグ40


両サイドに成形パネルを使ったボックスタイプのシートバッグで、容量は32.5L~40L。フラットな上面は樹脂パネルで補強されているので、シートバッグなどを上積みして容量を増やすこともできる。

整形パネルと樹脂パネルで型崩れしにくいしっかりとした造り

両サイドもフルオープン。底の樹脂パネルは左右に引き出せて拡張時にも対応

上部も大きく開口して荷物の出し入れがしやすい

レインカバーは必要なときに、さっと取り出すことができた

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