2023.03.07

【ツーリングマップル中国・四国2023年度版】取材車両インプレッション~YAMAHA Ténéré700 ABS~

ツーリングマップル中国・四国2023年度版(2023年3月16日発売)の表紙撮影&実走取材で使用した車両を紹介します。 ※掲載の情報は2023年2月現在のものです ※画像の車両は2022年モデルです

著・博田巌・フィネス/撮影・治武靖明

 


1.車両インプレッション 2.車両紹介

※メーカー公式サイト、取材担当者による取材で使用したグッズのインプレッションは下記リンクからどうぞ▶

1.インプレッション


アフリカ・テネレ砂漠に由来するネーミングがつけられた「テネレ700」。大柄に見える車体ですが跨ってみると意外とコンパクト、アドベンチャーモデルらしいゆったりとしたポジションにしっかりしたシートはロングツーリングでも疲れにくく感じられます。 が、シート高はやや高く身長が170cmほどの私では両足のつま先が付く程度。これまでの取材で乗ったことがある、KTMやBMWの排気量が近いモデルに比べて、重心位置も少し高く大きな荷物を載せると若干不安定な印象でした。

何処までも走っていきたくなる魅力的なアドベンチャーモデル。フロント21インチ、リア18インチ、ピレリ製SCORPION RALLY STRを標準装備

サイドカウルには誇らしげなロゴマーク

スタイリッシュなフォルムはどんな風景とも組みあわせバッチリ

Low仕様のモデルを選んでおけばと良かったかもと考えながら、 「停車時・駐輪時は慎重に!!」 と注意しながら走り出してみると、それまでの不安感を吹き飛ばす車体の軽さ、低速から高速までスムーズで扱いやすいエンジンフィーリングにびっくり。どこまでも走っていけそうだと感じて、高速道路からワインディング、狭い舗装林道や若干のダートなど、どこを走っても楽しめる懐の深さでさらに遠くへ遠くへ走りたくなっていきました。 燃費も20㎞/Lを軽く超え、16Lのタンク容量とレギュラーガソリン仕様という点でもツーリング向きの一台です。

明るく視認性抜群のLEDヘッドライトが並ぶフロントマスク。上2灯がロービーム、下2灯がハイビーム。

見やすく操作もしやすいフル液晶マルチファンクションメーター

素敵な景色を求めて道の終わりの先に進んでみようという気にさせてくれた

2.車両紹介


YAMAHA伝統の「テネレ」の名前を冠したオフロードモデル。直列2気筒DOHCエンジン搭載でオンロードの走行性も良好。アクセサリーパッケージとして、約38㎜座面を下げられる「Ténéré700 Low」と、林道走行に役立つオプションパーツ5点を装備した「Ténéré700 Rally」の2種類も発売。 メーカー希望小売価格=134万2000円 全長2370mm×全幅905mm×全高1455mm/シート高875mm/車両重量205kg 総排気量=688cc 燃料タンク容量=16L 最高出力=54kW(73PS)/9000rpm

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