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2024.11.13
【考察】「クルマの免許で125㏄乗れる」を待つより小型二輪免許をとろう!こんなカッコいいバイクに最短3日で乗れる!
前回の考察「もうすぐ普通自動車(クルマの)免許で125ccに乗れるってハナシ…」(記事末尾リンク参照)で、「クルマの免許で125㏄に乗れる」”ウワサ”の真相をまとめました。正直言って、これでツーリングを楽しむのはちょっと厳しいかな、と思っちゃう内容でした。 だからもし、「バイクに興味がある!だけど二輪免許を持っていない」という人が、この「新基準原付」を楽しみに待っているとしたら、声を大にして言いたい!(僕、声通らないんですけど…) 「いますぐ小型二輪免許を取りましょう!その方がシアワセになれますよ!」って
小型二輪免許は最短3日で取れる
というわけで今回の記事では、 ★前半:小型二輪免許のおすすめポイント ★後半:小型二輪で乗れるいろいろなバイク の紹介をしていきます。 早速ですが、小型二輪免許のおすすめポイントは、なんといってもクルマの免許があれば、指定教習所で「最短3日で取れる」という点でしょう。各種サイトでは「最短2日」という見出しがよく見られますが、2日で取れるのはAT限定。MTは最低でも3日必要となります。時間(コマ)数で言った方が分かりやすいかな。 小型二輪免許の取得に必要な時間は ★AT:技能8時間+学科1時間 ★MT:技能10時間+学科1時間 1日に受けられる技能教習は4時間までと法律で決められているので、ATは2日、MTは3日となるわけです。教習所によっては短期集中的に取れるようなパックプランを提供しているところもあるので、うまく活用しましょう。 とはいえ、あまり最短日数を意識しすぎる必要もないと思います。いずれにせよ少ない時間数でバイクに乗れるようになる、これが小型二輪免許の魅力です。1日2時間程度でも5~6日あれば取れるわけです。
まあヒャッハー!とはならんやろうけど、すごく手軽な印象です
小型二輪免許(MT)の取得費用は8~10万円程度
いっぽうかかる費用はどうかというと、地域や教習所、時期によって幅があるのですが、小型二輪(MT)で大体8~10万円程度。AT限定の場合は教習時間が2時間少ないこともあり、これより1~2万円近く安くなります。 ※いずれも車の免許を持っている前提 ※この他諸経費がかかります 高いとみるか、安いとみるか、人それぞれだと思いますが、僕は、二輪の教習は(受けたのは普通二輪と大型二輪ですが)それ自体がけっこう楽しかったなあ、という記憶があります。だから楽しくバイクの乗り方を習得できて、免許も取得できて、お得だったんじゃないかなぁ、と思っています。 なお、ひとつ上のクラス、400ccまで乗れる普通二輪免許(MT)を取るには11万~13万円程度かかります。小型二輪(MT)とそう大きくは変わらない気がします。
年齢によって割引があったり、予約が取りやすい有料オプションをつけられたりで、実際の金額はさらに増減します
ハマる気満々なら、普通二輪免許(400cc)を取っちゃおう!
普通二輪免許(400㏄)も、二輪免許なしの状態から受けることができるので、「将来的に250㏄とか400㏄クラスにも乗りたいな、乗りたくなるかもな」、と思っている方は、最初から普通二輪を取る方が良いでしょう。取得にかかる日数は増えますが、費用はすこしの上乗せで済みます。当然ですが、選べるバイクの幅が一気に広がるし、126cc~のバイクなら高速道路も走れます。個人的にもどうせ取るならこっち推し。 でも「先のことはまだわかんない」という方や「とりあえずハンターカブに乗りたいんだよ、オレは」という方は、まず手軽な小型二輪免許を取っちゃうのも全然アリです。 それでやっぱり「もう少し大っきいの乗ってみたいな」となったなら「限定解除」の教習コースを受け、普通二輪免許をゲットしちゃいましょう。 「限定解除」に必要な教習時間と費用は大体 小型125MT→普通400MT:5時間 6~8万円程度 小型125AT→普通400MT:8時間 8~10万円程度 といったところです。
当然、二回に分ける方が手間だしお金も余計にかかるけど、”普通”を取っても「結局乗らなかった」って場合もありますから、何が正しいってことはないです
小型二輪免許で何に乗れるのか?
さて、小型二輪免許を持ったらどういうバイクに乗れるのか、実際に「新車で買える」マシンを見ていきましょう。125㏄以下クラスというと、スクーターが多いイメージですが、意外と個性的なモデルもありますよ。今回は僕の独断と偏見と好みで、気になるマシンをピックアップしました。もうね、ほぼ見た目のみで選んでます「バイクは見た目が9割」です(キリッ)!
