2023.03.06

【ツーリングマップル九州沖縄2023年度版】取材車両インプレッション~YAMAHA MT-03 ABS~

ツーリングマップル九州沖縄2023年度版(2023年3月16日発売)の表紙撮影&実走取材で使用した車両を紹介します。 ※掲載の情報は2023年2月現在のものです ※画像の車両は2021年モデルです

著・坂口まさえ・フィネス/撮影・治武靖明・坂口まさえ

 


1.車両インプレッション 2.車両紹介

※メーカー公式サイト、取材担当者による取材で使用したグッズのインプレッションは下記リンクからどうぞ▶

1.インプレッション


車両を受取ってすぐのファーストインプレッションは、 「これこれこれ!この感じ」 と言ってしまうほどの乗りやすさ。見た目、タンクからのフロント部分がやや大きめに見えたけど、跨った時の足付きの良さとシートへの収まり感でニーグリップもしっかりできて、フロント部分を軽やかにコントロールできる安定感がありました。 シート高は780㎜なので、身長165㎝の私でも足べったり。2022年度版の取材で使用した、同じクラスで排気量のBMW G310GSは880㎜で両足だとつま先立ちでした。ちょっとした轍にタイヤを取られると、ヒヤッとする場面も何度かあったので、足付きの良さがとても嬉しかった。

実走取材に向けてタンクバック&シートバックを装着

フロント周りのカチッとした一体感はMTらしさかな。フロントは倒立サスペンションを採用

ヤマハの音叉マークがカッコいい!

発進、加速はスムーズで低回転でのトルクがしっかりあるので、街乗りでもクネクネ道でも乗りやすさがありました。燃費も良くて約30~35km/L。しかし、高速走行では時速100km/hを越えると、少し振動を強くハンドルに感じることがあって、高速道路では時速80~90km/hくらいが私にはベストでした。 メータはデジタル液晶画面で必要な情報が一目でわかるシンプルなデザイン。リアシート周りは細めでスタイリッシュな分、積載性は低いので、シート下かどこかにフックがあれば便利なのになぁとか、ウインドシールドがあったら快適性もUPでカッコイイのになぁ~などと思う面もありました。

印象的でスタイリッシュなフロントマスク。中央にポジションランプ、ヘッドランプは左右に

見やすいフル液晶マルチファンクションメーター。ギアポジションインジケーターも表示

2.車両紹介


水冷4ストローク直列2気筒DOHCを搭載したネイキッドモデルで、精悍なフロントデザインが印象的。フロントは倒立サスペンションで、前後ともアルミ鋳造10本スポークホイールにラジアルタイヤを標準装備している。 メーカー希望小売価格=68万7500円 全長2090mm×全幅755mm×全高1070mm/シート高780mm/車両重量167kg 総排気量=320cc 燃料タンク容量=14L 最高出力=31kW(42PS)/10750rpm

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