2025.02.28

行きたい!撮りたい!ツーリングマップル表紙撮影地紹介【北海道&関西編】

みなさんこんにちは!発売が近づいてきた「ツーリングマップル2025」、毎年恒例の表紙と撮影地の紹介です。今回はST版(通常版)の北海道エリアと関西エリアをピックアップ! ツーリングマップルの表紙写真は、見た人が 「これどこだろ? 行ってみたい!」 「カッコいい!こんな風に走りたい」 と思っていただけるものを目指して選び、作っています。少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

著・編集部マスキ

1.北海道エリア 中標津町 開陽台ミルクロード(町道北十九号)MAP 44A-5


さて北海道です。いかにも「北海道ならでは」の起伏ある直線道ですね!ここは地球が丸く見える展望が開ける「開陽台」の麓に延びる直線道、中標津町道北十九号。別名「ミルクロード」です。ミルクロードと言えば、熊本県阿蘇も有名ですが、こちらも北海道の中でも「ライダーの聖地」のひとつとしてあげられるほどのスポットです。

ライダー:清水聖児 カメラマン:小原信好

なんせこの直線道ですもんね。バイクで走ると気持ちいいのは言うまでもありません。実は北海道担当・カメラマンの小原さんもここが表紙になるのが念願だったそう。道東エリアのツーリングではぜひ走りたいものです。あわせて野付半島に行くも良し、南下してきた太平洋シーサイドラインを走るもよし、周辺のツーリングも楽しめますね。

ああ、思い出すとまた走りたくなる・・・

でもって北海道の取材・撮影マシンはHonda NX400。ロングセラーだった400Xをベースに新たに開発されたクロスオーバーマシン。僕も実際に乗って走ってみましたが、変なクセがなく、非常に運転しやすいバイクでした。見た目もシュッとしててなかなかの男前(女前?)ですよね。

インプレッション記事は下記よりどうぞ!

2.関西エリア 和歌山県湯浅 醸造の香り漂う重伝建地区MAP 9 I-3


続いて関西エリア。まず取材・撮影車両はHonda CL250。ここ数年、中型クラスの売上トップを誇るレブル250と主要パーツを共通にしつつ、スタイルはガラッと違うスクランブラータイプのマシン。すでにおなじみですね。今回は鮮やかなオレンジカラーを選びました。

インプレッション記事はこちらより

そんなCL250での撮影地は、醤油発祥の地として知られる和歌山県湯浅町の重伝建地区。タンクのオレンジ色がとてもマッチする、歴史感じる街並みを背景にしていますね。

ライダー:滝野沢優子 カメラマン:治武靖明

ライダーの後ろに見えるのは、江戸末期創業、「金山寺味噌」の太田久助吟製。「金山寺味噌」とは米、麦、大豆を麹に仕立てたところに刻んだ夏野菜を入れ、熟成させてつくられた味噌。調味料としての味噌ではなく、おかずとして食べられる「なめ味噌」です。 もとは鎌倉時代の禅僧・覚心が1254年頃、宋(現中国)よりその製法を持ち帰り、湯浅の地に伝えたとされ、この辺りでは今も昔ながらの製法で作られています。 その金山寺味噌の製造過程で、漬けられた野菜から塩の浸透圧で水分が染み出ます。この「汁」は、本来カビや腐敗を招くため捨てていたものの、ある時、味噌を作っていた人がその汁を舐めてみたところ、実に芳醇で滋味深いうま塩味が口中に広がるではありませんか。その発見が周囲の人に広まり、いつしかこれを調味料として使うようになったそうで、これが「醤油の元祖」と言われています。 やがてその「うま汁」を目的とした「醤油醸造」が始まるのですが、湯浅は水運の基地でもあったため、そこから商品としての醤油が一気に日本各地に広がっていったそうです。

バイクを降りて歩きたくなる街

まとめ


ツーリングマップル2025 北海道と関西の表紙・撮影地紹介でした。いかがだったでしょうか。関西の湯浅について書いたように、一枚の写真から、その背景の歴史を紐解いてみると、興味の湧き方が全然違ってきて、なおさら言ったときの感慨も深いものになります。「どっか出かけたいけど、いいとこないな~」と悩んでいる方は、このようなアプローチをしてみるのも面白いですよ!ではまた次回!

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