2023.03.10

【ツーリングマップル関東甲信越2023年度版】取材車両インプレッション~KAWASAKI VERSYS-X 250 TOURER~

ツーリングマップル関東甲信越2023年度版(2023年3月16日発売)の表紙撮影&実走取材で使用した車両を紹介します。 ※掲載の情報は2023年2月現在のものです ※画像の車両は2022年モデルです

著・フィネス/ 撮影・巣山悟

 


1.車両インプレッション 2.車両紹介

※メーカー公式サイト、取材担当者による取材で使用したグッズのインプレッションは下記リンクからどうぞ▶

1.インプレッション


表紙撮影のモデルに選んだのはKAWASAKIのVERSYS-X 250 TOURER。2018年度版の表紙撮影でも使用した車両だが、その際はケースなどのオプションが付いていないスタンダードモデルだった。デザインやパワーユニットについては大きな変更は無いのだが、エンジンガードやパニアケースが標準装備なので、サイズ感はひとまわり大きく感じた。 身長180cmの私には足つきや取り回しに不安を感じることがないサイズのボディで、リアキャリアも付いているおかげで荷物の積載には余裕あり。取材での1泊2日キャンプツーリングでも荷物が予定通り積めるかな、という不安は感じなかった。

ハーフカウルのスポーティなボディに並列2気筒のエンジンを搭載。メンテナンスなどの時に便利なセンタースタンドも標準装備

大型ウインドシールドにハンドガードを標準装備

万が一の時に安心なエンジンガードを装備。オプションでフォグランプも装備できる

個人的にロングツーリング向きかどうかを測る基準に荷物の積載とともに、航続距離も気にしている。その点では、燃費も平均して30km/L程だったのと、17Lのガソリンタンクのおかげで、給油タイミングに悩まされることは無く取材ができた。 パワーユニットは個人的にKLE250アネーロやZZR250を思い出す並列2気筒のエンジン。低回転でも十分なトルク感があり、もちろん、高速道路巡航時でのパワー不足も無く、じつに扱いやすいエンジンだった。 気になった点もある。どうしても、パニアケースのために後ろ側の車幅が広めなので、長時間駐輪するときなど、着脱ができるようになっていればと感じることがあった。 ただ、総じてロングツーリングにじつに向いているモデルだと感じた。昨年の取材では4日間ほどが最長だったが、機会があれば1週間以上のロングな旅にも出てみたいと思った。

パニアケースは片側17Lの容量。もう少し剛性感が高ければ、と感じることもあった

リアキャリアも装備されているので、積載については不安無し

アナログタコメーターと多機能液晶スクリーンを組みあわせたメーターパネル。横にはDC電源ソケットも装備

2.車両紹介


アドベンチャースタイルのツーリングモデル。並列2気筒の水冷エンジンを搭載していて、エンジンガード、パニアケース、リアキャリアを標準装備している。オプションでフォグランプの用意もある。 メーカー希望小売価格=72万6000円 全長2170×全幅940mm×全高1390mm/シート高815mm/車両重量183Kg 総排気量=248cc 燃料タンク容量=17L 最高出力=24kW(33PS)/11500rpm

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