圧倒的人気のハンターカブ & PCX
このクラスはやはりホンダがバリエーションも多く、個性の光るモデルが多いのですが、まず125㏄クラスの国内販売台数トップ2を張っているのがCT125ハンターカブとPCX。アウトドア好きが喜びそうないかにも"遊べる"ハンターカブと、利便性・操作性に優れたPCX。この2台ならツーリングもばっちり楽しめるでしょう! もしキャンプツーリングなど、アウトドア系のアクティビティを楽しみたいなら、クロスカブ110もいいですよね(僕は見た目はクロスカブが好みかな)。もちろん、スーパーカブ125㏄もありますよ。以前オフィスにも遊びに来てくれた”ちがみなさん”のイメージがありますが、かわいらしいですよね。
PCXはスマートキーとかUSB充電とか装備も充実してパワーもあって、このお値段。そりゃ人気だわ
クロスカブとスーパーカブ。どっちもカワイイ。カスタムパーツもめちゃ豊富なので、自分好みにしていくのが面白そう
カワイイ!けど走りもしっかりなダックスとモンキー
唯一無二のスタイルで人気なのが、ダックス125やモンキー125ですね。どちらも動物の名前がバイク名になっているところもイイ(ダックスはアヒルじゃなくて、ダックスフンド=犬です。) 実は「山と高原地図」編集部のタカニシが、免許を取って初めての「公道デビュー」で乗ったバイクもダックスでしたね(リンク記事参照)。初心者にもやさしく、かわいらしいバイク。カブシリーズ同様、ロータリーエンジンでクラッチレスのため、エンストの心配もありません。 かたやモンキーは、かつては50ccモデルでおもちゃのような小さなマシンが特徴的でした。今でも根強いファンが多く、カスタムを楽しんでいる姿を見かけます。そんなモンキーが、車体もパワーも大きく生まれ変わって登場したのがモンキー125。大きくなってもフォルムはそのままで、どこからどう見てもモンキーです。純粋に、ツーリングが楽しみやすくなったのではないでしょうか。
とにかくカワイイ(ばっかり言ってるw)。だけど乗り心地はしっかりバイクしてます
タカニシの初公道バイクはダックスでした(下記リンク記事参照)
ヤマハからはとにかくカッコいいXSR125や、トリシティも
ヤマハからは、2023年10月、このクラスに新たなスポーツモデルがリリースされました。「YZF-R125」「MT-125」「XSR125」という、いずれも上位クラスのモデル(いわゆる兄貴分)が存在するマシンですが、共通した特徴が、そのサイズ感。車格は250㏄クラスと比べても遜色ないです。僕みたいにある程度カラダの大きな人でも、乗って違和感ないというのはありがたいですね。中でも特にXSR125の、ネオレトロなフォルムやカラーが僕は好き。 それ以外にもヤマハには、「前二輪」の代名詞ともいえるトリシティ125があります。僕はトリシティでは155㏄と300㏄に乗ったことがありますが、見た目に反してワインディングを走るのがとっても気持ちよく、楽しかったですよ。
同時に発表された3台の125㏄マシン。お好みでどうぞ
トリシティでツーリング!楽しいよ(こちらは155㏄です)
ゆるキャン△の特別編でリンちゃんもトリシティ乗ってた。コラボ記事もあります
スズキからは本格的なスポーツモデル
スズキの125㏄モデルにも、スポーツタイプがラインナップされています。GSX-R125とGSX-S125はこのクラスのスポーツモデルの中でも本格的なスポーツライディングができると評判のマシンです。 こちらの車格もコンパクトではあるものの小さくなり過ぎず、僕でもいい感じに乗れそうです。まあ、僕のことはどうでもいいんですが…。いや、どうしてもね、身長180cmくらいのガタイの人間が小さいバイクに乗ると、どうしてもね。アンバランスになっちゃうんですよね…。まあそんなことはいいんですけど。
GSX-R125は各種レビュー記事を読むととても評判がいい。見た目もカッコいいですね
カワサキZ125PRO、KTM125DUKE、ハスクバーナSVARTPILEN125
こういうやんちゃなタイプが好きな人もけっこういるんじゃないかな、っていう3台をまとめて。都会にもとても似合うし、峠なんかをブイブイ走るのも楽しそうです。なおKTM125DUKE、ハスクバーナSVARTPILEN125はエンジンとフレームが共通なんですって(ハスクバーナがKTMグループ傘下にあることによる)。
コンパクトでヒラヒラ舞えそうな3台。デザインもとんがってますね✨
MUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)がかっこよすぎる
まだまだありますよ!おしゃれで活かしたデザインの125㏄バイク。MUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)は、イギリス バーミンガムを拠点に、過去多くのビンテージカスタムバイクを手掛けてきたペニー・トーマス氏が興したメーカー。125ccと250㏄でラインナップを構成していますが、どのモデルも洗練されていてカッコいいのです!実は僕もバイクを買うとき、こちらのヒルツ250が購入候補1位だったことがあります。今でも置いてあるとじいーっと見ちゃうもんね。もう一台のAkitaはその名から想像がつくかもしれませんが、日本の秋田犬をイメージして作られたバイクです。存在感あるタンクががっちりしてて、たしかに秋田犬と共通してる気がします。そう思うとたくましくもかわいく見えてきませんか?ほかにもたくさんあるのでぜひサイトをチェックしてみて下さい!
個人的にドストライクなんですよ・・MUTTのバイク😅かっこよすぎません?
そして実は前述のタカニシ編集部員が2回目の公道で乗ったのがMUTTのHiltsなのでした(250㏄)。下記記事リンク参照ください
ベネリ、BRIXTON、F.Bモンディアル…海外勢が充実している
そのほかBRIXTON(ブリクストン)のクロスファイア125、Benelli(ベネリ)のレオンチーノ125、F.BモンディアルのHPS125など、なかなか個性的で、それでいてカッコいいバイク、探せばたくさんありますよ!モーターサイクルショーなんかに行くと、こういったバイクが一気に見られるので、興味を持った方はぜひ足を運んでみましょう。
いやはや、どれもいい色、いいデザインです。乗ってみたい!乗ろう!ちょっとそういう企画考えます…
まとめ
いかがだったでしょうか。小型二輪免許のススメ、そして125㏄クラスの個性が光るバイクたち。 クルマの免許で乗れる125cc、どんなのがラインナップされるかまだ分かりませんが、とにかく制限、特に交通ルールの縛りがつらい気がします。なので、乗るつもりの方はお手軽な小型二輪免許を取っちゃいましょ!後半紹介した車種はあくまで新車で買えるものに絞ってますが、中古にも目を向ければめちゃくちゃ豊富にバイクがあります。試しにネットで見てください。心奪われる出会いがあるかも… ではではまた次回、よろしくおねがいします!f