2023.03.12

【ツーリングマップル北海道2023年度版】取材車両インプレッション~Honda CRF250 RALLY〈s〉/NC750X Dual Clutch Transmission~

ツーリングマップル北海道2023年度版(2023年3月16日発売)の表紙撮影&実走取材で使用した車両を紹介します。 ※北海道版のみ、表紙撮影と実走取材でそれぞれ別の車両を使用しています ※掲載の情報は2023年2月現在のものです ※画像の車両は2022年モデルです

著・小原信好・フィネス/撮影・小原信好

 


1.車両インプレッション  1-1.CRF250 RALLY〈s〉  1-2.NC750X Dual Clutch Transmission 2.車両紹介  2-1.CRF250 RALLY〈s〉  2-2.NC750X Dual Clutch Transmission

CRF250 RALLY〈s〉

NC750X Dual Clutch Transmission※メーカー公式サイト、取材担当者による取材で使用したグッズのインプレッションは下記リンクからどうぞ▶

1-1.CRF250 RALLY〈s〉インプレッション


CRF250 RALLYにはスタンダードと〈s〉の2タイプがあり、表紙撮影で使用した〈s〉はシート高がスタンダードより55mm高い885mm。実際に跨ってみると、身長170cmで両足のつまさきがギリギリ着くくらい。最初は多少不安もあったが、走り出してしまえば不安もなく、とくにオフロードでの走りは安心して楽しめるほどで、車高アップの効果を体感できた。

CRF450 RALLYをイメージさせるボディデザイン。エンジンは249ccの水冷・4ストローク・DOHC・単気筒エンジンで下部にはアンダーカウルも装備

左右非対称の二眼LEDヘッドライトと大型のウインドスクリーン、ナックルガードを標準装備

撮影では狭い林道で何度もUターンをしたが、車重が軽いおかげで車高の高さは思ったよりも問題にはならなかった。キャンプ道具など荷物満載でのツーリングなら、むしろサスペンションストロークの長い〈s〉の方がいいかもしれないとも思った。 高速道路の走行では100km/hの巡航でも震動は少なく、幅広シートと大型ウィンドスクリーンの防風効果もあり、オフロード車としては秀逸な快適性で安定したクルージングが楽しめる。そして12ℓの大型燃料タンクは林道をメインにしたツーリングや、北海道のツーリングにはまさにうってつけだろう。

コンパクトなギアポジションや燃料消費量なども表示される多機能デジタルメーター※アクセサリーソケットはオプション装備

1-2.NC750X Dual Clutch Transmissionインプレッション


実走取材では車両をNC750X にチェンジした。 2012年から発売されているロングセラーモデルで、ツーリングでの常用域で楽しめる扱いやすさと燃費の良さで人気を集めた。2021年にさらにリファインされて、シャープなデザインが好感度高く、カッコいい!そう思わせてくれるバイクになった。 NC750Xの最大の特徴でもあるフルフェイスヘルメットも収納できるフロントのラゲッジボックス(容量23L)が便利でこの上ない装備だった。ツーリングマップルはもちろん、スマホなど小物関係、グローブや貴重品など濡らしたくない物を気軽に入れておけた。ガソリン給油はリアシート部分にあるため、シートバッグをその度に外さなければいけない煩わしさはあったが、それを補う装備だった。

LED採用のヘッドライトで個性的なデザインを表現。ウインドスクリーンも標準装備

パワーユニットはコンパクトな745ccの水冷直列2気筒エンジン

今回、久しぶりにDCTタイプの車両を使用、シフトチェンジの煩わしさから解放され、加えて4つのライディングモードを選択でき、様々な気象条件や路面状況に対応してくれた。シート高が800mmのため、自分でも乗り降りが容易であったのは嬉しい。

従来の燃料タンクの位置に設置されたラゲッジボックス

様々な機能や情報を表示するセグメントLCDメーター

2-1.CRF250 RALLY〈s〉


CRF250Lをベースに、12Lの大容量フューエルタンクや大型ウインドスクリーン、ナックルガードなどを標準装備したアドベンチャーモデル。表紙撮影で使用したのは前後のサスペンションストロークを伸長させてオフロード走破性を向上させたタイプ<S>。 メーカー希望小売価格=76万4500円 全長2230mm×全幅920mm×全高1415mm/シート高885mm/車両重量153kg 総排気量=249cc 燃料タンク容量=12L 最高出力=18kW(24PS)/9000rpm

2-2.NC750X Dual Clutch Transmission


アドベンチャーライクなデザインのボディーに環境性能の高い745CCの2気筒エンジンを搭載。フルフェイスのヘルメットも収納可能なラゲッジボックスやグリップヒーター、ETC2.0車載器などツーリングに役立つ装備も充実している。 メーカー希望小売価格=99万円 全長2210mm×全幅845mm×全高1330mm/シート高800mm/車両重量224kg 総排気量=745cc 燃料タンク容量=14L 最高出力=43kW(58PS)/6750rpm

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