2024.11.22

【インプレッション】Honda CL250(ホンダ CL250)ツーリングマップル関西版の実走取材紹介!

ツーリングマップルでは、メーカーのご協力のもと、エリア担当者が注目して選んだ車両やグッズを、使わせていただいています。1日、2日試しただけじゃ分からない、長期、長距離使用のインプレッション記事をぜひご参考に。 まずは各エリアの実走取材で使用した車両のインプレをお届けしていきます。今回は関西編、Honda CL250(ホンダ CL250)の紹介です。 ※掲載の情報は2024年11月現在のものです

著・滝野沢優子・フィネス/撮影・治武靖明

1.車両インプレッション 1-1.ファーストインプレッション 1-2.実走しての所感 1-3.装備について 1-4.総評 2.車両紹介

1-1.ファーストインプレッション


レトロでシンプルなスクランブラータイプのデザインだということと、250㏄というエンジンサイズがのんびりツーリングするのによさそうだというのが、CL250を選んだ決め手。実際に目にしたときの印象は、 「オレンジ色のタンクがキレイ!アップマフラーの存在感がスゴくいい!」 大柄だというインプレをよく見かけていたから、予想していたよりコンパクトで軽快に乗れそうとも思って、これから始まるツーリング取材にワクワクした。

レブルのエンジンとフレームをベースにした派生モデルだが、見た目の印象はまったく違う。

タンクにはタンクパッドを装備

粋なカラーの「キャンディエナジーオレンジ」。ほかに「パールカデットグレー」、「パールヒマラヤズホワイト」の全3色

1-2.実走しての所感


水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒のエンジンはトコトコという排気音が小気味よく、24馬力のパワーも必要十分。心配だった足付きも悪くなく(シート高は790mm)、身長159㎝(足長め)の私でも両足のつま先がしっかり付くので問題なし。ライディングポジションの自由度も高く、アシスト&スリッパークラッチやクッション性のよいシートのためか、長距離走ってもあまり疲れない。 また、デザイン的にもイケてるタンクパッドはニーグリップしやすくてよい感じだった。Uターンや取り回しも不安なく、細かい道でもどんどん入って行けるし、少々ラフな路面でも不安なく走れた。

パワーユニットは水冷単気筒のDOHC250ccエンジン

存在感のある大き目のアップマフラーからは耳に心地よいトコトコという排気音が

1-3.装備について


丸目のヘッドライト、楕円形のテールランプともLEDで十分な明るさと視認性もばっちり。リアシートはフラットで広めなので、タンデムツーリングも快適にできそう。大き目の荷物を載せることがあったが、ウインカーなどランプ類と干渉することはなかった。 燃費は34~39㎞/km。ストップ&ゴーの多い調査取材だったのでこの数値だが、ロングツーリングならもう少し伸びると思う。

ヘッドライトは4つの直射式LEDライトが個性的なデザイン、明るさも十分

リアライトもLED。急ブレーキをかけると、ハザードランプを高速点滅させて後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルを装備。幸いなことに取材中に作動させることはなかった

レトロなイメージのタックロールシートは座り心地よし

1-4.総評


シンプルで飽きの来ないデザイン、トコトコと街乗りツーリングからワインディング、高速走行までオールマイティに楽しめる走行性能で、初心者や女性ライダーでも無理なく乗りこなせそうと感じた。ただ、イグニッションキーの位置がタンクの左下で、ハンドルロックは右側にあるのは慣れなかった。 オレンジと黒のシンプルなフォルムなので、海をバックにした絵柄が最高によかった。とくに台風一過後の、大阪・泉南のマーブルビーチでは、白砂と青空、海の青にマッチして最高の1枚になった、と思う。

自分で撮った中でのベストショットはこれ!白砂のマーブルビーチ(ツーリングマップル関西 P.25L-5/中国・四国 P.50L-5)。関空へ続くスカイゲートブリッジをバックに

▶Honda CL250 単気筒250ccエンジンを搭載したスクランブラーモデル。力強さを感じるアップマフラーが印象的。好みのスタイルにカスタマイズできる純正アクセサリーも充実。 全幅830mm×全高1135mm×シート高790mm/車両重量172kg 総排気量249cc/燃料タンク容量12L/最高出力18kW (24PS) / 8500rpm

紀州最西端、日の岬にある日の岬灯台(ツーリングマップル関西 P.3E-1)。紀伊水道が一望のもとに見渡せる。灯台のすぐ下まで入れるのでバイクとの2ショットも可能

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